クローゼットや押入れにカビを生やさない対策をおしえて
まず、やるべきはクローゼットや押入れなどの扉を開けっ放しにすることです
普段は閉めっぱなしで、風通しが悪いクローゼットや押入れは湿気が溜まりがちなので、壁や床にカビが生えやすくなっています。そこで、風通しをよくして湿度をさげることが大切です。来客でもないかぎりは、できるだけ扉は開け放って風通しをよくしておきましょう。
ちなみに、カビは温度(25℃前後)、湿気(水分)、栄養(エサ)、空気の4つの条件がすべてそろうと、活発に繁殖します。逆にいえば、このうちひとつでも条件が欠けるとカビは生えません。
クローゼットや押入れの扉を開けておくことは、誰にでも手軽にできるカビ対策(条件を欠けさせる対策)のひとつで、特に、梅雨や夏場の湿度が高いシーズンにはおすすめです。これだけでも、ずいぶん環境は変わってきますので、和室、寝室、子ども部屋、あらゆるクローゼットや押入れを開けっ放しにしておきましょう。
インフォメーションプラス
扉の開けっ放しは、押入れのダニ対策にも効果的
ふとんをしまう押入れ。ここは、家の中でもダニが繁殖しやすい場所のひとつです。
ダニは、温度25~30℃、湿度60%以上で活発に繁殖し、繊維クズや人の髪の毛、ふけ、あかなどのホコリをエサにします。このような条件からも、ふとんはダニにとって格好の住処となります。
したがって、カビが生えないように、扉を開けっ放しにして湿度を下げると、ダニも自然に住みにくい場所になっていきます。
クローゼットや押入れの扉を開けることは、カビ対策にも、ダニ対策にもなるので一挙両得ですね。