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エアコンの効きにも影響する!室外機のお掃除方法

エアコンの効きにも影響する!室外機のお掃除方法

エアコンを買うと室内機と一緒についてくるのが室外機。普段屋内で目にする室内機とは違い、あまり注目されない存在ですが、室外機が果たす役割はとても大きいのです。

実は、室外機が汚れていたり、きちんとメンテナンスできていなかったりすると、エアコンの効きに影響するだけでなく、故障につながる可能性もあります。

今回はそんなエアコンの室外機に関する知識とお掃除方法をお伝えします。

室外機の機能とは

悩む女性

そもそも室外機の機能、役割はどのようなものなのでしょうか?室外機と合わせたエアコンの仕組みから解説していきます。

エアコンは室内機と室外機が配管によってつながっており、その中には冷媒というガスが入っています。冷媒の役割は空気の中にある熱を運ぶことです。冷房運転時は部屋の熱を外に運び、暖房運転時は外の熱を部屋に運びます。

室外機にはこの冷媒ガスを移動させるための「圧縮機」が搭載されていて、冷媒ガスと室外機(圧縮機)の役割を、人体でいう血液と心臓に例える人もいます。

少し難しい話になりましたが、室外機は心臓のようにポンプの役割をはたしていると考えれば、室外機なしではエアコンは機能しないというイメージは湧くでしょう。

室外機の環境や汚れはエアコンの効きに影響する

壁掛けエアコンの様子

エアコンの室外機を人間でいう心臓の役割と考えれば、そのメンテナンスの重要性がわかると思います。

普段目にしやすい室内機の汚れはお掃除する人も多いですが、常に外に設置されている室外機の調子や汚れを気に掛ける人はあまり多くありません。

それだけに、蓄積した汚れや使用環境による室外機の劣化が、あるとき突然「エアコンが効かない…」といった形で私たちに襲いかかる可能性があります。

逆に、室外機を正しい環境下へ設置してこまめなお掃除をすることで、トラブル防止につながるだけでなく、エアコンの効きを維持・改善することも期待できます。

エアコンの室内機(フィルターなど)のお掃除をこまめにしているのに、どうも最近エアコンの効きが悪い、そう感じている方は一度室外機を確認してみることをおすすめします。

室外機のチェックポイント&お掃除方法

エアコンの室外機

それでは、室外機の中でもお手入れという点から特に確認したいポイントとお掃除方法を見ていきましょう。

室外機の中や周辺にゴミや落ち葉が溜まっていないか

奥にファンが見える、室外機の吹き出し口にホコリやちり汚れが溜まっていないか確認しましょう。

吹き出し口は冷房時に室内の空気から取った熱を逃がすなどの役割を担っています。ここに汚れが大量に付着して目詰まりを起こすと、エアコンの効率を下げてしまいます。

特に注意したいのが落ち葉です。吹き出し口に落ち葉が積もっていると、それだけで排気の邪魔をしてしまいますし、もし室外機の中に入り込むと、異音や故障の原因になります。

「室外機の音がうるさい」といった話や、近隣からのクレームが上がるケースがありますが、吹き出し口に詰まった落ち葉などが原因かもしれません。

室外機の近くに植栽などがある場合は、こまめに確認することをおすすめします。

吹き出し口のお掃除方法

  1. ほうきで吹き出し口周辺にあるホコリや落ち葉を取り除きます。
  2. 掃除機で吹き出し口の奥にたまっている汚れや落ち葉を吸い取ります。すきまノズルで掃除する時は、無理に奥までノズルを入れないようにしましょう(故障の原因になります)。

側面や裏面の熱交換器に汚れが溜まっていないか

エアコンの室外機側面の様子

エアコン室外機、アルミフィンの様子

吹き出し口とは別に、室外機の側面や裏面にあるのが熱交換器(アルミフィン)です。薄い金属板が重なっていて、この金属板の隙間を通ることで空気が冷えたり温まったりします。

