家事のネタ帳

お風呂の残り湯で洗濯。お湯を衛生的に使うコツを紹介

お風呂の残り湯で洗濯。お湯を衛生的に使うコツを紹介

寒い季節は温かいお風呂が気持ち良いですね。夏はシャワーだけでも、冬は毎日お風呂に入る方も多いと思います。

そんな中で気になるのが水道代、お風呂の残り湯がもったいないのでホースをつけて洗濯に使っている方もいるのでは?

お湯を再利用できるためエコで経済的ですが、ひとつ心配なのが雑菌などの衛生面です。普段残り湯で洗濯していても、その点が気になっている人も多いようです。

今回はそんな方のために、より衛生的に残り湯を洗濯で使えるコツをお伝えします。

残り湯の活用はメリットがたくさん!

財布の中を見る女性の写真

まずは改めてお風呂の残り湯を活用するメリットを確認しましょう。

一般的な浴槽に入るお水の量は150~200リットルです。これだけのお水をそのまま捨てるのはもったいないし、上手く再利用したいですよね。

水道代が節約できる

お風呂と同じように、洗濯も毎日のように行います。ですので、洗濯に残り湯を使えると大きな節約に繋がります。

例えば毎日の洗い工程で使う水の量を50リットルとして、それを残り湯でまかなうと、毎月500円程度の水道料金が節約可能です。

年間にすると5,000~6,000円!これは無視できない金額ですね。

節水ができる

先ほどと同じく、1回の洗濯で使う水50リットルを残り湯でまかなうと、毎月1,500リットル程度の節水になります。

残り湯の活用は、経済的なだけでなくエコで環境にもやさしい取り組みといえます。

洗濯物の汚れが落ちやすい

洗濯に使う洗剤は、水よりもお湯の方が溶けやすく、洗浄力が高くなるので汚れが落ちやすくなります。普通の洗濯では冷水を使いますが、残り湯はそれより温かいですよね。

40度で入ったお湯にフタをしておけば、翌日になっても20~25度程度の温かさがあるため、汚れを落とす効果が期待できます。

一晩経つと残り湯の菌の数は1,000倍に!

3個のウイルスのイラスト

残り湯を使うと節約&エコで汚れ落ちも良い、といいことずくめですが、やはりみなさんが気になるのは「残り湯ってきれいなの?」「洗濯に使って問題ないの?」ということでしょう。

お風呂に入った後のお湯だからばい菌が心配・・・と感覚的にはわかるものの、菌は目には見えないので実際にはわからないですよね。

そこで、衛生微生物研究センターが「入浴後のお風呂を洗濯に使ったり、追い炊きして翌日に入ったりして良いのか?」という視点で、お風呂の水の細菌数を調査しました。

その結果では、入浴前には1ミリリットルあたり数十個だった細菌の数が、入浴直後には数百~数千個、一晩放置した後では数十万~数百万個に増加したそうです。

入浴した翌日には、菌の数が入浴直後の約1,000倍!なんだか想像もつかない数ですが、まったくいい気はしませんね。

衛生微生物研究センターでは、普通は風呂水の細菌で病気にかかる心配はないが、残り湯を放置すると大量増殖するので衛生的とは言い難い、そしてお風呂の水はできるだけその日に使った方が良い、と見解を述べています。

