お風呂掃除には「重曹クリームクレンザー」
重曹の研磨効果を利用して浴槽のあか汚れなどを落としましょう。重曹を粘度の高いクリーム状にすることで、壁や浴槽の壁面につけても垂れにくくなり、汚れをすっきり落とすことができます。
準備するもの
- 重曹…1カップ(190g)
- 液体せっけん…50ml
- お酢…大さじ1
- ボール
- スポンジ
手順
ボールに重曹1カップ(190g)をいれます。数回に分けて液体せっけをいれスプーンでよく混ぜていきます。
重曹がしっとりして、軽く握って固まるくらいになったら、少しずつお酢をいれスプーンでよく混ぜていきます。お酢をいれると重曹が発砲し、重曹クリームクレンザーの完成です。
重曹クリームクレンザーをお風呂掃除用のスポンジに塗ります。広い面を一気にお掃除する場合は、スポンジに直接つけてこすり洗いする方が便利です。狭い部分やピンポイントの汚れをお掃除をする場合は、直接つけてこすり落としましょう。
スポンジでこすって、あかなどの汚れを落とします。最後は、重曹が残らないようにしっかりシャワーで洗い流しましょう。また、浴槽だけではなく、壁や床も同じような手順でお掃除をしましょう。
ポイント
重曹クリームクレンザーは、環境や手肌だけではなく、浴槽などの躯体にもやさしく「穏やかな研磨剤」といわれています。
すべてではありませんが、市販の研磨剤の中には汚れをこすり落とすために、細かく砕かれた鉱石などの硬い物質が含まれています。
研磨剤は、このような硬い物質と界面活性剤の力で汚れを落としますが、ホーローなどの表面が柔らかい躯体を傷つける場合があります。
そこで、鉱石のような硬い物質を含まない研磨剤として重曹が注目されるようになりました。
あまった重曹クリームクレンザーは、乾燥して固まるのを防ぐためにジャムなどの小ビンにいれてフタをしておきましょう。クリームのしっとりさが1週間ほどキープされます。ビンがない場合は、ボールにラップをして乾燥を防ぎましょう。
重曹に液体せっけんを加えると「界面活性剤」という洗剤成分が加わります。界面活性剤は汚れを落としやすくし、さらには汚れの再付着を防止する洗剤成分です。
このように、重曹の研磨効果に、液体せっけん(界面活性剤)の力を加えることで洗浄効果がパワーアップします。
ちなみに、今回は「合成界面活性剤(石油成分)」を使用していない「無添加食器洗いせっけん(MIYOSHI)」で重曹クリームクレンザーを作りました。
※2018年9月24日本文改訂