家で羽アリを見つけたらどうする?シロアリとの見分け方や対処方法を解説!
「家の中で羽が付いたアリを見かけた…」という方は、真っ先にシロアリの存在を疑うことでしょう。
自宅で羽アリを見つけた場合は、その正体がシロアリなのかどうかを確認する必要があります。
そして、シロアリだったという場合はすでに自宅がシロアリによる被害を受けているかもしれません。
今回は、シロアリの特徴、シロアリとクロアリの見分け方、シロアリの羽アリを自分で駆除する方法、シロアリ・羽アリ駆除を依頼する際のポイントを紹介いたします。
羽アリの正体がシロアリかクロアリかを見分けたい方は、是非チェックしてみてください。
シロアリの特徴とは?
シロアリは、名前に「アリ」が付くため、アリの仲間と思っている方も少なくないでしょう。
しかし、実際シロアリはゴキブリの仲間で、ゴキブリの社会性を発達させた系統がシロアリとされています。
見た目は、触覚が短く、羽が4つ、寸胴であるのが特徴です。体色は白なので、クロアリと見分けがつきやすいのですが、羽アリの状態では黒色なので見分けがつかない場合もあります。
シロアリの習性
シロアリは、一匹で行動することはなく、「コロニー」と呼ばれる集団で生活・行動を共にします。腐った木材などを餌とし、湿気を好むという特性を持っているため、土壌や床下部分を侵入経路として生息します。
シロアリは、成長すると「羽アリ」となります。羽アリは、適した時期が訪れると新しいコロニーを作るためにお引越しをします。
羽アリは、繁殖するため自宅で1匹でも羽アリを見つけた場合は結構の数の羽アリが住み着いている、もしくは巣を作っていることが考えられます。
また、シロアリは世界で2,000以上の種類が確認されています。その中でも日本で生息する代表的なシロアリは、「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」「ダイコクシロアリ」が挙げられます。
シロアリとクロアリの見分け方・対処方法とは?
シロアリとクロアリは、見た目が似ている上に、巣をつくり生活を共にするという点も共通しています。
しかし、シロアリとクロアリは全く別の生物です。こちらでは、シロアリとクロアリの見分け方を紹介いたします。
シロアリとクロアリの生態・見分け方
シロアリは、分類学上ゴキブリの仲間であるのに対してクロアリは、ハチの仲間であることが違いとして挙げられます。
シロアリとクロアリのサイズ感は、さほど違いがありません。どちらも体長は7mm~1㎝ほどで、頭部の形もそっくりです。
シロアリとクロアリを見分ける場合は、下記の部分をポイントとしてチェックしてみてください。
〈シロアリの特徴〉
・触覚が短い、数珠状
・羽の長さが4枚とも同じ
・寸胴
・シロアリは木材の中に入り込み、内側を食べていくため、家の耐震性に問題が出る
〈クロアリの特徴〉
・触覚が長く、くの字状
・上部と下部で羽の長さが異なる
・胴がくびれている
・クロアリは家屋に直接的な被害を与えない
羽アリの特徴
シロアリが成長した状態の羽アリは、柱や床下の木材を餌とします。
羽アリが生息する「巣」にアリが入りきらないほどの飽和状態になると、羽を生やして巣別れします。
その際にシロアリの羽アリは、雄と雌が対になって飛び、空中結婚をします。
そして、新しい場所で巣を作り、生殖活動→産卵準備に入ります。
今までシロアリを見なかったのに、急に現れるようになったという場合は新しい巣の場所を探して飛んできた可能性があります。
羽アリの対処法
羽アリを自宅で見つけた場合は、まずそのアリが「シロアリ」か「クロアリ」なのかをチェックしましょう。
前述したように、シロアリは4枚の羽根が同じサイズ感であるのに対して、クロアリは上部2枚と下部2枚の羽根のサイズ感が微妙に異なります。
そのため、羽のサイズ感でシロアリとクロアリの判別がしやすいです。
また、シロアリの羽アリは「羽を落とす」という特徴を持っているため、床などに羽が落ちていないかなどをチェックするのもおすすめです。
シロアリとクロアリを判別できた上で、シロアリだった場合は掃除機で吸い込むのが最適です。
殺虫スプレーを使用する方法もありますが、殺虫スプレーを使用するとアリ自体が逃げてしまい、他の部分で巣を作ることが考えられるため、余計に駆除が難しくなります。
いずれも、自宅でシロアリの羽アリを見かけた場合はすでに被害が発生していることが考えられるため、早急に専門業者へ依頼するのがおすすめです。
羽アリ以外にもシロアリの被害が疑われる家の中のポイント!
