家にあるもので今すぐできる!画鋲の穴の補修方法
壁に画鋲を刺した時に壁紙(クロス)にできる小さい穴は、ティッシュを詰めたり、歯みがき粉やボンドを塗ったり、修正テープを張ることで簡単に目立たなくできます。家にあるものですぐに補修できるため、おすすめです。
その他、100均で販売しているパテなど、補修用の専用グッズを使ってより丁寧に仕上げることも可能です。そこで今回はサニクリーンのおそうじマイスターが、家の壁にできた画鋲の穴のさまざまな補修方法をご紹介します。
ティッシュペーパーを使った穴の補修方法
小さい画鋲の穴であれば、ティッシュをほんの少しだけ用意して、つまようじを使って画鋲の穴に押し込めば簡単に目立たなくすることができます。
1.ティッシュを1枚に剥がして、1cm弱程度ほんの少しだけちぎります。
2.つまようじの先端を使って、ティッシュを画鋲の穴に押し込んでいきます。上手く入らない時はティッシュの量が多すぎる可能性があるので、減らして試してみましょう。
3.ティッシュが目立たなくなれば完成です。
<ポイント・注意点>
※白系のビニールクロスの壁にのみ使える方法です
※あまり強くつまようじで押し込まないようにしましょう(穴が広がる可能性があります)
ボンドとティッシュペーパーを使った穴の補修方法
ティッシュを壁の穴に詰める時に、木工用ボンドを塗ってから行うと、より馴染みがよくなり目立たなくなります。少し大きめの画鋲の穴にも使うことができます。
1.ティッシュを1枚に剥がして、1cm弱程度ほんの少しだけちぎります。
2.画鋲の穴を塞ぐように、木工用ボンドを少しだけ塗ります。
3.ボンドが乾かないうちに、小さくちぎったティッシュをつまようじで穴に押し込みます。
4.ボンドが乾いて目立たないようになっていれば完成です。
<ポイント・注意点>
※白系のビニールクロスの壁にのみ使える方法です
※あまり強くつまようじで押し込まないようにしましょう(穴が広がる可能性があります)
※ボンドでふやけたティッシュが穴からはみ出たら取り除いてください
修正テープを使った穴の補修方法
白い修正テープを画鋲で開いた穴に貼ってならすだけで、穴を目立たなくすることができます。簡単にできるので応急処置的に使えて便利です。
1.画鋲の穴を塞ぐように白い修正テープを貼り付けます。
2.指で上から修正テープを押して壁になじませれば完了です。
<ポイント・注意点>
※白系のビニールクロスの壁にのみ使える方法です
※テープの種類によっては壁との違いが目立ちやすい場合があります
100均の穴埋めパテを使った補修方法
100円ショップで売っている壁の穴埋めパテを穴に注入して、ヘラなどでムラができないように整えれば、画鋲の穴や釘の穴などを目立たなくすることができます。
1.補修箇所のゴミや水分を取り除きます。
2.壁の穴埋めパテを直接穴に注入します。
3.牛乳パックなどの厚紙で空気を押し出すように補修剤を埋め込みます。
4.補修剤が乾燥すれば完了です。
<ポイント・注意点>
※白系のビニールクロスの壁にのみ使える方法です
※凹凸が目立つ場合はサンドペーパーなどでならしてください
白以外の壁の補修剤はホームセンターで購入可能
ここまで紹介したやり方では壁との色が違って補修跡が目立ってしまう場合は、ホームセンターなどで売っている多色セットの補修剤を使いましょう。アイボリーやベージュなどの壁にも対応できます。使い方は100均で売っている補修剤と同じです。
石膏ボードが割れている穴の修復には専用の補修剤か、業者に依頼を
ここまでで紹介した穴の補修方法は、画鋲や釘で空いた直径0.5cm程度のサイズの穴の直し方です。それ以上の大きな穴だと、壁紙(クロス)の奥にある石膏ボードが割れて陥没しているため、その部分を含めて補修できる、壁補修用のパテなどを使って直します。
補修剤はホームセンターなどで購入可能ですが、壁紙の貼りなおしが必要など、作業が大がかりになってきます。失敗したときのリスクも高いので、自分でやった時の仕上がりが不安な人は専門業者に相談、見積もりを取ってみるのもひとつでしょう。
特に賃貸物件では注意が必要です。退去時に原状回復義務があるため、自分で補修した跡が目立ってしまうと、その補修を撤去するための費用が退去費用に上乗せされてしまう可能性があります。
画鋲の穴など、手軽に補修できる部分は自分で行い、大がかりなものは業者に依頼するなど、トータルでのリスクを回避するための判断を心がけてください。