これを読む限り、細菌が気になる方は翌日に追い炊きするのをやめた方が良さそうですね。

残り湯を衛生的に使う4つのコツ

浴槽のふちに置いてあるアヒルのおもちゃの写真

調査結果を踏まえて、お風呂の残り湯をできるだけ衛生的に使うコツをまとめました。

当日、できるだけ早く洗濯に使う

調査結果でも分かる通り、時間が経てば経つほど菌は増殖します。できれば家族全員がお風呂に入り終わった後、すぐに残り湯を洗濯に使ってしまいましょう。

これは細菌が少ないだけでなく、お湯の温度がまだ高い状態なので汚れ落ちも良くなるという嬉しい点もあります。

残り湯は「洗い」のみ。「すすぎ」には使わない

洗濯では洗いとすすぎの工程で水を使いますが、お風呂の残り湯を使うのは洗いの工程だけにしましょう。

すすぎとは洗い工程でついた洗剤をきれいな水で洗い流す工程です。すすぎで残り湯を使うと、雑菌が洗った衣類についてしまうため台無しです。

特にすすぎが1回だけの洗濯機で使うのは避けましょう。使うとしても2回すすぎの1回目まで、最後のすすぎは水道水!と覚えておきましょう。

身体を洗ってから浴槽に入る

できるだけ残り湯をきれいな状態で使うため、お風呂に入る時は先に身体を洗ってから浴槽に入りましょう。

いきなりざぶん!と入るのは気持ち良いかもしれませんが、身体についた汚れ、菌が全部お湯についてしまいます。

ここは家族の協力も必要ですね。そもそも、みんなきれいなお湯に入りたいはずです。次に入る人のために、浴槽に入るのは身体を洗ってから!もしくは、せめてシャワーだけでも浴びましょう。

浴槽にたまった垢(皮脂汚れ)をとる

誰かが入った後のお風呂を見ると、お湯に垢が浮いていたり、浴槽のフチに垢が溜まっていたりしますよね。

身体をきれいに洗ってから入るのとあわせて、お湯に浸かった時に出た垢はできるだけ取り除きましょう。

お風呂の中の垢が減れば、残り湯をきれいに使えるだけでなくお風呂掃除もラクになりますよ。

垢がたまらないように、お湯に浸かりながら桶ですくう…なんていうのもアリですが、浴槽に入れると垢を取ってくれる入浴グッズもあります。是非活用してみてください。

お風呂に入れるだけで垢をとるアカパックン

アカパックンお風呂用のパッケージの写真

お風呂のお湯をできるだけきれいに保ちたい、そんな方はアカパックンがおすすめです。

内部には原油タンカーの座礁事故で原油回収に使われる特殊繊維が入っていて、浮いてきた垢(皮脂)を吸着します。

お湯に入れておくだけで水面や浴槽のフチにつく垢を減らせるため、お湯の汚れを軽減できます。

アカパックンを湯舟に浮かべている写真

お風呂に浮かせておくだけでOK

きれいなお湯で洗濯できるだけでなく、お掃除の手間も減らせますし、皮脂が原因の嫌なニオイも軽減できるため、バスタイムも快適になりますよ。

使用期間は200日と、繰り返し使えるため経済的です。浴槽に入れるだけのお手軽アイテムなので、是非試してみてください。

サニクリーンのアカパックンのホームページにとばすバナー

200日も使える!かわいいだけでなく入浴後の垢をキャッチするサニクリーンのアカパックン(お風呂用)はこちら

まとめ

洗濯物を干す女性

今回はお風呂の残り湯を、洗濯で衛生的に使うコツをお伝えしました。

特にお風呂のお湯をきれいにしておくと、バスタイムも快適になるし、お掃除もラクになっていいことずくめです。

すでに残り湯を洗濯に使っている方は、今日からでも試してみてくださいね。

 

<参考文献>
衛生微生物研究センター 「風呂の残り湯は使っても良い?」
https://kabi.co.jp/remaining-hot-water-from-bath/

 

 

※2021年12月1日初版
※2022年1月17日改訂

\ この記事を友だちにシェアする /

お風呂の残り湯で洗濯。お湯を衛生的に使うコツを紹介

お風呂の残り湯で洗濯。お湯を衛生的に使うコツを紹介

この記事の監修者

サニクリーン 女性家事ネタ担当ライター

サニクリーン 女性家事ネタ担当ライター

お客様の「掃除の悩み」を解決する「サニクリーンおそうじマイスター制度(上級ライセンス)」を取得!

この家事のカテゴリー

この家事に関連するタグ

あわせて読みたい