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コラム
2018.08.08
手水の手順を知ろう
手水とは
古くから、水には罪や穢れを洗い流すことができる力があると考えられてきた。神社に参拝する前に、水で手と口を清めるのもこのためだ。こうした一連の行為は「手水(ちょうず、てみず)」といわれる。また、手水をする際に使うお水そのものも手水、手水が設置されている施設のことは手水舎という。その手水舎には柄杓(ひしゃく)が何本か沿えられているのが一般的だ。
手水の手順
手水という行為自体は知っているが、その正しい方法については「自信がない」という方も多いかもしれない。ではここで、そんな手水の手順について紹介しよう。
1.右手で持った柄杓で水をすくい、左手にかける。
2.次にその柄杓を左手で持ち、同じように右手にかける。
3.再び柄杓を右手で持ち、左手を受け皿にしてその中に適量の水を流し入れ、口をすすぐ。その後左手で口元を隠しながら、腰をまげて水を優しく吐き出す。
4.再び左手に水をかけ、清める。
5.両手で柄杓を立てる。柄杓の中の水が柄杓の柄にかかるようにする。こうすることで柄杓を清めることができる。
6.柄杓があった場所に、柄杓を伏せて置いておく。
少しややこしいかもしれないが、何回か参拝をするうちにきっと体が覚えてくれるはずだ。また手水を行う際は、最初に柄杓ですくった水ですべての動作を行うようにするのが基本なので、最初にすくう水はなるべく多めにしよう。
見るからに手水舎の水が汚い場合
神社によっては手水舎の管理が行き届かず、水の上に落ち葉やゴミなどが浮いていたりと残念な状態になっていることもある。そういった状態の手水舎は、いくら作法とはいえ利用するのはためらわれるし、そのような汚い水では清めることができないともいわれている。
そういった場合は手水舎の水は使わないほうがいいだろう。だがその場合、参拝前のお清めはどうすればいいのか迷ってしまう。手水舎の水が使えないときの対処法はいくつか方法があるが、手軽な方法としてはペットボトルや水筒に入れた水でお清めをしたり、ウェットティッシュで手をキレイにしたりといった方法がある。
神社めぐりに興味のある人は、こうしたアイテムを持参していくといいかもしれない。