シロアリは、自分でも気づかないうちに少しずつ家を蝕んでいきます。
こちらでは、シロアリの被害に遭っていないかどうかをチェックしてみましょう。
〈シロアリ被害のチェックポイント〉
・お風呂場の床タイルに亀裂がある、もしくはコーキングに切れがある
・お風呂場にカビが生えている
・自宅に雨漏りしている箇所がある
・鴨居にズレが生じて、浮き出ている
・床がぶかぶかしているように感じる
・柱や壁を叩いた時に空洞音がする
・ドアや窓の締まりが悪くなった
・押入れやクローゼットがかカビ臭い
・シロアリ駆除をして5年以上が経過している
上記のチェックポイントが多くあてはまる場合は、シロアリの被害にあっている可能性があります。
シロアリ・羽アリは自分で駆除できる?
シロアリの羽アリ被害に悩んでいる方の中には、「専門業者に依頼せず、自分で駆除できないか?」と考える方もいらっしゃることでしょう。
自分でシロアリ駆除を行う場合は、シロアリが侵入しないように薬剤を床下・柱に直接散布する「薬剤散布法」。
そして、ベイト剤という筒を購入し建物周囲の地中に埋め込む「ベイト工法」の2種類が挙げられます。
この方法を行えば一時的にシロアリを駆除することはできるかもしれません。
しかし、シロアリや羽アリは完全に駆除しなければ再び発生する可能性があります。
特にシロアリは見えない部分で活動をしているため、自分で駆除をした場合は完全に駆除しきれないことが大半です。
シロアリの再発リスクを考えると、シロアリ駆除は自分で行わずに専門業者に依頼する方が確実でしょう。
シロアリ・羽アリ駆除を依頼する際のポイント
「家にシロアリが出た!けど、どこの駆除業者に依頼すれば良いのか分からない…」という方もいることでしょう。
シロアリの駆除業者の中には、依頼者の事情を知った上で高く見積もりを出すような業者が存在しています。
優良な駆除業者を選ぶためには以下の2つのポイントに注目して依頼を行いましょう。
無料でどこまでやってくれるかリサーチしよう!
優良なシロアリ駆除業者は、駆除後のサービスが充実していたり、無料でシロアリ調査を行ってくれます。
無料調査では、
・どのようなシロアリがいるのか
・どの程度の被害が出ているのか
・今後これ以上被害が広がる可能性があるか
など、実際のシロアリ被害の写真などを提示した上で丁寧に説明をしてくれます。
駆除後のアフターサポートでは、シロアリ駆除後に再びシロアリが発生した際に無料で対処してもらえます。
シロアリ駆除を依頼する場合は、その業者がどこまで無料のサポートを行ってくれるのかをリサーチしましょう!
信頼性を確認する
前述したようにシロアリ駆除業者の中にはしっかりと現地調査や詳細な説明をしない業者が存在しています。
以下のような対応をする業者に注意しましょう。
・現地調査後、強引に契約を迫る
・駆除後に別の不具合を報告して延々と駆除をすすめる
このような業者を選ばないようにするためには、以下のポイントに注目して信頼できる業者を選びましょう。
・現地調査時に写真でシロアリの発生を確認してくれるかどうか
・自宅にいるアリの種類を明らかにしてくれるかどうか
他にも、シロアリ駆除時に必要な作業や、丁寧に駆除方法を説明してくれるか、誠意を持って対応してくれるかを確認することが重要です。
プロのシロアリ駆除・防除業者をお探しならサニクリーンにおまかせ
「自宅で羽アリの群れを見かけた…」という方には、シロアリ駆除の「サニクリーン」がおすすめです。
サニクリーンは、「プロの技術」と「プロの知識」。そして、「プロならではのこだわり」で、シロアリ駆除を行います。
サニクリーンのシロアリ駆除のサービス内容は、以下の通りです。
➀調査〈無料〉
床下全域を丁寧に調査し、シロアリの発生状況と環境をチェックします。
➁結果報告・お見積り〈無料〉
調査報告書を基に調査結果を詳しく説明し、作業費用を提示します。
➂駆除
正しい知識を持った専門スタッフがシロアリ駆除を行います。
④シロアリの侵入防止
土壌から建物内に侵入するシロアリを阻止するために、薬剤処理を行います。
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シロアリ駆除をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、シロアリの特徴、シロアリとクロアリの見分け方、シロアリの羽アリを自分で駆除する方法、シロアリ・羽アリ駆除を依頼する際のポイントなどをお届けしました。
シロアリは、土壌や床下部分から侵入し柱などを餌として生息しています。
そのため、シロアリの存在に気付いた頃は被害が拡大している可能性があります。
シロアリを見つけたときは、殺虫剤などを使用せずに、速やかに信頼できる駆除業者へ依頼しましょう。
※2021年12月2日初版