新型コロナウイルスに感染した家族が家にいる場合、二次感染を防ぐためには、こまめな換気によって室内の空気が滞留しない状態にすることが重要です。多くのエアコンには換気機能が備わっていないため、使用する際は「窓を開けながら運転する」ことが基本となります。エアコンは室内の空気を循環させる仕組みであり、ウイルスを含む「エアロゾル(微細な飛沫)」を屋外へ排出することはできません。そのため、換気を併用することで、室内に滞留した空気を定期的に入れ替える必要があります。
このコラムでは、サニクリーンのおそうじマイスターが、エアコン使用時の正しい換気方法について、厚生労働省の指導などを参考に、その内容をわかりやすく紹介します。
このコラムでお伝えするポイント
<結論>
- 一般的なエアコンには換気機能がないため、新型コロナウイルス対策には「窓を開けながらエアコンをつける」ことが正解。
<方法>
- 換気の目安としては“30分に1回程度”、数分間窓を開ける。
- 対角線上の窓を開けて空気の流れを作る。
- 窓が1つの場合は扇風機を活用する。
<注意点・その他>
- エアコン内部のカビは夏型過敏性肺炎などの原因になる。
- エアコンは年に1回はプロのクリーニングを利用する。
- 5類移行後も、換気・手洗い・消毒などの基本的感染対策は有効。
【結論】エアコン使用中も換気は必須|コロナ対策の正しい方法とは

多くのエアコンには換気機能が備わっていません。家庭で二次感染を防ぐためには、エアコン使用中であっても窓を開けるなどの換気は必要になります。
エアコンには換気機能がありません
一般的な家庭用エアコンは、室内の空気を吸い込んで冷やし(または温め)、その空気をそのまま室内に戻しています。多くの場合、汚れた空気を室外に排出したり、屋外の新鮮な空気を取り込んだりする換気機能はありません※。
厚生労働省の資料「熱中症予防に留意した『換気の悪い密閉空間』を改善するための換気の方法」においても、「エアコン本体に屋内空気の取り入れ口がある(換気用ダクトにつながっていない)エアコンは、室内の空気を循環させるだけで、外気の取り入れ機能はない」と明記されています。
※一部のメーカー(ダイキン、パナソニック、三菱電機、日立)からは換気機能付きエアコンも発売されています。お使いのエアコンに換気機能があるかは、取扱説明書でご確認ください。
窓を開けながらエアコンをつけるのが正解です

新型コロナウイルスは「エアロゾル(空気中に漂う微細な飛沫)」を介しても感染します。換気の悪い室内では、エアロゾルが空気中に長時間漂い、感染リスクが高まります。
そのため、エアコンで快適な温度を保ちながらも、定期的に窓を開けて換気することで、ウイルスを含むエアロゾルを室外に排出し、新鮮な空気を取り込むことが重要です。
厚生労働省も「新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります」と推奨しています。
5類移行後も基本的感染対策は有効です
2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行しましたが、ウイルスそのものがなくなったわけではありません。
換気、手洗い、適切なマスク着用といった基本的感染対策は、現在でも家庭内感染を防ぐために有効とされています。こうした基本的感染対策は、換気とあわせて二次感染対策の重要なポイントです。
家庭内でのコロナ感染を防ぐ「エアロゾル感染」対策とは
「エアロゾル感染」とは、空気の入れ替えが十分に行われていない閉ざされた空間などで、空気中に浮遊するごく小さな粒子(エアロゾル)を吸い込むことで起こる感染のことをいいます。
そのため、二次感染対策では、室内の換気を徹底することが重要なポイントのひとつとなります。
エアロゾル感染とは何か

