使わない紙オムツは、ほかの子どものために使おう
使わなくなった紙オムツ、どうしていますか?
使わなくなった子どもの紙オムツ、どうしていますか?
自宅以外にも、実家に紙オムツがたくさん余っていたりしませんか?
しかも、捨てるにはもったいないほど。
そこで、使わなくなった紙オムツの利用方法をネットで調べてみました。
「子どもが下痢をしたときに履かせる」、「吸水性がよいからぞうきん代わりに使う」、「冷却シート代わりに冷やしておでこに貼る」などなど。
そんな中、「ほかの子どものために役立てる」という選択肢があることに気づきました。
保育園や児童養護施設に寄付する
保育園にもよりますが、緊急時に備えて予備用の紙オムツを保管しているところがあります。
そのような保育園では、紙オムツの寄付を受けつけていることがあります。また、同様に乳児園などの児童福祉施設でも寄付を受けつけていることがあります。
このような施設を調べて、紙オムツを寄付してみてはいかがでしょうか?
ただし、寄付をする前には必ず、先方へ問い合わせて寄付を受けつけているかどうか確認しましょう。
たとえ、寄付を受けつけていても、紙オムツのパッケージ袋が破れているものはNGだったり、指定の送り方があったりなど手続上の確認は事前に必要です。
ほかにも、海外途上国への物資支援として紙オムツの寄付を募集している団体や、NPO法人が運営する保育園が紙オムツの寄付を募集している例もあります。
興味があれば、以下のサイトをご参考ください。
<参考>
NPO法人フローレンス「おうち保育園」
http://www.ouchi-hoikuen.jp/
国際社会支援推進会 ワールドギフト
http://world–gift.com/kihu/kamiomutsu-tokyo.html
被災した子どものためにとっておく
記憶に新しい熊本の大地震で、このようなニュースが報道されました。
相次ぐ地震で大きな被害を受けた熊本県益城町(ましきまち)で、保育園の園長が避難所で不足していたおむつや粉ミルクなど乳幼児向けの物資の提供を無料通話アプリ「LINE」で呼びかけたところ、一夜にして保育園に多くの物資が寄せられた。(中略)おむつなどが届いた空港保育園は、同町内の新興住宅地の一画にあり、昨年4月に開園した。134人の園児が通うが、断水の影響で給食を出せなくなり、休園した。同園の平城まき園長は、被災した保護者から避難所でおむつの支給が少ないことを聞いた。「何か助けにならないか」と19日夕、LINEで以前の職場仲間に「子供に必要な物が足りず、避難所で困っている」と伝えた。さらに職場仲間が短文投稿サイト「ツイッター」に書き込むと、同園が乳幼児向けの物資を求めているという情報が拡散していった。
(2016.4.21 産経新聞より引用)
同じように東日本大地震でも、乳幼児や小さな子ども向けの物資が不足し、紙オムツやミルクなどの支援物資が全国各地から被災地へと送られました。
最近では、地震以外にも天候不順によって全国各地で災害が多発しています。
このように、大規模な災害が起きたときの被災者向け支援物資として、紙オムツを自宅に保管しておくという選択肢もあります。
また、自分自身が被災した場合、近所のお母さんがオムツがなくて困っているかもしれません。
被災時には地域で助け合うことが大切です。もしかしたら、使わなくなった子どもの紙オムツがこんなときに役立つかもしれません。
※2018年8月20日本文改訂
※2025年1月31日 筆者改訂