カーペットやラグの裏に落ちている粉の正体
砂の正体は接着剤
ある日、フローリングの上に敷いていたカーペットをめくってみると、上の写真のように粉とも砂ともつかないようなものがたくさん落ちていました。
はじめは、「子どもたちが外で遊んだ砂が、カーペットの下に入り込んだのだろう」ぐらいにしか思っていませんでした。
しかし、掃除機で吸い取っても、2、3日もしないうちに、またカーペットの下には粉が落ちています。
どうもこれは、外で遊んだ砂ではない気がする。
そこで、とりあえず、カーペットを洗濯機で洗ってみることにしました。
数時間後、ベランダに干していたカーペットを取り込もうとしたときのことです。
ベランダの床にふと目をやると、大量の粉が落ちているのがわかりました。そして、それは間違いなく、フローリングに落ちていたものと同じものだということもわかりました。
そう、粉はカーペットから落ちていたのです。
調べてみると、それは粉でも砂でもなく「接着剤」であることがわかりました。
カーペットの生地を接着するときに使っている接着剤が劣化して剥がれたものが粉の正体だったのです。
接着剤だって立派なハウスダスト
このカーペットは購入して4、5年しか経っていませんが、このままにしておくわけにもいかないので、これも「買い替え」のサインと割り切って新しいカーペットを買うことにしました。
そこで、接着剤を使っているカーペットか、それとも使っていないものか、どちらのタイプを買うのか選ばなければなりません。
あくまで、個人的な感想ですが、接着剤を使っているカーペットは、使っていないものにくらべると値段が安いものが多く、さらにはデザインも豊富にあるように感じました。
しかし、私は「接着剤を使っていないカーペット」を選びました。
なぜなら、ダニ(の死がい)や花粉などと同じく、砂のように落ちた接着剤も広い意味での「ハウスダスト」だからです。
接着剤に使われている主な成分は「炭酸カルシウム」というもので、これ自体は有害なものではありませんが、吸い込まないに越したことはありません。
そして実際には、カーペットの裏には接着剤だけではなく、ホコリやダニの死がいもあり、それらがカーペットをめくった際に部屋に舞い上がって吸い込んでしまうとも限りません。
花粉症が疑われる我が子のことを考えると尚更で、余計な心配事はなくしたいのが親の正直な気持ちです。
今回は、カーペットの裏についた粉の正体について、私の体験談も含めてお伝えしてきました。
皆さん、ご自宅のカーペットの裏を確認したことありますか?粉のようなものは落ちていたら、要注意です。
そしてこれからカーペットを購入する予定の方は、ぜひ接着剤の使用・不使用にも気を配って選んでみてください。
※2019年3月19日初版
※2019年4月24日改訂
※2021年4月20日改訂