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コラム
2016.05.31
実在する砂漠のオアシス
雨は降れど水源ならず
地球上の面積のうち、6分の1を占める砂漠。そんな砂漠にも水源となる雨は降るが、降水量はわずかで、3~4年にもわたり雨が降らないこともある。そして、やがて降った恵みの雨も、砂漠という乾燥した空気を持つ場所では蒸発してしまう。降水量より蒸発量のほうが多いため、雨を貯めて水源とするということができない。しかし、砂漠の周辺にある山に降った雨や雪は、やがて砂漠の地下水になり、それがオアシスの水源となる。オアシスというと、実在しない幻のようなものというイメージが強いかもしれないが実在している。
フィクションの世界のようなオアシス
実際に存在するオアシスですが、私たちがイメージする絵に描いたようなオアシスとなると、広い世界を探してもほとんどないのが現状だ。しかし、そんな見事なオアシスが、南米ペルーには存在する。
「ワカチナ」といわれるその大規模なオアシスは、周囲を木々や砂丘で囲まれている。ワカチナの周りでは町が形成され、砂漠の中に突如出現したかのような見事なオアシスの恵みにより、現地の人々の生活が営まれている。
砂漠の水瓶となるオアシス
砂漠で生活する人々にとって、雨がほとんど降らないことに加え、激しい空気の乾燥から「お水を貯めておけない」という大きな悩みがある。その点、オアシスという砂漠の水瓶があれば砂漠での人々の生活を豊かにしてくれる。オアシスからは地下水が湧き出ているため、それが続く限りは枯渇することはない。しかし、それでも現地の人々が感じるお水の苦労がゼロになることはないはずだ。そのようにお水が貴重な環境だからこそ、おのずと「お水を大切に使う」という気持ちが育まれていくのかもしれない。