お風呂の天井の黒カビには「柄付きスポンジ(またはフロアワイパー)」を使った掃除がおすすめです。柄付きスポンジにカビ取り剤を含ませて塗り5~30分ほど放置します。最後に水拭きで洗剤を拭き取ります。カビ取り剤を天井に直接スプレーするのは避けましょう。薬剤が垂れて目や肌に付着する恐れがあり危険です。また、アルコールを天井に塗ることでカビの繁殖しにくい環境を作りだすことができるためカビ予防におすすめします。
<ご注意>
「塩素系カビ取り剤」と酸性洗剤(クエン酸やお酢なども含む)の同時または短時間の連続使用は絶対に避けてください。塩素ガスが発生し大変危険です。
このコラムでお伝えするポイント
(1)お風呂の天井のカビを落とす掃除方法
- 柄付きスポンジにカビ取り剤を含ませ天井に塗ります。
- 5~30分放置後、フロアワイパーの先に雑巾を付け水拭きします。
- 洗剤が拭き取れるまで何度か水拭きをします。
- 換気をして乾燥させます。
(2)掃除に必要な道具(チェックリスト)
- カビキラーなどの「カビ取り剤スプレー」
- 柄付きスポンジ
- フロアワイパー
- 雑巾(またはタオル)
- ゴム手袋・マスク・ゴーグル(またはメガネ)
- 作業用の衣服(色落ち対策)
(3)安全対策・注意点
- カビ取り剤の天井への直接スプレーは危険なため避けましょう。
- 酸性洗剤と同時および連続使用は避けます(有毒ガス発生の危険)。
- ゴム手袋・マスク・ゴーグル(またはメガネ)を付け皮膚に接触しないようにします。
- 掃除の際は十分な換気をします。
(4)こんな時はプロに相談
- 天井を含め、お風呂全体のカビの範囲が広い。
- 家族にアレルギー症状がある。
- 何度掃除をしてもカビが再発する。
- 清掃作業に不安がある
(5)健康リスクと掃除(予防)の重要性
- 放たれるカビの胞子がアレルギーなどのリスクを高めます。
- 天井のカビは、浴室全体に広がりやすい特徴があります。
- 天井にアルコールを吹き付ける、換気を行うなどカビの発生を予防しましょう。
お風呂・浴室の天井にカビが発生する原因とリスク

お風呂の天井は、家庭内でもっともカビが発生しやすい箇所のひとつです。
まず、天井にカビが繁殖しやすい理由と、放置した場合のリスクを紹介します。これらを正しく理解することが、効果的な予防・掃除の第一歩になります。
カビが繁殖する3つの条件と天井の環境
文部科学省の「カビ対策マニュアル」※1によると、カビの繁殖には以下の3つの条件が必要とされています。
※1.【参考】文部科学省「カビ対策マニュアル」
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm
(1)温度(20~30℃)
入浴により温められた浴室は、カビの好む温度帯に長時間キープされます。
特に、天井部分は温かい空気が上昇して滞留しやすく、ユニットバスなどの密閉性の高い構造では一年中カビが繁殖しやすい環境が整っているといえます。
(2)湿度(60%以上)
浴室は入浴後の湿気により湿度が80~90%に達することがあり、黒カビの繁殖に最適な環境となります。
天井は湿気の最終到達地点のため湿度が高い状態になりがちです。
(3)栄養源(ホコリ・石けんカス・その他汚れ)
ホコリをはじめ、石けんの飛沫やシャンプーなどの揮発成分(蒸気)などが天井に付着し、黒カビの栄養源となります。
天井のカビが要注意な理由
天井に発生したカビは、他の場所に生えたカビと比べて以下の点で注意が必要です。
(1)胞子の拡散リスク
天井にカビが生えていると浴室全体にカビの胞子がばらまかれる状態になります。
いくら壁や床を清掃しても、天井から供給され続ける胞子により、黒カビが再発し続ける悪循環に陥ってしまいます。
(2)健康被害のリスク
カビから放出される胞子を大量に吸い込むことで、以下の健康被害が報告されています。
・アレルギー性鼻炎(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)
・気管支喘息(咳、息苦しさ、胸の締め付け感)
・過敏性肺炎(発熱、咳、呼吸困難)
・アトピー性皮膚炎の悪化
(3)衣類への付着リスク
浴室乾燥機を使用している家庭では、天井からのカビの胞子が洗濯物に付着する可能性があります。
天井のカビを落とす掃除道具と事前準備
天井のカビ落としでは、掃除道具の準備に加え安全対策もしっかり行いましょう。
必要な掃除道具
安全に作業を行うための「保護アイテム」も忘れずに準備しましょう。
<掃除道具>
□カビキラーなどの「カビ取り剤スプレー」
□柄付きスポンジ
□フロアワイパー
□雑巾(またはタオル)
<保護アイテム>
□ゴーグル(またはメガネ)
□マスク
□ゴム手袋
□色落ちしてもよい長袖・長ズボンの作業着
□脚立、台(必要に応じて)
作業前の安全確保
文部科学省のマニュアルでも強調されているように、作業開始前から以下のような換気を実施しましょう。
- 浴室の換気扇を最大出力にしましょう。
- 窓とドアを全開にして換気しましょう。
- 可能であれば扇風機で空気を循環させましょう。
また、保護アイテムも装着しましょう。作業用の衣類については、色落ちしても構わない長袖・長ズボンを着用し薬剤の直接接触を防ぎましょう。柄付きスポンジが天井に届かない場合は安定した脚立や台を使用しますが、できるだけ一人の作業は避け家族に補助をお願いしましょう。
お風呂・浴室の天井のカビの落とし方(手順)
ハウスクリーニングを提供するサニクリーンでも実践している天井のカビの落とし方を紹介します。掃除の前にはマスクなどの「保護アイテム」を付けておきましょう。
【STEP1】「柄付きスポンジ」にカビ取り剤を付ける

