床材を傷めない玄関のたたき(三和土)のかんたんお掃除方法
玄関で靴を脱いだり履いたりするためのスペースをたたき(三和土)や土間といいます。
ここは家の中では唯一と言っていい、土足のエリアなので、靴底についた外の汚れなど、家の中とは違った種類の汚れが入ってくる場所です。
たたきの汚れを放置すると、ここから家の中に外の汚れが入り込んでしまうため、定期的なお掃除でキレイを維持したい場所です。
今回はこの玄関のたたきのお掃除について、汚れの種類や床材の特性を考慮した、素材を傷めないお掃除をお伝えしていきます。
玄関のたたきが汚れる原因は?
まずは、玄関のたたきが汚れる原因と汚れの種類を見ていきましょう。主に以下のような原因、汚れが考えられます。
・靴底についた砂や土など
・外から入ってくる排気ガスや花粉など ・人の体毛や髪の毛 ・ペットから出る汚れ ・風通しの悪い場所にできるカビ |
一番イメージが湧くのが、靴底についた砂ぼこりや土ぼこりなどの汚れでしょう。
この砂や土の汚れは、水分を含むと汚れが落としづらくなります。雨の日に、たたきが靴底の跡で汚れてしまった様子は、皆さん見たことがありますよね。
この汚れをそのまま放置しておくと、タイルなどの床材に固着してしまい、風合いを損ねることになってしまいます。
その他に注意したいのが外から入ってくる花粉や、風通しの悪い場所にできるカビです。
これらはアレルギーなど健康を損なう原因となるため、発生しやすい時期はこまめにお掃除をしたいところです。
玄関のたたき・床の素材は?
玄関のたたきに使われる床材は主に以下の4つになります。
・コンクリート
・モルタル ・磁器質タイル ・天然石 |
コンクリートやモルタルは、セメントをベースに砂や水を合わせて作られます。磁器質タイルは粘土や石を混ぜて高温で焼き上げたものです。
天然石は主に大理石や御影石(みかげいし)などが使われています。光沢があり高級感もあります。
いずれの床材も、固くて耐久性のある石材を使っていますが、掃除の面でみると天然石は注意が必要です。
天然石は水がしみ込みやすいため汚れで風合いを損ねやすく、また酸性やアルカリ性にも弱いため、強力な洗剤を使うと変色してしまいます。
この注意点を踏まえて、床材を傷めないお掃除方法を見ていきましょう。
床材を傷めないたたきのお掃除方法
今回は床材を傷めない&簡単お手入れをポイントにしたお掃除方法をご紹介します。
準備するもの
・ほうき(もしくは掃除機)
・新聞紙もしくは茶殻
・ぞうきん
・バケツ
・水
事前準備・ポイント
・お掃除は晴れた日に行いましょう。
・玄関ドアや窓を開けて通気を良くしておきます(ホコリを取る時は、風で舞わないようにしめましょう)。
・靴や傘など、掃除の邪魔になるものはどけておきましょう。
お掃除手順
① ほうきで床全体を掃除して、表面にあるや砂ぼこりや土ぼこりなどの汚れを落としましょう(掃除機でも可)。
※掃く前に、水で濡らして細かくちぎった新聞紙や茶殻を床全体にまいておくと、ホコリが舞い上がりにくくなります。
※しっかりと砂や土を取り除くことで、拭き掃除の際にそれらを引きずって床材を傷つけてしまうのを防げます。
② バケツに入れた水で固く絞ったぞうきんで水拭きします。
※バケツで直接水を流すと、水はけが悪い場所に残ってカビの原因になったり、天然石が痛む原因となるため、拭き掃除のみがおすすめです。
以上です。シンプルですが、実際にやってみるとこれだけでも結構汚れが落とせるのが分かると思います。
お掃除の手間をなくすかわりに、掃き掃除は週1回、拭き掃除は1か月に1回程度行うと良いでしょう。
落ちない汚れはマイクロファイバースポンジで
簡単なお掃除でキレイな状態を維持できるのが理想です。
しかし、水拭きだけではどうしても落としきれない汚れがある場合は、マイクロファイバースポンジでのお掃除をおすすめします。
マイクロファイバーとは、ポリエステルやナイロンなどを原料とした合成繊維の一種で、繊維一つひとつの直径が8マイクロメートル以下と、髪の毛の100分の1以下という細さが特徴です。
この極細繊維によって、ブラシなどでは落とせない、目には見えない小さい孔(あな)に入り込んだ汚れを落とすことができます。
基本的には洗剤を使う必要もないので、水拭きの手間が少ないなどのメリットもあります。
※残念ながら、天然石(大理石、御影石など)にマイクロファイバースポンジを使うことはできません。
0.045mmブラシとマイクロファイバーで汚れを落とす、サニクリーンのスポンジ
サニクリーンでは、玄関やベランダなどの外回りのお掃除に最適なマイクロファイバースポンジをご用意しました。
パッド面は0.045mmの極細ブラシとマイクロファイバーでできており、目には見えない細かい孔(あな)や溝にも入り込み、汚れをかき出すことができます。

2つの繊維で小さな汚れを逃さずキャッチします。
玄関やベランダだけでなく、網戸やサッシのお掃除、照明やエアコンの室外機など、家の外回りの汚れをこれ一つで効率的にお掃除できます。
また、中性洗剤と組み合わせて使うこともできるため、排気ガスなどでべたついた汚れなども効果的に落とすことができます。
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汚れの侵入を防ぐには玄関マットが有効
ここまで玄関のたたきのお掃除方法をお伝えしてきました。
最後に、玄関やエントランス周辺をキレイに保つためにおすすめしたいのが玄関マットです。
飲食店やオフィスビルの入り口によく設置してあるマットは、靴底の汚れを落として、店舗やオフィスの中をキレイに保つ効果があります。
みなさんのお家に置き換えると、たたきや家の中に汚れやホコリなどのハウスダウトが侵入するのを防ぐことができます。
また、殺風景になりがちなエントランス周辺をデザイン性のあるマットで演出するという効果もあります。
来客が多いお宅などは、キレイの維持とおもてなしの両面から検討してみてはいかがですか?
無料でお試し可能なサニクリーンの玄関マット
サニクリーンでは、オフィスや店舗などで利用されている業務用マットのノウハウを活かし、家庭用の玄関マット「サニマットアルテ」をご用意しました。
高いブラッシング効果をもつモノフィラメント(編み込み)素材が靴底の汚れを強力にかき落とします。
また定期的なマット交換によって効果を維持させることで、清潔なエントランスと来客者へのおもてなしをサポートします。
今回はお家の玄関の雰囲気に合わせて選べるよう、2種類のデザイン展開をしています。
無料でお試しいただくことも可能です。無理に契約を勧めることはありませんので、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
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今回は玄関のたたきを、素材を傷めず簡単にお掃除できる方法をご紹介しました。
玄関は「家の顔」と言われるように、その家の雰囲気を大きく左右します。
こまめにお手入れをして、毎日使う家族だけでなく、来客される人なども気分よく過ごせるようにしたいですね。
※2021年10月22日初版