家事のネタ帳

水筒を乾かすアイデアとグッズ「100均から乾燥スティックまで」一挙公開

水筒を乾かすアイデアとグッズ「100均から乾燥スティックまで」一挙公開

学校や職場に水筒を持参する人が増えてきましたが、洗った後の水筒の水分をしっかり切らないでいるとカビが生えたり、雑菌が繁殖してイヤな臭いを発したりすることがあります。従来の水切りに加えて乾燥スティックや珪藻土、スタンドなどのグッズでしっかり水切りをしましょう。 

今回は、サニクリーンのおそうじマイスターが、家事をラクにする水筒を乾かすアイデアを紹介します。 

ちなみに、水筒は「合成樹脂製で飲料水などを持ち歩くための容器」、魔法瓶は「中瓶にガラス製の真空二重瓶を用いた飲料水を屋外に携帯するもの」と定義されているようです。 

水筒を乾かす理由と乾かし方のポイント

水筒を洗っている様子

雑菌やカビの原因になるので、水筒はしっかりと洗い乾かすこと

水筒をきれいに洗っても中に水分が残っていると、雑菌やカビが繁殖し、嫌な臭いの原因となります。水筒の清潔を保つためには、しっかり乾かすことが大切です。 

しっかり乾かすためには、水筒のパーツ(ゴムの部分も含む)をすべて外してから洗い、そのまま乾かします。 

水筒の部品を並べた写真

大抵の水筒のパーツは「ボトル」「フタ」「飲み口」の3つ

水切りカゴで水筒を乾かす様子

水筒の中に水分が残らないようにしっかりと乾かす

「エコカラット ボトル乾燥スティック(マーナ)」で水筒を乾かす方法

エコカラット ボトル乾燥スティック(マーナ)を使用している様子

「エコカラット ボトル乾燥スティック(マーナ)」をつかうと早く乾く

 夜に水筒を洗い「翌朝ボトルが乾いていない」ということはしばしばあります。 

そんな方におすすめしたいのが「エコカラット ボトル乾燥スティック(マーナ)」です。 

エコカラット-ボトル乾燥スティックを入れる様子

周りがシリコンでカバーされているため傷がつきにくい

エコカラットは湿気を吸収するセラミック素材で壁材としてよく使われています。ボトル乾燥スティックは、その特徴を活かしたもので水筒に入れて内部を乾かします。通常、7時間かかる乾燥が、ボトル乾燥スティックだと3時間で済むため時短にも優れています。 

また、濡れた水筒にボトル乾燥スティックを入れておけば、キャビネットや戸棚にそのまま入れても乾くので、「キッチンカウンターに物がいっぱいで乾かす場所がない」と悩むこともありません。 

ボトル乾燥スティックを使用したボトルと自然乾燥のボトルの比較写真

実験ではボトル乾燥スティックを入れた方が早く乾いた

実際に2つの透明のボトル(500cc)を使って実験した結果、スティックを入れた方は1時間ほどで乾き、スティックなしのボトルよりも速く乾きました。 

値段は1個1,078円(税込)なので、家族が多いと割高に感じるかもしれませんが、速乾性に優れ、使用場所を選ばない点を考えるとおすすめのアイテムです。 

水筒のパーツの乾かし方(フタや飲み口、ゴム部など)

水切りカゴで水筒を乾かす様子

水筒のパーツは外してしっかり乾かす

水切りカゴで水筒を乾かす際は細かいパーツも外すので、かなりのスペースが必要です。結果的にほかの食器が置きにくくなり、全体的に乾きが悪くなってしまいます。ふきんで拭いても、完全には乾きません。 

水筒のパーツは、なるべく重ならないようにバラバラにして乾かす必要があります。そのためには、水切りカゴとは別にパーツのみを乾かせるラックを使うのがおすすめです。 

吸盤ラックタイプの水切りカゴで水筒を乾かす様子

吸盤ラックにパーツを並べて乾かす

たとえば、キッチンシンクにスポンジや洗剤などを入れる「吸盤ラック」を設置し、シンクを使い終わった夜に、まとめて水を切っておく方法があります。 

水筒を乾かす様々なアイテム

水筒を乾かすアイテムはいくつかありますので、自分に合った方法を探してみましょう。 

  メリット  デメリット 
吸盤ラック
(シンクに設置) 
・省スペース
・細かいパーツを乾かせる
・購入しやすい 
・シンク内の水はねが気になる
・ボトル本体は乾かせない 
ボトル・グラススタンド
(自立タイプ) 
・水が切れやすい
・購入しやすい 
・スペースをとる
・大きい水筒には不向き 
ボトル・グラススタンド
(水切りカゴ
取付タイプ) 
・省スペース
・購入しやすい 
・水筒の数が多いと、水切りカゴが倒れる可能性がある 
シンク用スライド棚  ・水筒の数が多くてもOK  ・シンクが狭くなってしまう 

 

ボトル・グラススタンド(自立タイプ)

