おねしょ布団にいきなり「除菌・消臭スプレー」はNG
おねしょ布団に、いきなり「除菌・消臭スプレー」はNG
おねしょで汚れたお布団は、どうすればいいのでしょうか?。
子育てをしていく上で、避けては通れないのが「おねしょ問題」。
子育てに限らず、場合によってはペットや大人でも粗相をしてしまうことがあるので、多くの方にとってこの問題は他人事ではありません。
おねしょの始末は、はじめに布団などから尿をしっかり吸い取ることから始めます。
まずは、紙おむつ、ペットシート、古タオル、トイレットペーパーなど吸水性の高いもので尿を吸い取りましょう。
しっかり水分を吸い取るためには、おねしょ部分に紙おむつなどをあて、その上からしっかり体重をかけます。
そして次が大切!おねしょの臭いを取りたいからといって、やみくもに「除菌・消臭スプレー」をかけるのは絶対にNGです!
濡れているおねしょ布団にいくら除菌・消臭スプレーを吹きかけても臭いは取れません!
それどころか逆に、臭いがひどくなることもあるのです。
除菌・消臭スプレーよりもクエン酸スプレー
おねしょのイヤな臭いは、ほとんどがアンモニア臭です。アンモニア臭はアルカリ性なので、反対の性質である酸性のクエン酸をあてると、中和反応が起きて臭いを取り去ります。
このように、臭いがひどくなるリスクを避けるためには、除菌消臭スプレーではなく、クエン酸で臭いを取ることをおすすめします。
実際には、粉状のクエン酸を水に溶かして作る「クエン酸スプレー」を使って臭いを取りましょう。
作り方は簡単で、空のスプレーボトルに水500mlとクエン酸25gを入れてよく振り混ぜるだけです。常温で、約1ヶ月間保存できます。
おねしょ布団にクエン酸スプレーを吹きかけ、再度、紙オムツなどで水分を吸い取りましょう。
その後、天日に干せる寝具は天日でしっかり乾燥させます。ベッドのように干せないものは、ふとん乾燥機でしっかり乾燥させましょう。
せっかく、クエン酸スプレーでおねしょの臭いを取り去っても、布団をしっかり乾燥させなければ意味がありません。
乾燥が不十分だと、残った水分によって布団の中で雑菌が繁殖し、おねしょとは違ったイヤな臭いが発生します。
このように、おねしょの始末はクエン酸スプレーと乾燥をセットで行いましょう。