「酸性の汚れ」ってどんな汚れ?
「油汚れ」「手あか」「皮脂」など、おもにベトベトしているのが特徴の汚れです
「酸性」「アルカリ性」は、性質を表す化学的なものさしです。
おもな酸性の汚れは「油汚れ」「手あか」「皮脂」など、ベタベタしているのが特徴で、反対の性質である「アルカリ性」の洗剤でお掃除をすると、汚れが中和されて落としやすくなります。
したがって、キッチンのように、ベトベトした油で汚れている場所は、迷わずに「アルカリ性」の洗剤でお掃除をしましょう。
インフォメーションプラス
効果的なお掃除のポイントはPH(ペーハー)
「酸性」や「アルカリ性」の強さはPH(ペーハー)という単位で表します。
PHが0に近ければ近いほど酸性が強く、PHが7だと中性になり、そこから14に近づくにつれてアルカリ性が強くなります。
ナチュラルクリーニングでよく使われる重曹のPHはおよそ8.2、セスキ炭酸ソーダは9.8程度とされています。
つまり油汚れや手あかや皮脂汚れを落とす力は、重曹よりもセスキ炭酸ソーダの方が強いということになります。しかしアルカリ性が強い分、例えば素手でお掃除すると手の脂を取って肌荒れを起す可能性などが上がります。
重曹でも十分落ちる汚れであれば、あえて強い洗剤を使う必要もないので、弱い洗剤から試してみるのも手です。
ご家庭の環境や体への影響を考慮して、皆さんに最適な洗剤を選んでみてください。
※2019年8月13日初版
※2021年2月8日改訂