ボトルスタンドで水筒を乾かす様子

自立タイプのボトルスタンド

水筒を逆さにして水切りをよくする自立タイプの「ボトル・グラススタンド」は、100円ショップでも手軽に購入できます。 

しかし、スペースをとってしまうという欠点があります。 

珪藻土ボトル置きで水筒を乾かす様子

100円ショップで購入できる珪藻土ボトル置きも使いやすい

ただし、水筒が1、2本なら単体のボトルスタンドを使いましょう。場所もあまりとらない上にパーツを乾かすスペースもあるのでとても便利です(折りたたんで収納できます)。 

 

ボトル・グラススタンド(水切りカゴ取り付けタイプ) 

水切りカゴ取り付け型ボトルスタンドで水筒を干す様子

水切りカゴに簡単に取り付けられるボトルスタンド

水切りカゴの上部に引っかけるタイプのボトル・グラススタンドは、水切りしやすく、省スペースであることが特徴です。100円ショップで手軽に購入でき、家族の人数分揃えても大きな出費にはなりません。 

 しかし、片側に負荷をかけすぎると水切りカゴが倒れてしまう可能性があるため、重い水筒や水筒の数が多い場合には不向きです。

 

シンク用スライド棚

シンク用スライド棚で水筒を干す様子

シンク用スライド棚に水筒を置いて乾かす

シンク用スライド棚は、水筒の数が多くても倒れる心配がなく、一度に何本も置けるのが特徴です。 

しかし、シンクでほかの作業をするときに邪魔になってしまいます。ぶつかって水筒を倒してしまうこともあり、狭いシンクでの利用には向いていません。 

【おすすめ】水筒の乾燥に便利な「珪藻土(けいそうど)」

珪藻土ボトル置きで水筒を乾かす様子

珪藻土でできたボトル置きなども市販されており使いやすい

珪藻土とは、藻の一種である珪藻(植物プランクトンの死んだ殻)が化石となった土のことです。 

細孔(さいこう)と呼ばれる無数の小さい穴があり、吸水性に優れています。しかも放湿性もあるので乾くのが早いのが特徴です。 

このような特徴から、バスマットやコースター、水切りラックなどさまざまなアイテムで使われています。水筒を乾かすアイテムもその一つです。 

そこで、ここでは珪藻土でできた水筒を乾かすアイテムを2つ紹介します。 

 

ステンレスボトルドライヤー(珪藻土ボール入り)

ステンレスボトルドライヤーKarariと水筒の写真

ステンレスボトルドライヤー(Karari)

珪藻土を使った「karari(カラリ)」シリーズには40種類以上ものアイテムがあります。その中の「ステンレスボトルドライヤー」は、置き場所に困らずに乾かせるスリムタイプの珪藻土アイテムです。 

 

珪藻土ブロック(100円ショップ)

猫型の珪藻土ブロックの写真

ねこ型など様々な珪藻土ブロックが市販されている

珪藻土ブロックは100円ショップで手軽に買えるアイテムです。一般的には調味料や乾物類の調湿として使われていますが、水筒を乾かすアイテムとしても使えます。 

珪藻土ブロックをクリップを使って水筒に入れる様子

珪藻土ブロックをDAISOの「掛けられるステンレスピンチ」で挟んで吊るす

無印良品の「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」や100円ショップの「ステンレスピンチ」などで珪藻土スティックを挟み、水筒の縁に引っかけて乾燥させます。 

ただし、珪藻土は落とすと欠けてしまいやすいため、水筒の中に入れるときは丁寧におこなってください。 

 「食器洗浄機」に水筒はNG

食器洗浄機の写真

食器洗浄機での使用は避けたほうが良い

毎日の水筒洗いは面倒なので、洗ったら乾燥までできる「食器洗浄機(食洗機)」を使いたいと考える方も多いでしょう。しかし、通常の水筒は食洗機の使用はNGです。 

熱により部品が変形してしまったり、塗装やシールなどが剥がれてしまったりする恐れがあります。 

手洗いによる自然乾燥が面倒な人は、食洗機対応のステンレス製の水筒を使いましょう。 

水筒が生臭くなった際の対処方法(嫌な臭いの取り方)

水筒の汚れが落とし切れていなかったり、水分が残ったりしていると、雑菌が繁殖し、生臭さを感じることがあります。 

 パーツの嫌な臭いは、酸素系漂白剤(キッチンハイターやオキシクリーンなど)を使って除去しましょう。ボウルや洗い桶に漂白剤と水を入れて、30分ほど浸けおきします。 

 水筒の内側も酸素系漂白剤を使えばキレイになります。ぬるま湯と酸素系漂白剤を水筒の中に入れて30分ほど浸けおきしてください。ただし、水筒の外側は浸けおき洗いはできません。また、塩素系漂白剤の使用も変色の恐れがあるのでNGです。 

どちらも浸けおきが終わったら、よくすすいでしっかりと乾燥させてください。 

まとめ

今回は水筒をしっかりと乾かすアイデアとおすすめグッズを紹介しました。ちょっとした工夫や便利アイテムを使うことでより早く、しっかりと水筒を乾かすことができます。普段から水筒を使っている方はぜひ参考にしてみてください。 

 

<参考文献>
水筒の定義|消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/resinous/resinous_04.html

魔法瓶の定義|消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_01.html 

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