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コラム
2016.06.03
地震大国に生きる日本人が考えたい「災害時のお水」
災害時に痛感する水の大切さ
「蛇口をひねればお水が出る」。日本に生きる私たちにとっては当たり前なそんなことも、災害が起きると当たり前ではなくなることがある。災害によって水道管が被害を受けてしまうと、いつものように蛇口からお水を確保することができなくなる。平成7年1月17日に起こった阪神・淡路大震災では、9府県81水道が被害を受け、約130万戸が断水という状況に陥った。そのすべてが完全に復旧するまでには、3ヶ月もの期間を要した。
普段の生活で、1日あたりに使うお水の量は約240リットルだ。しかし、阪神・淡路大震災が起きてすぐの1週間、1人あたりに与えられたお水の量はたったの16リットルだった。震災から2週間経ってもその量は23リットル程度と、普段の生活で使うお水の量と比べるとその差は歴然だ。こういった経験をされた人の多くは、「蛇口をひねればお水が出る」という普段の暮らしがいかに恵まれているかを、身をもって知ったのではないだろうか。
給水車がきてくれれば安心というわけでもない
各自治体では、災害時の水確保にも取り組んでいる。「給水拠点の設置」や「非常時用の井戸の設置」などがその対策として挙げられる。各自治体が地道に対策へと取り組んでいるとはいえ、自治体に頼りきりでは災害時の水確保に苦労してしまうかもしれない。まだまだ私たちの記憶に新しい未曾有の大震災、「東日本大震災」でも、当然断水被害はあった。そういった被害があれば給水車が避難場所へと向かうが、東日本大震災のような多くの人が被災するような災害だと、その給水車からお水をもらうまでに何時間も並ぶ必要があるという状況も想定され、現に東日本大震災ではそのような話が聞かれることも珍しくなかった。
災害への備えとしてお水の備蓄を
災害というのはいつどこで起きるかわからない。なので、日頃からその備えをしておくことが大切なのだ。災害への備えがまだという人は、まずは「お水の備蓄」から始めてみてはいかがだろうか。ウォーターサーバーの水やペットボトルのお水を常に備蓄しておこう。備蓄量は「1人あたり1日3リットル」が目安だ。水道の復旧などに要する日数を最低3日と見積もれば、「1人あたり9リットル」が必要になる。また、水道水の汲み置きも有効だ。直射日光を避けた冷暗所では3日程度、冷蔵庫では10日程度保存が可能といわれている。徐々に塩素が抜けていってしまうので、長期保存した水道水は雑用水としての使用がオススメだ。