冷蔵庫内のお掃除と消毒方法
24時間365日、休むことなく働き続ける冷蔵庫。冷蔵庫は油で汚れがちな冷蔵室と、野菜くずや、根菜についた土で汚れがちな野菜室、それぞれに汚れの特徴が異なるので、お掃除の仕方も多少異なります。
準備するもの
- 新品のふきん(または、キッチンペーパー)
- セスキ炭酸ソーダ
- スプレーボトル
- 消毒用エタノール
手順
スプレーボトルに、小さじ一杯の「セスキ炭酸ソーダ(粉状)」を入れてから、「コップ1杯(250ml)」の水を入れて溶かし、セスキ炭酸ソーダスプレーを作ります。
まずは、「冷蔵室」のお掃除から。
冷蔵室の食材をすべて取り出し、セスキ炭酸ソーダをスプレーしてから、ふきんで拭き取っていきます。ただし、腐りやすい、溶けやすい食材は、冷蔵庫から出さずに、棚の位置を変えながら拭き取っていきましょう
次に、「野菜室」です。
野菜室内の野菜を取り出し、野菜くずもしっかり集めて拾います。
ふきんに、「消毒用エタノール」を含ませて、野菜室内の汚れを拭き取ります。消毒用エタノールで汚れを落とせば、消毒も一度に済ませることができます。
ポイント
セスキ炭酸ソーダは「弱アルカリ性」なので、反対の性質である「酸性」の汚れにあてると、中和反応を起こして汚れをゆるめます。
冷蔵室は酸性である「油汚れ」がつきがちなので、汚れ落としにセスキ炭酸ソーダは最適です。また、化学洗剤ではないので、食材を入れる冷蔵庫のお掃除に安心して使うことができます。
セスキ炭酸ソーダは、100円ショップで購入することができます。
野菜室の、野菜くずや土により、食中毒の原因となる「大腸菌」の繁殖リスクが高まります。
消毒用エタノールで、お掃除と消毒を一度に済ませましょう。
大腸菌などの発生を予防するため、ジャガイモやショウガ、タマネギなどの冷蔵庫に入れなくても保存できる根菜は、普段から冷蔵庫に入れずに保存しましょう。
ただし、包丁で切った後の根菜は、ラップなどに包んで野菜室に保存し鮮度を保ちます。
インフォメーションプラス
計画的に冷蔵庫の中身を減らそう
冷蔵庫の中の食材がいっぱいあってお掃除が大変。
そんな場合は、保存されている食材を計画的に減らして、お掃除をしやすくしましょう。
例えば、今度の日曜日にお掃除をすると決めたら、その日までの一週間は、冷蔵庫にある食材を使ってお料理をし、徐々に食材を減らしていきましょう。
また、このようにすれば「賞味期限」や「消費期限間近」の食材などを見つけることができるので、冷蔵庫の整理にもつながります。
おすすめの消毒用エタノール
エタノールには、「消毒用エタノール」「無水エタノール」といった種類がありますが、消毒を兼ねたお掃除には、医療用の「消毒用エタノール(純度80%程度)」を使用します。
無水エタノールは、アルコールに溶ける汚れは落としますが、消毒効果はありませんので購入する際はご注意ください。
消毒用エタノールは、ドラッグストアで手軽に購入することができます。
※2018年11月本文改訂