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コラム
2017.08.16
鹿威しの仕組みや魅力

鹿威しとは
何ともいえない良い音を聴かせてくれる鹿威し(ししおどし)。これは、その名称からも何となくイメージできるように、もともとは畑を荒らす鳥獣への威嚇のために作られたものだ。また本来、鳥獣を追い払うための「かかし」や鳴子という音を出す道具も鹿威しに含まれるが、多くの人がまずイメージする鹿威しは「添水(そうず)」という水力で音を発生させる装置だろう。ただ鹿威しといわれてもあまりピンとこない方もいるかもしれない。その場合には「日本庭園にある竹筒と石のアレ」をイメージしてほしい。それが鹿威しだ。
鹿威しの仕組み
鹿威しは、竹筒の中に引き入れた水が満杯になると、その重みによって竹筒の頭が下がる。そうやって軽くなった竹筒が元の位置に戻る際に石臼や石などを叩く。そうするとあの癒しの音が発生するのだ。上記のようにもともと鹿威しは鳥獣から田畑を守るために作られたが、後にその音を楽しむという文化が花開くようになっていった。以後は日本庭園の装飾のひとつとして設置されることが増えていったのだ。
水の流れる音による効果
鹿威しの音というと、竹筒が石などを打ち付ける際に発生するコンっという音のイメージも強いが、「癒やし」という部分に大きく関わっているのはやはり水の流れる音だろう。水が流れる音を聴いていると不思議と心が落ち着いてくるだろう。今はそういった水の音を収録したアルバムなどもあるので、リラックス効果を得たい方はぜひチェックしてみよう。