エアロゾル感染とは、換気の悪い密閉空間などにおいて、空気中に漂う微細な粒子(エアロゾル)を介した感染のことです。
以前は「マイクロ飛沫感染」とも呼ばれていましたが、現在では「エアロゾル感染」と呼ばれることが増えています。
感染者の咳やくしゃみ、会話によって飛散する飛沫のうち、大きなものは1~2メートル程度で地面に落下します。しかし、数マイクロメーター以下の非常に小さな飛沫はエアロゾルとなって、広い範囲を長時間にわたって空気中に漂います。
2020年7月30日、厚生労働省のアドバイザリー・ボードでは、換気の悪い密室でエアロゾル感染が起きやすいことが指摘されました。
家庭内感染が増加した背景

2020年8月時点のデータになりますが、東京都防災ホームページに掲載された「第6回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議」資料※では、濃厚接触者に占める感染経路のうち「同居する人からの感染」が29.1%と最多となり、会食(16.7%)や職場(16.0%)より多い割合を占めていました。
これは、家庭という密閉された空間で長時間を過ごすことで、エアロゾルを吸い込むリスクが高まったためと考えられています。
※上記データは2020年8月時点のものです。2023年5月8日の5類感染症移行後は、濃厚接触者の特定や感染経路の詳細な追跡は行われなくなっています。
3密回避の重要性
新型コロナウイルス感染対策として広く知られている「3密回避」は、現在でも基本的な対策として有効です。
| 3密の種類 | 内 容 | 対 策 |
| 密閉 | 換気の悪い密閉空間 | 定期的な窓開け換気を行う |
| 密集 | 多数が集まる密集場所 | 人との距離を確保する |
| 密接 | 間近で会話する密接場面 | 必要に応じてマスクを着用 |
特に、家庭内では「密閉」に注意が必要です。
エアコンをつけて窓を閉め切った状態が長時間続くと、感染リスクが高まります。
エアコンの風でエアロゾルが拡散するリスク

2020年1月に中国・広州のレストランで発生した感染事例では、3家族計10人が新型コロナウイルスに感染しました。この事例では、エアコンの気流に乗ってウイルスが広がったとされています。
つまり、エアコンはウイルスを含むエアロゾルを拡散させる可能性があるため、換気をせずにエアコンだけを使用することは感染リスクを高めてしまう恐れがあるのです。
エアコンに換気機能はない?知っておくべき“空調の仕組み”とは

一般的なエアコンは、部屋の中の空気を回して温度を調整する仕組みであり、屋外の空気を取り入れたり、室内にこもった空気を外へ逃がしたりする役割は持っていません。
したがって、換気は重要な二次感染対策になるのです。
一般的なエアコンの空気循環の仕組み
家庭用エアコンの多くは、以下のような仕組みで動作しています。
【STEP1】室内の空気を吸い込む
エアコン本体の吸込口から、室内の空気を取り込みます。
【STEP2】空気を冷やす(または温める)
エアコン内部の熱交換器で、空気の温度を調整します。
【STEP3】調整した空気を室内に戻す
温度調整された空気を、吹出口から室内に送り出します。
エアコン使用時の感染リスク
換気をせずにエアコンだけを使用すると、以下のようなリスクがあります。
□ウイルスを含むエアロゾルが室内に滞留し続ける。
□エアコンの気流でエアロゾルが部屋中に拡散する。
□感染者がいる場合、他の家族が吸い込むリスクが高まる。
エアコンは快適な温度を保つためには欠かせませんが、感染対策としては換気と併用することが重要です。
換気機能付きエアコンについて
近年、一部のメーカーから換気機能を搭載したエアコンが発売されています。
| メーカー | 特 徴 |
| ダイキン | 給気換気機能搭載モデル |
| パナソニック | 換気機能付きモデル |
| 三菱電機 | 換気機能付きモデル |
| 日立 | 換気機能付きモデル |
これらの換気機能付きエアコンをお使いの場合は、取扱説明書に従って換気機能を活用しましょう。
ただし、すべてのエアコンに換気機能があるわけではないため、ご自宅のエアコンの仕様を確認することが大切です。
エアコンフィルターの役割と効果

