砂糖が固まる原因と予防法、元に戻す方法を紹介
砂糖が固まる原因は、主に湿気や乾燥によるものです。上白糖が固まった場合は、霧吹きで水をかけたり、食パンを容器に入れたりすると元に戻ります。グラニュー糖の場合は、電子レンジで加熱して乾燥させると戻ります。
また、固まるのを予防するためには温度や湿気、乾燥対策を考えて、保管場所や容器を選びましょう。
今回は、砂糖が固まる原因と元に戻す方法、予防方法を紹介します。
砂糖が固まる原因(上白糖とグラニュー糖では原因が違う)
砂糖は湿気や乾燥が原因で固まりますが、上白糖とグラニュー糖では原因が異なります。
上白糖は結晶が細かく、しっとりしているのが特徴です。
表面が糖液でコーティングされていますが、乾燥すると糖液が失われ、結晶同士がくっついて固まってしまいます。
逆に、結晶が大きいグラニュー糖はサラサラしていて固まりにくいですが、湿気によって固まる場合があります。
固まった砂糖を元に戻す方法
性質の異なる上白糖とグラニュー糖について、固まった砂糖を元に戻す方法を紹介します。
霧吹きで水をかける
乾燥によって固まる上白糖の場合、霧吹きで軽く水をかけて水分を与えます。
なお、水をかけすぎると砂糖が溶けてしまうので、かける量に注意しましょう。
容器に食パンを入れる
砂糖の容器に食パンをひとかけ入れると、食パンの水分が砂糖に移り、上白糖がサラサラに戻ります。
なお、入れっぱなしにすると食パンが腐ってしまうため、2〜3日で取り出すようにしましょう。
電子レンジにかける
湿気で固まるグラニュー糖の場合、ラップをかけずに加熱して乾燥させる方法があります。
加熱しすぎると溶けるため、加熱時間は1分程度にして様子を見ましょう。
砂糖が固まるのを防止する方法
砂糖が固まらないようにする方法を3つ紹介します。
温度、湿度の変化が少ない場所で保管する
砂糖は温度や湿度の変化によって溶けたり固まったりするため、できるだけ変化の少ない環境で保管しましょう。
冷蔵庫は一定の温度を保てますが、乾燥しやすいため上白糖には向いていません。
上白糖は、温度差が少ない棚の中などで保管しましょう。
密閉性の高い容器に入れる
砂糖を入れる容器は密閉性の高さがポイントです。
100円ショップで売っているような、密閉性の高い瓶で保管するのがおすすめです。
珪藻土スプーンを容器に入れる
珪藻土スプーンは湿気を吸う性質を持つため、容器に入れておくと湿気対策になって固まるのを防げます。
なお、乾燥しすぎて固まる可能性もあるため、砂糖が固まってきたらスプーンを取り除くようにしましょう。
調理時にも便利!密閉性の高い砂糖ポット
いつでも砂糖をサラサラに保つためには、密閉性が高く使いやすい砂糖ポットがおすすめです。
1. marnaの調味料ポットは、シリコン製のパッキンによってしっかり密閉でき、湿気を防ぎます。
2. ワンタッチで開けられる上に、軽量スプーンを容器内で立てかけられるため使いやすくて便利です。
3. 手前にスプーンをすり切れる板がついているので、計量しやすくこぼしにくいです。
4. 蓋が奥に開くので、砂糖をすくいやすくなっています。
砂糖が固まっていると調理時のストレスになる
いざ使うときに砂糖が固まっていると、使いづらくてストレスを感じます。
スムーズでストレスのない調理をするためにも、普段から砂糖が固まらないような予防策が必要です。
砂糖は種類や置いておく場所、容器によって状態が変わります。
密閉性の高い容器に入れた上で、上白糖は温度や湿度が安定した棚の中、グラニュー糖は冷蔵庫で保管するなど、それぞれにあったやり方で保管しましょう。
塩が固まる原因と固まりを予防する方法
砂糖と同じように、塩も湿気で溶けた結晶同士がくっつくと固まってしまいます。
そのため、湿気の変化が少ない場所で保管することが予防策になります。
また、塩が固まらないように、湿気を吸わせるものを一緒に容器へ入れるのがおすすめです。
洋食屋さんなどで見かけるように、炒って乾燥させた米を入れておくと、塩の水分を吸収できて湿気対策になります。
他にも、珪藻土スプーンやパスタ、マカロニなどを入れて湿気を取る方法もあります。
なお、固まってしまった塩は、砂糖と同様にフタをしないで電子レンジで1分程度加熱しましょう。
水分が飛ばされてサラサラに戻り、調理で使いやすくなります。
砂糖と一緒に対策をして、ストレスのない調理をお楽しみください。