カビキラーなどのカビ取り剤を「柄付きスポンジ」に吹き付けます。
<フロアワイパーでも代用できる>
柄付きスポンジの代わりにフロアワイパーでも代用できます。その場合は先端に雑巾を取り付けてカビ取り剤を吹き付けます。
【STEP2】天井へカビ取り剤を塗っていく

浴室の奥からドア方向に向かって後退しながら塗っていきます。目線の「前方斜め上」を塗り、頭に洗剤が垂れても当たらないようにします。また、黒カビの部分だけでなく、天井全体に薄く塗りましょう。一度に広範囲を塗らず、少しずつ作業していきましょう。
【STEP3】塗り終わったら放置する
洗剤の成分をカビにしっかり密着(浸透)させて効果を引き出すため、下記の時間を目安に放置してください。
<放置時間の目安>
| カビの程度 | 放置時間の目安 |
| 軽いカビ汚れ | 5~10分 |
| 中程度の黒カビ | 10~20分 |
| 頑固な黒カビ | 20~30分 |
<放置中の注意事項>
・浴室から一時退避し、換気を継続しましょう。
・体調に異変を感じた場合は即座に作業を中止しましょう。
【STEP4】水拭きする
時間になったら水を固く絞った雑巾(またはタオル)をフロアワイパーに装着し、天井を拭き上げます。洗剤成分が残らないよう、方向を変えながら複数回拭き上げてください。
<シャワーで洗い流す場合>

水拭きではなく一気にシャワーで洗剤を洗い流す方法もあります。
この場合も、頭に垂れないよう離れた場所(洗面所ドア付近)から天井に向けてシャワーをします。洗い流した後は、フロアワイパーの先に雑巾(またはタオル)を付け、水気を拭き取りましょう。また、天井の換気扇や浴室乾燥機などの機械部分にシャワーがかからないように注意しましょう。
【STEP5】しっかり乾燥させます

最後に乾拭きをし、換気をして十分に乾燥させます。
プロに任せるべきお風呂・浴室のカビの状態
お風呂のカビ対策は日常的な掃除で対応可能な場合もありますが、以下のような状況では専門業者への相談・依頼をおすすめします。
- 家族にアレルギー症状や咳・鼻炎などの呼吸器症状が見られる場合。
- カビの繁殖範囲がお風呂全体(天井を含む)に及んでいる場合。
- 構造部分にまでカビが侵入している場合。
- 忙しくて掃除する時間や手間がない場合。
こうしたケースではカビの徹底除去が必要になりますが、個人で行うには多くの時間や手間がかかります。このような場合はハウスクリーニング業者への相談をおすすめします。
お風呂(浴室)の頑固なカビ落としは「サニクリーン」におまかせください
家庭でのカビ取りには限界があります。サニクリーンのハウスクリーニング「浴室・お風呂クリーニングサービス」では、プロ仕様のカビ取り剤を使いカビを落としていきます。家庭では対応困難なエプロン内部のカビ落としも承っております。
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「キッチンハイター」をお風呂・浴室のカビ掃除に使ってもいいのか?