エアコンには換気機能はありませんが、室内の空気をきれいに保つために「エアコンフィルター」が重要な役割を果たしています。
エアコンの前面パネルを外すと、薄いフィルターが装着されています。このフィルターは、室内の空気を吸い込む際に、空気中のホコリや花粉がエアコン内部に入るのを防ぎ、結果的にエアコンから出てくる空気をきれいに保ちます。
フィルターの効果を維持するためには、定期的な掃除が必要です。フィルターについた汚れを掃除機で吸い取り、さらにエアコン本体に貼り付けるタイプの機能性フィルターを追加することで、室内の空気環境をより改善できます。
サニクリーンの抗ウイルスエアコンフィルター「フィルドゥ」
サニクリーンでは、抗ウイルス・抗菌・抗カビを実現した機能性エアコンフィルター「フィルドゥ」をご提供しています。
フィルドゥには、細菌類を死滅させる性質を持つ銅イオンがフィルターに加工されており、抗ウイルス試験ではインフルエンザウイルス(0.08~0.12μm)への効果(抗ウイルス活性値4.1)も立証されています。
| 商品名 | フィルドゥ |
| 素材 | ポリエステル不織布 |
| 寸法 | (約)縦40cm×横80cm |
| 色 | 水色(表面のみ緑色の文字印刷あり) |
| 入数 | 2枚 |
室内のウイルスを不活化させることで、換気が十分に行えない場所や空気を循環させている場所でも、エアコン使用時の空気環境改善に貢献します。
コロナ対策に効果的な換気方法|エアコン使用時の実践ポイント
「30分に1回程度の換気を目安にする」など、新型コロナウイルスの家庭内感染を防ぐためには、正しい換気方法を実践しましょう。ここでは、エアコン使用時でも効果的な換気のポイントをご紹介します。
換気の基本は「定期的に窓を開けること」

厚生労働省では、感染症対策として「定期的に換気を行うこと」を重要なポイントとしてあげています。具体的には、窓を開けて外の空気を取り入れ、室内の空気を入れ替えることが推奨されています。
換気の目安としては“30分に1回程度”、数分間窓を開けるなど、こまめに空気を入れ替える方法が示されています。長時間まとめて換気するよりも、短時間の換気を定期的に行うことで、室内に空気が滞留しにくくなります。これは、厚生労働省が商業施設向けに行っている指導ですが、ご家庭でも十分に活用できるのではないでしょうか。
ご家庭の間取りや天候、体調など、そのときの状況に応じて、無理のない範囲で換気を行いましょう。
換気は、対角線上の窓開放が基本
換気の効果を最大限に高めるには、空気の流れを作ることが重要です。
【STEP1】対角線上にある2つの窓を開ける
1方向だけでなく、対角線上に配置された2つの窓を開けることで、空気の流れができやすくなり、室内全体の空気を効率よく入れ替えることができます。
【STEP2】窓の開け方を工夫する
風の入口と出口となる窓を開けることで、室内に空気の流れが生まれ、効率的に換気することができます。可能であれば、風上側の窓と風下側の窓を開けると、自然な風の流れを利用できるため、より効果的です。また、窓を全開にする必要はなく、少し開けておくだけでも換気効果が得られます。
室内の空気は、風上側の窓から新鮮な外気が入り、室内を通過した後、風下側の窓から排出されます。このように空気の通り道を作ることで、短時間でも効率的に換気することができます。
窓が1つしかない場合の対処法

対角線上に窓を開けることが理想ですが、部屋の構造上、窓が1つしかない場合もあります。そのような場合は、扇風機を活用しましょう。
【STEP1】窓を開ける
窓を全開にして、外との空気の出入り口を確保します。
【STEP2】扇風機を窓に向けて設置
扇風機を窓に向けて置き、室内の空気を外に送り出すようにします。
エアコンの設定温度を調整しましょう
窓を開けて換気をすると、どうしても冷暖房効率が下がります。そのため、普段よりも低め(または高め)の設定温度に調整することが推奨されています。
厚生労働省も「換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をしましょう」と述べています。
夏場は熱中症予防も重要ですので、無理をせず、快適に過ごせる温度設定を見つけましょう。
感染しにくい室内環境の作り方|温度と湿度の管理

