停電しても、水と塩だけで「スマホが10回」充電できる充電器
災害大国ニッポン
温暖化の影響もあるのでしょうか。世界規模で自然災害が起きています。
そこで、2018年を振り返って国内に目を向けてみると、福井の豪雪被害、大阪で起きた震度6の地震、西日本を襲った「平成30年7月豪雨」、9月の台風21号など、自然災害の発生に暇がない一年になりました。
また、9月に発生した北海道の大地震「平成30年北海道胆振東部地震」では、大規模な土砂崩れとともに、北海道全域が停電になるという、いままでに経験したことがないような被害が発生しました。
そこで、年末には大掃除だけではなく、災害時の備蓄品などの「家族を守る備え」もしっかりチェックするよにしましょう。
災害時に大切な、連絡と情報
今回、家族を守る備えのひとつとしてスグレモノの「スマホ充電器」をご紹介します。
いまの時代、災害時に必要な「連絡」と「情報収集」にスマホは欠かせません。
しかし、停電時にはコンセントからの充電ができなくなることから、スマホでの連絡や、情報収集に大変な不便を強いられてしまいます。
そこで今回、私がご紹介するのは、最先端の技術や製品を紹介する国際展示会「CEATEC(シーテック)2018」で紹介された、水と塩だけで電気を作る「スマホ充電器」です。
これなら、モバイルバッテリーといわれる「コンセントなどからチャージする充電器」のように、常に電気を充電しておく必要もなく、さらには「電池でチャージする充電器」のように、普段から電池を用意しておく手間もありません。

災害に備え、モバイルバッテリーは常にフル充電しておく必要がある
ちなみに、電池には「使用期限」があるので、「いざいうときに使えない」ということにならないように管理が必要です。
使い方はカンタン!
容器に塩と水、それに「マグネシウム棒」を入れてフタをするだけ。
これだけで、化学反応が起きて電気が発生します。
塩も付属されているので、あとは水を用意するだけ。水も飲むためのものではないので、災害時でも手に入りやすいと思います。
「スマホ充電器」驚きのスペック
USB端子があり、3,000mAhのスマホで約10回のフル充電が可能です。また、LEDランタンも搭載されています。

化学反応で溶けたマグネシウム棒。3本でスマホ約10回分の充電が可能
そして、うれしいことに保存期間は10年以上なので、購入後の管理や手入れはいりません。管理を必要とする電池とは違うところですね。

CEATEC(シーテック)2018で出展されていました
2018年10月現在、発売はもう少し先で価格は9,000円ぐらいとのこと。
一家に一台あると心強いアイテムですね。
<取材協力>
株式会社STAYERホールディングス
https://stayer.co.jp/