「家事」とはどういう意味ですか?
一緒に暮らす集団のなかで行うお掃除やお洗濯、食事の支度や育児などの生活に欠かせない仕事のこと
小学館のデジタル大辞泉では家事を以下のように説明しています。
か‐じ【家事】
- 家庭内の事情や事柄。
- 掃除・洗濯・食事の支度・育児など、家庭生活に欠かせない仕事。
どうやら家庭内で行う仕事が家事のようですが、そもそも家庭とはなんでしょうか?そこでデジタル大辞泉で再び調べてみると以下のように説明されていました。
か‐てい【家庭】
夫婦、親子などの関係にある者が生活をともにする小さな集団。また、その生活する所。
なるほど。どうやら厳密にいうと、一人暮らしの人が自分のためにするお掃除やお洗濯、そしてお料理などは家事とはいわないようですね…。
インフォメーションプラス
一人暮らしの家事があってもよい
でも、個人的には一人暮らしの人のお掃除もお洗濯も家事といってよい気がします。
量や数などはちょっと異なりますが、やることはほぼ同じですからね。「一人暮らしの家事」、こんなカテゴリーがあってもいいかもしれません。
一人暮らしをスタートするときに注意する“家事”
と、誠に勝手ならが一人暮らしでも“家事”と決めさせていただいたところで、はじめて一人暮らしをする人が気をつけるべき家事のポイントをご紹介します。
「これも家事?」と思われるかもしれませんが、どれも生活に欠かせない仕事と考えると立派な家事だと思います。
そこで今回、消費者庁のホームページに掲載されている「安心・安全な生活をスタート」の中でも、これはポイントだ!と思うところを一部抜粋してご紹介します。
家電製品は「取扱説明書」をしっかり読もう
使い慣れていない家電製品は、まず正しい使い方を理解することが大切です。使い方を誤ると発火や破裂などの事故につながることもあります。
これは結構大切な話で、もちろん事故を起こさないことが一番なのですが、よく分からないまま家電を使っていると、便利な機能に気づかなまま損をしていることもあるからです。
キッチン家電に限らず、エアコンや浴室の自動湯沸かし器など、部屋に備わっている機械類の説明書も忘れずにチェックしましょう。
家具の組み立て。正しい手順で安全に
ネジの締め付け不足や、付け忘れには十分に注意しましょう。
ケガや事故につながる大切なことなので、面倒臭がらずに丁寧に組み立てましょう。
また、一人でやるには大きかったり、重かったりする家具の組み立てや取り付けそして移動は、無理をせずに友だちなどの手を借りましょう。
お部屋の設備の安全確認を
賃貸住宅のドアや戸棚、照明などの据付家具や設備の不具合に気付いたら、貸主や管理会社へすぐ連絡をしましょう。
ドアのカギチェーンのビスが緩んでいたり、窓の鍵に不具合があると防犯上心配です。
また、据付家具が劣化していると、壊れて思わぬケガをすることもあるので、あわせてチェックしましょう。
食中毒には気をつけよう!
食中毒予防のポイントは、菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」の3つです。
そこで、自炊前には必ず手洗いをしましょう。また、食材も加熱調理できるものはしっかり加熱をします。
一人暮らしで不自由するのが病気の時。精神的にもダメージが大きいものです。
お家の食中毒対策は、自分が気をつけてさえいれば比較的避けられるものなので、最低限手洗いは必ず行いましょう。
私的には、食中毒対策も含めて、まだまだチェックしてもらいたい家事がたくさんあります。
よかったら、ぜひ「消費者庁 安心・安全な生活をスタート」でチェックしてみてください。
<参考文献>
消費者庁「安心・安全な生活をスタート」
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_014/