換気と並んで重要なのが、室内の温度と湿度の管理です。適切な温湿度を保つことで、ウイルスの感染リスクを下げることができます。
推奨室温は18℃以上(できれば20~25℃程度)
一般的にウイルスは、乾燥した低温の環境で感染力を増すといわれています。通常の風邪も、空気が乾燥して気温の低い冬に多く発生します。新型コロナウイルスは、気温により感染力が維持される期間が変わることが指摘されています。
| 気温 | ウイルスの感染力維持期間 |
| 37℃ | 約1日程度 |
| 22℃ | 約7日間 |
| 4℃ | 約14日間 |
このデータからも、室温を下げすぎないことが重要であることがわかります。
季節にもよりますが、厚生労働省は室温を18℃以上に維持することを推奨しており、感染対策の観点からは、できれば20~25℃程度に保つことが望ましいとされています。
推奨湿度は50%前後
空気が乾燥していると、ウイルスを含む飛沫が軽くなり、長時間空気中に漂いやすくなります。また、粘膜の乾燥により、体の防御機能も低下してしまいます。
感染対策としては、湿度を50%前後に保つことが推奨されています。
【湿度が低い場合のリスク】
□飛沫の水分が蒸発し、エアロゾルとなって長時間浮遊。
□鼻やのどの粘膜が乾燥し、ウイルスの侵入を防ぐ機能が低下。
□体の免疫力が下がり、感染しやすくなる。
【湿度が適切な場合のメリット】
□飛沫が重さを保ち、すみやかに地面に落下。
□粘膜が潤い、防御機能が正常に働く。
□感染リスクが低下する。
温湿度管理の具体的な方法

室内の温湿度を適切に保つためには、エアコンの設定温度を変えたり、加湿器や除湿器などを上手に利用します。
【夏場の温湿度管理】
□エアコンの設定温度を25℃以上に設定
□除湿機能を使いすぎず、湿度40~60%を目安に
□定期的な換気を忘れない
【冬場の温湿度管理】
□暖房を使用し、室温を18℃以上に保つ
□加湿器を使用し、湿度50%前後を維持
□換気時は短時間で効率的に行う
低温・乾燥環境でウイルスが活性化するメカニズム
なぜ低温・乾燥環境でウイルスの感染力が増すのでしょうか。その理由は以下の通りです。
【低温の影響】
□体温が下がり、免疫機能が低下
□ウイルスが環境中で長期間生存できる
【乾燥の影響】
□エアロゾルが軽くなり、長時間浮遊
□粘膜が乾燥し、ウイルスの侵入を許しやすくなる
熱中症予防との両立
夏場は新型コロナウイルス対策と同時に、熱中症予防も重要です。厚生労働省は「新しい生活様式における熱中症予防行動のポイント」として、以下のように推奨しています。
“熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をしましょう。※”
※2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行しましたが、換気や手洗いなどの基本的感染対策は、現在でも有効とされています。
空気清浄機はコロナ対策に有効?正しい選び方と使い方とは

新型コロナウイルス対策として、空気清浄機の導入を検討される方も多いでしょう。結論から申し上げると、「HEPAフィルター」搭載の空気清浄機は一定の効果が期待できるようです。ここでは、空気清浄機の効果と正しい選び方・使い方について解説します。
「HEPAフィルター」など高性能フィルターの必要性
ウイルスのような小さな粒子を捕捉するには、高性能なフィルターが必要です。
「HEPAフィルター」とは、0.3μmの粒子を99.97%以上捕集できる高性能フィルターのことをいいます。新型コロナウイルスの大きさは約0.1μm程度ですが、ウイルスは単独で浮遊するのではなく、飛沫やエアロゾルに付着していることが多いため、HEPAフィルター搭載の空気清浄機は一定の効果が期待できるといわれています。
空気清浄機を選ぶポイント
空気清浄機を導入する場合は、以下のポイントを確認しましょう。
| ポイント | 内容 |
| フィルター性能 | HEPAフィルター搭載モデルを選ぶ |
| 適用床面積 | 使用する部屋の広さに合ったものを選ぶ |
| メンテナンス性 | フィルター交換が容易なモデルを選ぶ |
| 運転音 | 静音性も考慮する |
換気との併用が基本
空気清浄機を導入しても、換気の代わりにはなりません。空気清浄機は室内の空気を循環させてフィルターで浄化するものであり、外の新鮮な空気を取り込むものではないからです。そこで、空気清浄機を使用する場合でも、定期的な換気をしましょう。空気清浄機と換気を併用することで、より効果的に室内環境を改善できます。
消毒・清掃の重要性

