家事のネタ帳

家での高齢者の転倒防止には整理整頓を「床のモノは片付ける!」

家での高齢者の転倒防止には整理整頓を「床のモノは片付ける!」

高齢者の転倒事故発生件数

腰をおさえる男性

整理整頓が、高齢者の健康維持にとても大切なことをご存知でしょうか?

東京消防庁によると、同管轄地区で起こった平成26年の高齢者(65歳以上)の転倒事故は、「約47,000件」と報告されています。

しかも、発生場所の半分以上(56.9%)は、屋外ではなく家の中です。

そして、ケガをした4割以上の人が「入院の必要がある」と診断されるほど、大きなケガをおっています。

転倒場所第1位「居室(リビング)・寝室」

ベッドルーム

家の中で最も転倒する場所は「居室(リビング)・寝室」で、7割近くにものぼります。

2位の「玄関・勝手口」が9.6%、3位の「廊下・縁側」が7.0%なので、圧倒的に転倒事故が居室などで起きていることが分かります。

転倒原因

このような高齢者の転倒事故を防ぐため、東京消防庁では次のような注意を促しています。

 

(1)段差をなくしましょう。
(2)段差を分かりやすくしましょう。
(3)足元を明るく照らしましょう。
(4)滑り止めをつけましょう。
(5)手すりなど、歩行を補助しましょう。
(6)体力にあった運動をしましょう。
(7)ころぶ原因になるものは取り除きましょう。

 

「(1)」と「(2)」は、段差についての注意喚起になりますが、段差はふすまのレールなど、構造的なものばかりとは限りません。

テーブルの周りに置かれている座布団も、高齢者にとっては危険な段差になることがあります。また、無造作に床に置かれた本や衣類なども、足をとられる原因になります。

構造的な段差をなくすことは難しくても、転ぶ原因となるものを床に置かないことで、高齢者の転倒事故を減らすことはできます。

整理整頓が苦手なら、せめて床に物を置きっぱなしにすることだけでも止めましょう。

 

【参考資料】
東京消防庁ホームページ「安全・安心情報」
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/stop/old_02.pdf

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家で高齢者の転倒事故を減らしたいなら床に

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この記事の監修者

しょうこ

しょうこ

1児のママ。掃除が大好きで汚れているとどうしてもいまキレイにしたくなってしまう性格。自己流お掃除もたくさん試すアクティブ派!

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