コラム

2020.08.24

歯医者がすすめる口臭予防・対策「仕事中に臭いが気になったら水で簡単にケア」

オフィスシーンで、たびたび問題になる「口臭」や「歯の着色」。お口のニオイや黄ばんだ歯で、同僚や取引先に不快な思いをさせている従業員・スタッフはいませんか?

お口のケアと言えば歯磨きが基本ですが、もう一つ、カギになるのが「水を飲むこと」。毎日、水を飲むのが習慣になっている人は、口臭や歯の着色を予防できるだけでなく虫歯にもなりにくいようです。

というわけで、今回は「水を飲むことと口腔内の健康管理」について、東京国際クリニック/歯科・副院長の山口絵美先生にお話を伺ってきました。

Q:水を飲むことで、虫歯や歯周病の予防効果はありますか?

もちろん毎日の歯磨きが一番重要なのですが、こまめに水を飲んでいる方は虫歯・歯周病になりにくいと思います。

水を飲む効果として大きいのは、口腔内に「流れ」ができて汚れが停滞しにくくなることです。口腔内が乾燥していると汚れがこびり付きやすく、汚れのなかに生息する細菌によって虫歯や歯周病にかかりやすくなります。虫歯や歯周病を予防するには口腔内の乾燥を防ぐことがポイントになりますが、水を飲むことで口腔内が潤い、汚れが定着しにくくなるので、予防の観点から一定の効果があると思っています。

●口腔内が酸性から中性に戻りやすくなる

また、私たちの口腔内は食事をするたびに酸性に傾きます。口腔内が酸性に傾いていると歯が溶けやすく、酸性の時間が長くなるほど虫歯のリスクも高くなりますが、水を飲むことで一度酸性に傾いたpH値が中性に戻りやすくなります。これも虫歯予防につながるポイントです。

唾液には口腔内のpH値を中性に戻す作用がありますが、この唾液の働きをサポートしてくれるのが水だと言えます。水は中性なので、水分を補うことで酸性に傾きにくい口腔内になるわけです。

Q:水を飲むことで、ドライマウスや口臭の予防効果はありますか?

慢性的に口腔内が乾燥している状態を「ドライマウス(口腔乾燥症)」と言います。近年、ドライマウスに悩む方は非常に多くなっています。

●ドライマウスや口臭の軽減につながる

繰り返しになりますが、ドライマウスで口腔内が乾燥すると歯に汚れがこびり付きやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。そして、虫歯や歯周病は症状が進むと口臭の原因にもなるので、ドライマウスからすべてリンクしているというか、悪循環に陥ってしまうわけですね。この悪循環を断ち切るために、クリニックでもドライマウスの患者さんには積極的に水を飲むようにご指導させていただきます。

口臭に関しては、自分のニオイは慣れてしまうので気づきにくいですし、周囲の人が気づいたとしてもなかなか本人には言いづらいものです。これが口臭の難しいところだと思います。ただ、水を飲んでお口を潤すことである程度は軽減できますので、お口のエチケットとしておすすめします。

Q:水を飲むことで、歯の着色の予防効果はありますか?

水を飲むことは歯の着色防止につながると思います。極端な話、歯の着色が起きないものは水しかありません。一方で、赤ワインやコーヒー、紅茶など色の濃い飲み物は特に着色しやすいと言えます。

ドロドロ・ネバネバする食べ物にも注意が必要

色の濃さもそうですが、食べ物の形状や性質にも注意が必要です。私たちの歯の表面は一見なめらかに見えますが、実は細かい溝があります。口の中でドロドロ・ネバネバする食べ物は歯の溝に残ってしまい、色素沈着を起こしやすくなるのです。具体的には、チョコレートやクッキー、ドーナツなどがイメージしやすいでしょうか。このような食べ物は歯の溝から出ていきにくいので、食べた後に水を飲んで洗い流してあげると着色を軽減できます。

Q:水を飲むのに良いタイミングはありますか?

歯科医師の立場からすると、食事の前後や食事中に水を飲むのがいいと思います。食事の前に水を飲むことで、口腔内に汚れを付きにくくする効果が期待できます。また、食事中に水を飲むことで酸性に傾いた口腔内を中性に戻すことができます。食後に水を飲むのは、口腔内に水の「流れ」をつくることで汚れを定着しにくくするためです。

●歯に汚れが定着しくにくくなる

歯の表面に定着した汚れ(プラーク)は、物理的に歯磨きをしてこすらないと落とせません。ですが、毎食後に必ず歯磨きができるわけではありません。たとえば、昼食後に歯磨きやうがいができない場合は、水を飲んでおくだけでも汚れの定着を防ぐには効果的です。

飲む水の温度ですが、胃がびっくりしないくらいの温度がいいでしょう。冷たい水のほうが美味しいという方は多いと思いますが、知覚過敏の方などは冷たい水は飲みづらいと思います。自分が飲みやすい温度で飲むのがいちばんです。

Q:オフィスで働く人に向け、アドバイスをお願いします。

●オフィスで飲むなら水がベスト

クリニックでも、炭酸飲料やスポーツドリンクを飲む習慣がある方には飲み物を変えてもらい、変化を観察することがあります。口腔内の組織は反応がすごく素直なので、ちょっと習慣を変えるだけでも変化が現れるんです。

結論としては、オフィスで日常的に飲むなら水がベストだと思います。ただし、水を飲むだけで虫歯や歯周病を予防できるわけではありません。虫歯・歯周病予防の鉄則は歯磨きなので、毎日の歯磨きはきちんとしてくださいね。

Q:先生ご自身の水に関するこだわりを教えてください。

以前はお茶を飲むことが多かったのですが、口腔内の病気を予防する観点はもちろん、健康や美容の面から、老廃物を流したり血液のめぐりを良くしたりするにはやっぱり水がいいなと思い、習慣的に水を飲むようになりました。テレビなどでよく「1日2リットル」と言われますが、なかなか2リットルは飲めません。ですが、毎日1リットル以上は飲んでいますね。

最近は、美味しくて飲みやすい水が増えていると思います。銘柄などにこだわりはありませんが、基本的には軟水を好んで飲みます。きっと体も日本仕様にできているので、軟水のほうが飲みやすいと感じますね。

サニクリーンのウォーターサーバーと蒸留飲料水「ディスティオ」

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その他、サニクリーンのウォーターサーバーや、蒸留飲料水「ディスティオ」の特徴・料金などは以下からご確認ください。

>> ウォーターサーバーについて
>> 蒸留飲料水「ディスティオ」について
>> 料金について

 

取材にご協力いただいた先生

東京国際クリニック

歯科 副院長

山口 絵美 先生

>> 東京国際クリニック/歯科

https://www.period.tokyo/

 

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後日、集配担当者がお伺いして、ウォーターサーバーとボトルを設置し、使い方をご説明します。