空気清浄機で空気中のウイルスを減らすことはできても、家具や床に付着したウイルスは除去できません。そのため、よく触る場所の消毒や清掃も並行して行うことが大切です。
エアコンが原因で起こる「夏型過敏性肺炎」に注意
新型コロナウイルスの家庭内感染(二次感染)対策として「換気しながらエアコン」が正解だとお伝えしましたが、エアコン内部が汚れていると、新型コロナとは別の健康リスクが生じることをご存じでしょうか。
特に注意したいのが「夏型過敏性肺炎」です。これはエアコン内部に繁殖したカビ(真菌)が原因で発症するアレルギー性の肺炎で、5月から10月にかけて発症例が多く報告されています。
せっかく新型コロナ対策で換気とエアコンを併用しても、エアコン内部のカビを室内に撒き散らしていては本末転倒です。ここでは、夏型過敏性肺炎のリスクとエアコンクリーニングの重要性について解説します。
夏型過敏性肺炎とコロナの症状の類似点
夏型過敏性肺炎(通称:夏肺炎)は、新型コロナウイルス感染症や風邪の症状ととてもよく似ていて間違われやすい病気です。
| 症状 | 夏型過敏性肺炎 | 新型コロナ・風邪 |
| 咳 | あり | あり |
| 発熱 | あり | あり |
| 頭痛 | あり | あり |
| 倦怠感 | あり | あり |
「風邪が長引いている」「市販の風邪薬が効かない」と感じている方は、夏型過敏性肺炎の可能性も考えてみましょう。
原因となるカビ(真菌)“トリコスポロン”について
夏型過敏性肺炎の原因は、「トリコスポロン」というカビ(真菌)です。
夏の間、冷房を使うとエアコン内部には大量の湿気(水分)が発生し、さらにホコリや汚れがたまると、それらがカビの栄養源となってどんどんカビが増殖していきます。その結果、エアコンが空気中にカビをまき散らし、それを吸い込むことで夏型過敏性肺炎を発症してしまうのです。
発症までの時間と特徴
夏型過敏性肺炎には、以下のような特徴があります。
【発症までの時間】
原因となるカビ(真菌)が体に入ってから数十時間後には、咳や頭痛、発熱といった症状が現れます。発症が比較的早いのが特徴です。
【発症時期】
5月~10月の発症が多く、特に7月にピークを迎えます。
【発症しやすい人】
家にいることが多い専業主婦に発症が多いという特徴があります。これは、エアコンを長時間使用する環境にいる時間が長いためと考えられています。
予防のためのエアコンクリーニングの必要性

