コラム

2015.08.10

飲んでもよし！洗顔にもよし！噂の海洋深層水とは？

海洋深層水ってどんなお水？

海洋深層水とは、水深200m以下から抽出した海水のことをいう。海水は「表層水」と「深層水」に分かれ、それぞれ密度が違う。そして、海水の深いところでは水温が低くなり、海面に近い水温の高い部分とは混ざり合わないような構造になっている。だからこそ海洋深層水は、表層水のように「環境汚染」の影響を受けることなく、優れた「清浄性」を保っている。またミネラルも豊富に含んでいる。

飲料水としてもおなじみ

海洋深層水といえば、飲料水としての用途が一般的だが、化粧品の原料として使われたり、水産加工品の製造にも使われている。化粧品で使われるというのは、海洋深層水がミネラルを豊富に含んでいるからで、同時に「パラベンフリー」や「アルコールフリー」の商品作りを可能にするからだ。化粧品にとってはどんなお水を使うかというのはとても大切なポイントだ。特に、化粧品業界が海洋深層水に注目するのもまったく不思議ではないだろう。

海洋深層水はどこでとれる？

日本の海域では、北海道の羅臼町、岩手県の宮古市、富山県の滑川市、高知県の室戸市、沖縄県の浦添市など、全国各地に取水ポイントが点在している。現在も、取水ポイントを増やす計画が進行中で、今後も「海洋深層水の取水ポイント」が増える可能性がある。また、そんな日本の取水ポイントのなかでも、室戸で取水される海洋深層水は人気がある。海洋深層水の基準となる水深200mよりも170m以上も深い、374mのポイントから取水を行っているそうで、飲料水のほかにも調味料や天然にがり、化粧品などのさまざまな商品へと活用されている。