5000円で何ができる?
5000円。
5000円って、あなたにとって、どんな金額ですか?
多い? 少ない?
高い? 安い?
5000円。
理由もなく貰ったら、嬉しい? 別にそうでもない?
損したら、悔しい?
落としても、惜しくない?
そんなことない?
5000円稼ぐのに何時間かかりますか?
1時間? 5時間? 30分?
ここに5000円あったら、何に使いますか?
当たり前に生活費に回す?
それともちょっとリッチなランチ食べちゃう?
ホテルでヌン活(アフタヌーンティー活動)しちゃう?
飲み代にする? ちょっといいお肉を買う?
欲しかった靴や服を買う?
髪を切る?
もし5000円を、「今すぐ使って、1時間で使い切って!」
そう言われたら、何に使う?
慌てて使うにはちょっと多くないですか?
5000円。
私が高校生の時の1か月分のお小遣いが5000円でした。
だからか実のところ50歳になった今でも、
「大金だなあ」と思います。
5000円。
でも。
あなたが、あなたや家族が、いつもしているその家事。
外注すると、
5000円なんですよね。
ええ、
だいたい、相場にして、
5000円です。
「えっ、そんなもんなの?」
「安い!」
そう思いますか?
「だって、1日働いて、たったの5000円?」
そう思いますか?
「いや、むしろ5000円もするの?」
そう思いますか?
「1日5000円もするわけない」
そう思いますか?
いや、
1時間、5000円です。
実は、
1時間で、5000円なんです。
だいたい、相場にして。
人さまを働かせるということは、
そういう値段になるのです。
もちろん、
きちんと訓練されたプロの方が来ます。
そして多くは、
1時間単位での契約はできないので、
2時間か3時間単位でお願いすることになるでしょう。
1日分の家事がすべて、
その3時間で収まるとは限りませんが、
まあ、
それで1日分と捉えれば、
日に15000円からというのが、
きょうび人さまに家事をしてもらう正しい対価というわけです。
家事、1時間、5000円。
この金額は覚えておくといいと思います。
さて……
訓練、
されていない。
監督、
する人もない。
プロ、
とは言い難い。
仕事として承っているわけではない、
あなたや私の家事。
いつもの掃除。
とはいえ、
5000円の、5分の1でもないでしょう。
作業量も質も、
その家事で生活が回っているのなら。
プロの矜持まではないにしても、
そこに愛情がかかれば、
プライスレス。
その価値を、
価値というものを、
一度じっくり考えてみても良いかも知れませんね。