夏型過敏性肺炎だけでなく、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎といった病気も、エアコンのカビが原因で引き起こされることがあります。
特に免疫力の高くない小さなお子さんや高齢の方がいらっしゃるご家庭では、夏型過敏性肺炎などの病気予防のために、エアコンクリーニングを定期的に行うことが重要です。
エアコンクリーニングで健康を守る|清掃のタイミングとメリット
エアコンクリーニングは、病気を予防するだけでなく、冷房効果を高めたり電気代を節約できたりといったメリットもあります。以下のような症状が見られたら、エアコンクリーニングのサインです。
□エアコン清掃(内部の清掃)を2年以上していない。
□エアコンをつけると臭いがする。
□冷房の効きが悪くなった。
□あまり使っていないのに電気代が高い。
□エアコンから出る風が弱くなった。
□ルーバーやフラップ部分に黒い斑点(カビ)が見える。
これらのサインを見逃さず、早めにクリーニングを行いましょう。
定期清掃のメリット
エアコンクリーニングを定期的に行うことで、以下のようなメリットが得られます。
| メリット | 内容 |
| 病気予防 | カビの除去により、夏型過敏性肺炎などを予防 |
| 電気代節約 | 冷房効率が上がり、電力消費を抑える |
| 冷房効果向上 | 風量・風速が回復し、部屋が冷えやすくなる |
| 臭い除去 | カビや汚れによる悪臭を解消 |
| 寿命延長 | エアコンの負担を減らし、長持ちさせる |
エアコン内にカビやホコリがたまると、風量・風速が弱くなって部屋が冷えにくくなり、必要以上に電力を使ってしまうため電気代がかかります。定期的なクリーニングは、家計にも優しいのです。
プロのクリーニングと自分でできる掃除の違い
エアコンの掃除には、「自分でできる掃除」と「プロに依頼するクリーニング」の2種類があります。
【自分でできる掃除】
□フィルターの掃除機がけ
□フィルターの水洗い
□吹出口の拭き掃除
□本体外側の拭き掃除
これらは定期的に(2週間に1回程度)行いましょう。
【プロに依頼するクリーニング】
□内部の熱交換器の洗浄
□送風ファンの洗浄
□ドレンパンの洗浄
エアコンの内部まで徹底的に洗浄するには、専門的な知識と技術、専用の機材が必要です。年に1回程度は、プロのクリーニングを利用することをおすすめします。
サニクリーンのエアコンクリーニングが選ばれる理由
サニクリーンは、1962年の創業以来60年以上にわたり、清掃のプロフェッショナルとして日本全国のホテル・飲食店・各種施設に清掃サービスを提供してきました。長年にわたって法人向け清掃で培った技術力とノウハウを活かし、現在はその品質を家庭向けにも展開しています。
サニクリーンならではの確かな仕上がりと満足度の高いエアコンクリーニングをお届けしています。
ハウスクリーニング顧客満足度調査96.7%※
サニクリーンでは、ハウスクリーニングの顧客満足度調査を行っています。
サニクリーンのハウスクリーニングの満足度は「96.7%」と高い評価をいただいています。
※自社調査、調査実施日2022年2月~2023年4月、サニクリーンのハウスクリーニングを実施したお客様へのアンケート調査、サンプル数675件(詳しくはこちら)
<各種項目ごとの満足度※>
- 掃除の仕上がり満足度:97.0%
- 価格の妥当性:93.6%
- 作業員の接客態度:98.2%
- また利用してみたい:97.3%
- 知り合いに紹介したい:92.6%
技術の向上を可能にする独自の研究機関「サニクリーン中央研究所」
サニクリーンでは、千葉県袖ケ浦市に「サニクリーン中央研究所」を設立し、現場環境に近い状況を再現することで、多様な清掃課題に対応できるよう技術力の向上に取り組んでいます。
サニクリーンの安心サービス
(1)完全無料のお見積り
汚れやカビの発生状況や程度、最適な清掃方法まで、専門的な視点からご提案し費用をお出しします。
<無料見積もりサービスの内容>
・現在の汚れ状況の診断
・最適な清掃プランの提案
・料金のご案内
・作業時間と日程の相談
(2)明朗会計で安心
事前にお見積もり金額をお伝えしますので、安心してご依頼いただけます。
(3)充実のアフターフォロー
日常の清掃方法やメンテナンス方法などをアドバイスします。
まとめ
今回は、新型コロナウイルスの家庭内感染(二次感染)対策として、エアコンをつけながら換気する正しい方法を中心に解説してきました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
□窓を開けながらエアコンをつける。
□一般的なエアコンには換気機能がない。
□換気の目安としては“30分に1回程度”、数分間窓を開ける。
□対角線上の窓を開けて空気の流れを作る。
□窓が1つの場合は扇風機を活用する。
□エアコンは年に1回はプロのクリーニングを利用する。
「withコロナ」が一般的になった時代ですが、二次感染を防止するためには適切な換気が重要です。定期的なエアコンクリーニングとあわせて健康管理を心がけていきましょう。
