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コラム
2021.07.13
一日の汗の量はどれくらい?水分不足は集中力への影響も
体から出ていく水分
普段私たちは、どちらかというと「体から出ていく水分」よりも「体に取りこむ水分」のほうに意識が向きがちです。
しかし普段意識しづらい「体から出ていく水分」が体に与える影響は小さくありません。
今回は普段なかなかスポットが当たらない「体から出ていく水分」に注目し、その影響や対策を見ていきます。
一日に失われる水分は2.5Lもある
では実際に、人間の体内から毎日どれくらいの水分が出ていくのでしょうか。
一般的な成人の場合、一日に失われる水分量はおよそ2.5Lといわれています。
その中で一番割合が高いのは排尿です。排便で出る水分とあわせると、トイレでの排泄で一日1.6L程度の水分が出ていきます。
そのほかには、汗や普段の呼吸から出ていく水分が一日0.9L程度あり、これら全てをあわせると一日2.5Lの水分が失われる計算になります。
「そんなに汗をかいているかな?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、本人が自覚できる汗をかいていなくても、人間の体からは水分が失われています。
これを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といい、文字通り、本人は感じていないのですが、体が体温を調節するために皮膚や呼吸を通じて水分を蒸発させているのです。
水分不足は集中力や判断力の低下を招く
ここで意識したいのは、本人が気付かないうちに体の水分はどんどん失われているという事実です。
人間と水分は切っても切り離せない関係です。実際に人間の体の約60%は水分でできており、この水分が失われると体に様々な悪影響がでてきます。
例えば、集中力や判断力、記憶力といった頭を使う作業への影響は避けられません。
水分不足や脱水症状といった言葉を聞くと、どうしても暑い日や運動をして汗を大量にかくといった状況を想像しがちですが、実は日常的にありうる危険なのです。
失われた水分はこまめに補給をしよう
ここまで「体から出ていく水分」とその影響や危険性をみてきました。そして、体から失われた水分は補給するしか対策はありません。
厚生労働省が毎年実施している「健康のため水を飲もう」推進運動でも、水分不足の危険性とその対策としてこまめな水分補給を勧めています。
とはいえその全てを、水を飲むことで補給する必要はありません。人は一日のうちに食事で約1.0Lの水分を補給し、また体内でも約0.3Lの水分を作り出しています。
そのため、実際に水を飲んで補給する必要があるのは残りの1.2L程度です。この量を一日の中でこまめに補給しましょう。
厚生労働省では具体的な水分補給のタイミングとして、寝る前、起床時、スポーツ中及びその前後、入浴の前後と喉が渇く前の水分補給を挙げています。
これに加えて、是非意識してほしいのが「仕事時」における水分補給です。
特にデスクワークや新型コロナウイルスの感染対策を機に広まったテレワークでは、座りっぱなしの長時間作業になりがちです。
ここで水分補給を怠ると、仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、最近テレワークをしているけど、どうも集中できない、効率が上がらないといった悩みを抱えている方の原因は水分不足かもしれません。
これをきっかけに、一度の水分補給の状況を見直してみてはいかがでしょうか。
テレワークやおうち時間の充実にウォーターサーバーを
新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちの生活は大きな変化を迎えています。
例として、テレワークといった場所や時間に縛られない働き方の定着、3密の回避や不要不急の外出自粛によるおうち時間の増加などが挙げられます。
特にテレワークでは、これまでと違う環境で仕事をしなければならないことから、集中できない、効率が上がらない、長時間労働になりがちなどの悩みが出てきています。
サニクリーンでは水分補給が仕事のパフォーマンスに与える影響に着目し、テレワーカーの皆さんへウォーターサーバーの導入をお勧めしています。
<参考文献>
・鈴木宏明「水のはてなQ&A55」桐書房
・厚生労働省「健康のため水を飲もう」推進運動
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html