お風呂にカビが生えたとき「キッチンハイターで代用できるのでは?」と考える方は少なくありません。
確かに、キッチンハイターは塩素系漂白剤で浴室にも利用できるように思えます。しかし、同一メーカーのお風呂向けのカビ取り剤「強力カビハイター」とは、含有成分に若干の違いが見られます。このことからも、「キッチン泡ハイター」と「強力カビハイター」では、想定されている使用目的や使用環境が異なることが読み取れます。
実際、メーカー(花王)も、浴室のカビ取りにキッチン泡ハイターは推奨していません。
浴室のカビには強力カビハイター、キッチンの除菌にはキッチン泡ハイター、それぞれが持つ専門性を活かすことで効果的な掃除ができるのではないでしょうか。
天井付近のゴムパッキンにカビが生えた場合の対処法
天井付近のゴムパッキンにカビが生えた場合は「ジェルタイプ」のカビ取り剤をおすすめします。ゴムパッキンは性質上カビの根が深く入り込みます。ジェルは液だれしにくく、乾燥にも強いため薬剤(成分)をしっかり浸透させます。
お風呂・浴室の頑固なカビに「プロ仕様 かびとりジェル」
サニクリーンの「かびとりジェル」はプロ仕様のカビ取りパワーが自慢です。高粘度で液だれしにくいため、塗った部分に成分が密着・浸透しゴシゴシと力を入れてこすらなくてもカビをしっかり除去します。
毎日続けられる簡単なお風呂のカビ予防

カビは取り除くよりも「出さない工夫」の方が重要です。ここでは、天井に限らず、忙しい方でも無理なく続けられる簡単な習慣を紹介します。
入浴後に行うカビ予防の3ステップ
以下の3つのステップを入浴後に行います。
【ステップ1】冷水シャワーで洗い流す
入浴後、壁や床を冷水のシャワーで流し、カビの栄養分である石けんカスや皮脂汚れを洗い流します。
【ステップ2】しっかり換気をして湿気を逃がす

窓を開ける、換気扇を回すなどして湿度を下げ乾燥を促します。普段から「24時間換気システム」をつけておくことをおすすめします。
【ステップ3】水分を拭き取る
壁などをタオルで軽く拭き取り、水滴を残さないようにしましょう。完全に拭き取るのが理想ですが、簡単に拭くだけでもカビの発生を大きく抑えられます。
塩素系カビ取り剤と酸性洗剤は同時に使わない

カビ取り剤などの「塩素系のカビ取り剤」と「酸性」の洗剤などが混ざると有毒な塩素ガスが発生し、そのガスを吸い込むと死に至ることもあります。同時使用、連続使用は避けましょう。
<絶対に混ぜてはいけない洗剤の組み合わせ>
- 塩素系のカビ取り剤×酸性洗剤(トイレ用洗剤など)
- 塩素系のカビ取り剤×クエン酸やお酢(洗剤ではなくても掃除で使うもの)
カビを予防する「アルコール」清掃

カビの予防には消毒用のアルコールによる予防清掃が効果的です。
カビに対する効果が高いのは、アルコール度数が80%前後のもので「消毒用エタノール」がおすすめです。その他、アルコール度数が77%の「パストリーゼ77」もおすすめです。

<手順>
- フロアワイパーにドライシートをつけます。
- 「消毒用エタノール」をドライシートに含ませます。
- 天井全体を拭き上げます。
カビを予防する2カ月に1回の「くん煙剤」