<参考文献>
・厚生労働省「換気の悪い密閉空間を改善するための換気の方法」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618969.pdf?utm_source=chatgpt.com
・厚生労働省「熱中症予防に留意した『換気の悪い密閉空間』を改善するための換気の方法」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000640913.pdf
・厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
・厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html
・厚生労働省「『新しい生活様式』における熱中症予防行動のポイント」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html¥¥
・Nature Communications (2020)「実験データ」
https://www.nature.com/articles/s41421-020-00191-9
・厚生労働省「冬場における換気の方法」
https://www.mhlw.go.jp/content/000698866.pdf
・厚生労働省「感染拡大防止のための効果的な換気について」
https://www.mhlw.go.jp/content/001020788.pdf
・東京都防災ホームページ「第6回東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料」(令和2年8月13日)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/010/714/20200813.pdf
・日本経済新聞「マイクロ飛沫感染に注意 厚労省の助言組織が呼び掛け」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62120790Q0A730C2CE0000/
・Bloomberg「中国のレストランで発生した感染事例に関する報道」
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2020-02-10/Q5H21TDWX2Q501
・国立保健医療科学院「新型コロナウイルス感染症予防のための夏期における室内環境整備に関する考え方」
https://www.niph.go.jp/soshiki/09seikatsu/arch/COVID19_summer.pdf
Q&A|新型コロナウイルスの二次感染を防ぐ換気について
Q. 家族が新型コロナウイルスに感染しているとき、エアコンは使っても大丈夫ですか?
A. 使用できます。ただし、エアコンだけでは換気ができないため、窓開けや換気扇による換気を必ず併用することが重要です。
Q. 新型コロナ対策で「エアコンをつけながら換気する」とは、どういう意味ですか?
A. 室温調整のためにエアコンを使いながら、窓を開けたり換気扇を回したりして空気を入れ替えることを指します。
Q. 家庭用エアコンに換気機能がないのはなぜですか?
A. 一般的なエアコンは、室内の空気を循環させて冷やしたり温めたりする機器で、外の空気を取り込んだり室内の空気を排出する機能はありません。
Q. 新型コロナの家庭内感染(二次感染)で「換気」が重要とされる理由は何ですか?
A. 換気が不十分だと、ウイルスを含むエアロゾル(微細な飛沫)が室内に滞留し、吸い込むことで感染リスクが高まるためです。
Q. 新型コロナ対策として、家庭での換気はどれくらいの頻度が目安ですか?
A. 目安としては、30分に1回程度、数分間窓を開けるなど、短時間の換気をこまめに行う方法が推奨されています。
Q. エアコン使用中に、効率よく換気するための窓の開け方はありますか?
A. 可能であれば、対角線上にある2つの窓を開けることで、空気の通り道ができ、室内全体の換気効率が高まります。
Q. 窓が1つしかない部屋で、新型コロナ対策として換気する方法はありますか?
A. 窓を開けたうえで、扇風機を窓に向けて設置し、室内の空気を外へ押し出す方法が効果的です。
Q. 窓を開けると暑さや寒さが気になりますが、換気と快適さは両立できますか?
A. 両立できます。エアコンで室温を調整しながら、短時間の換気を繰り返すことで、無理なく対策が可能です。
Q. 空気清浄機があれば、新型コロナ対策として換気は不要ですか?
A. 不要にはなりません。空気清浄機は空気を循環して浄化する機器であり、外気を取り入れる換気の代わりにはならないためです。
Q. エアコン内部のカビは、新型コロナ対策の面でも注意が必要ですか?
A. はい。内部のカビは夏型過敏性肺炎など別の健康リスクにつながることがあり、換気とあわせて定期的な清掃やクリーニングが重要です。
