ここが目詰まりしていると、熱交換(空気を冷やしたり温めたりする機能)の効率が悪くなります。

熱交換器のお掃除方法

  1. ブラシノズルをつけた掃除機で、軽くなでるようにしてごみを吸い取ります。
  2. 取り切れなかった汚れは、使用済みの歯ブラシで優しくこすって落とします。

*熱交換器のお掃除の注意点
アルミフィンはとても柔らかいため、力を入れずに軽く触れるぐらいでお掃除しましょう。

本体外側の汚れはあまり気にしなくてOK

吹き出し口や裏側にある熱交換器以上に、パっと見て気になるのは本体外側の汚れです。

しかし、室外機はそもそも屋外で使用することを想定して設計されているため、本体外側に多少の雨や汚れがついても機能的には問題ありません。

もし見た目が気になるようであれば、ほうきでホコリを落としてから水で洗い流し、雑巾で拭きましょう。

その場合、吹き出し口や熱交換器に水を勢いよく当てないように気をつけてください。

自分で落とすのが難しい汚れはプロに相談しよう

プロによる室外機メンナンスの様子

長い期間屋外に放置されていた室外機は、汚れの固着も多く家庭で内部まできれいにするのは、故障のリスクを考えると難しいです。

また、見た目に関して言えば雨風によってすぐ汚れてしまうのが正直なところです。したがって、負担をかけてまで無理に掃除する必要はないかもしれません。

それでもやはり内部の汚れが気になったり、エアコンの効きに影響が出ていないか気になったりする人は、プロのクリーニング業者に相談してみましょう。

室外機単体のクリーニングにかかる費用と、エアコン効率アップによる電気代削減などを比べると、費用対効果としては大きくない可能性が高いですが、例えば室内機とセットでクリーニングをしてもらうなどの提案はもらえるかもしれません。

エアコンクリーニングを行う業者は多数ありますが、業者選定にあたっては、室外機のクリーニングを相談してみても良いでしょう。その対応やセールスの印象によって、信頼して任せられる業者なのか、判断材料のひとつにできます。

プロによるエアコン室内機のチェック

サニクリーンでも全国各エリアでエアコンクリーニングを承っています。通常は室内機のクリーニングが中心ですが、室外機が気になる、クリーニングを検討したい方はお問い合わせください。

いずれもお見積りは無料ですので、みなさまのご連絡をお待ちしております。

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室外機の効率を上げるポイント

エアコン室外機設置の様子

最後にお掃除とは別に、エアコンを快適&効率的に使うための室外機のポイントをご紹介します。

直射日光が当たらない日陰に設置する

これからエアコンを購入される方は、室外機の設置場所に気を使いましょう。室外機は直射日光が当たらない日陰に設置してください。

直射日光に当たると、室外機の温度が上がり冷房時の効率が悪くなります。また、日陰と比較すると本体の劣化も早いです。

すでに日陰がない場所に設置済みの室外機には、可能なら1m程度離れた場所に植木を植えるなど、日除けをしてあげましょう。

室外機の吹き出し口を塞がない

設置済みの室外機を見て、吹き出し口や周辺に物が置いてあれば片付けましょう。

特に吹き出し口が塞がれると、冷房時に放出したはずの熱が再び吸い込まれてしまい、著しく効率が悪化します。室外機の周辺には物を置かず、スッキリと風通しが良い状況にしておきましょう。

エアコンカバーは使う時にははずす

室外機のエアコンカバーが市販されていますが、基本的にはエアコンを使わない時だけかけるものです。エアコンを使う時には忘れずに外しましょう。

カバーがかかった状態でエアコンを稼働させると、カバー自体が吹き出し口を塞いでしまうため、エアコンの効率が悪くなるばかりか、通常想定していない利用シチュエーションのため、室外機の劣化や故障に繋がる危険があります。

室内機のお掃除も忘れずに

最後に、室外機の環境を整えるのとあわせて、室内機のお掃除を忘れずに行いましょう。室内機と室外機はセットで動くものなので、どちらもきれいに維持することがエアコンの効きの良さや電気代の節約につながります。

特に室内機のフィルターは、週に1回などタイミングを決めてホコリを取り除いてください。

室内機・室外機のどちらも、こまめなお掃除を心がけて、快適でお得なエアコンライフを送ってくださいね。

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エアコンの効きにも影響する!室外機のお掃除方法

エアコンの効きにも影響する!室外機のお掃除方法

この記事の監修者

サニクリーン 女性家事ネタ担当ライター

サニクリーン 女性家事ネタ担当ライター

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