2ヶ月に1回程度、防カビくん煙剤を使用することで、天井を含む浴室全体の黒カビの予防に効果を発揮します。
まとめ
風呂の天井のカビは、正しい知識と方法で家庭でも除去できます。重要なのは以下の3点です。
- 天井へのカビ取り剤の直接スプレーは避け、柄付きスポンジで塗ります。
- 塗った後はしっかり水拭きし乾燥させます。
- カビが広範囲に生えている場合は、無理をせずプロに相談しましょう。
自分で対応することは大切ですが、時にはプロの力を借りることが最も効率的で確実な解決策となります。
そこで、最後に「サニクリーンのお風呂・浴室クリーニングサービス」についてご案内します。忙しい毎日で時間と健康を守るための賢い選択肢として、プロのサービスをぜひご検討ください。
なぜサニクリーンが選ばれるのか?プロの技術力
サニクリーンは1960年創業以来、60年以上にわたってお掃除のプロフェッショナルとして、日本全国のご家庭と企業にサービスを提供してきました。
<サニクリーンのお風呂・浴室クリーニングの特徴>
(1)プロ仕様のカビ取り剤
業務用の高濃度成分カビ取り剤を使用し、カビをしっかり除去します。
(2)高圧洗浄機による専門清掃
家庭では手が届かないエプロン内部のカビや汚れまで高圧洗浄でしっかりクリーニングします。※別途費用ご相談
(3)安全性に配慮した作業
適切な換気と薬剤の使用を行っています。
(4)確かな技術を支えるサニクリーンの「トレーニングセンター(サニクリーン中央研究所)」
実際の設置環境を想定した様々な課題に対応できるよう、ハウスクリーニングに不可欠な専門スキルの向上に取り組んでいます。
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<参考文献>
文部科学省「カビ対策マニュアル」
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm
花王「【使用可否】キッチン泡ハイターがトイレやお風呂にも使えるって本当なの?」
https://www.kao.com/jp/qa/detail/35604/
※2018年9月5日改訂
※2018年1月30日改訂
※2020年12月16日改訂
※2025年8月22日改訂
Q&A|お風呂の天井に生えたカビに関するよくある質問
Q. お風呂の天井に直接カビ取りスプレーを吹きかけても大丈夫ですか?
A. 直接スプレーは危険です。薬剤が垂れて目や口に入る恐れがあるため、必ず「柄付きスポンジ(またはフロアワイパー)」に薬剤を含ませて塗布しましょう。
Q. お風呂の天井のカビ取り作業にはどんな道具が必要ですか?
A. カビ取り剤、柄つきスポンジ(またはフロアワイパー)、雑巾、ゴム手袋、マスク、ゴーグルなどを準備してください。薬剤で衣服が色落ちする可能性があるため、作業用の衣服も用意しましょう。
Q. 天井にカビ取り剤を塗布した後、どのくらい放置すればいいですか?
A. 軽度のカビは5~10分、中程度なら10~20分、頑固な黒カビは20~30分が目安です。その後、水拭きでしっかりと洗剤を取り除いてください。
Q. 天井のカビを放置するとどんなリスクがありますか?
A. 胞子が浴室全体に拡散し、壁や床などのカビが繰り返し発生する原因になります。また、アレルギー性鼻炎や喘息、過敏性肺炎などの健康被害を引き起こすリスクにもなります。
Q. お風呂の天井のカビ取り作業で特に気をつけることは何ですか?
A. 換気を徹底すること、安全のために脚立使用時は必ず補助者をつけること、そして必ず保護具(手袋・マスク・ゴーグル)を着用することです。
Q. キッチンハイターで天井のカビを掃除できますか?
A. 成分はお風呂用カビ取り剤と似ていますが、メーカーでは浴室での使用を推奨していないことからおすすめしません。
Q. カビを予防するために毎日できる習慣はありますか?
A. 入浴後に「冷水シャワーで汚れを流す」「しっかり換気する」「壁などの水分をタオルで拭き取る」の3ステップを習慣化することで、カビを大幅に予防できます。
Q. 天井のアルコール掃除はカビ予防に効果がありますか?
A. あります。「消毒用エタノール(70~80%濃度)」をフロアワイパーに含ませて天井を拭き上げると、黒カビの発生を抑えられます。
Q. 防カビくん煙剤はお風呂の天井のカビ対策にも有効ですか?
A. 有効です。2カ月に1回程度使用すれば、天井を含め浴室全体に成分が行き渡ります
Q. お風呂の掃除(ハウスクリーニング)はどんな場合に依頼した方がよいですか?
A. 天井全体にカビが広がっている場合、繰り返し再発する場合、家族にアレルギー症状が出ている場合、または高所作業に不安があるときは、無理せず専門業者に相談してください。













