絶対にしてはいけない「蚊が多い庭の特徴」
デング熱のニュースはまだ記憶に新しいところ
もう10月だというのに、公園で遊んで帰ってきた我が子にビックリ。
なんと8ヶ所も蚊に刺されているではありませんか!
何らかの病気にならないかと心配になるほどの刺されっぷりに、虫除けスプレーをしておけばよかったとものすごく後悔しました。

虫除け対策に油断は禁物!
東京都渋谷区の代々木公園で、デング熱ウイルスを保有した蚊が発見されたことから、公園の大半を閉鎖した2014年9月のニュースはまだ記憶に新しいところ。
すべての蚊がウイルスを媒介するわけではありませんが、やはり刺されないことに越したことはなく、特に小さな子を持つ親にとっては心配事のひとつです。
温暖化の影響もあってか、近年はゴールデンウィーク時期や、厳しい暑さが終わった10月頃でも蚊に刺される傾向にあるようです。
蚊のいそうな場所に行くときには、しっかりスプレーなどの虫除け対策をしなければならないということを肝に命じておきましょう。
ちなみに、蚊は血を吸う時に皮膚にだ液を注入して痛みを麻痺させます。そのときに起きる皮膚のアレルギー反応が、かゆみや腫れを引き起こすのだそうです。

かゆみが数日続くことも
また、人によっては強いアレルギー反応を起こして、数日間もかゆみがおさまらなくなったり、1〜2日後にかゆくなることもあるようです。
蚊が多いお宅にありがちなお庭

蚊が出やすい庭には共通の特徴がある
「どうしてウチには蚊が多いのかしら?」
先日、お友達のお母さんと話している時の会話です。そこで、そのお母さんの話をよく聞いてから厚生労働省のホームページに載っている「蚊に刺されないようにする対策」を読んでみると、やってはいけないことばかりのお庭であることがわかりました。
まずは「下草」。
下草とは書いて字のごとく丈の短い、足の下の方に生えている草のことです。蚊は普段下草に身を潜めて、熱や汗などを感じ取って血を吸いにきます。待ち伏せのようなものでしょうか。

もともと低い場所に生息する蚊にとって下草は恰好の棲家
このように、芝生や雑草を伸ばしっぱなしにしているお庭は、蚊にとって恰好の棲家になります。雑草を抜いて、芝を短く刈り込みましょう。
次に、庭に放置された「遊具」。
蚊は水の流れがある川や池などではなく、水の流れのない小さな水たまりを好んで卵を産みます。

産卵場所になる恐れあり
長い間、お庭に遊具を放ったらかしにしておくと、雨水が溜まって蚊の産卵場所になってしまいます。
遊んだ後のおもちゃは片づけて、遊具は雨水が溜まらないようにカバーをしましょう。
また、植木鉢の下に敷く水受皿も産卵場所になってしまう恐れがあるので、マメに水をかえましょう。

厚生労働省の啓蒙ポスター
ちなみに、蚊は卵から成虫になるまでに10日間ぐらいかかるそうで、メスは一生のうち4、5回、一回の産卵につき多くて300個もの卵を産むそうです。
なんか、ものすごく恐ろしい数ですよね。
皆さんのお宅のお庭は大丈夫ですか?
<参考文献>
厚生労働省「蚊媒介感染症」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164483.html