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コラム
2017.08.10
水を買う歴史~始まりと発展~

古代ローマ時代のミネラルウォーター
「水を買う」という行為が一般化したのは、近代になってのことというイメージがあるかもしれない。だがその歴史を紐解いていくと、海外では古代ローマまで遡るのだ。古代ローマでは、温泉や、それを飲む「飲泉」が人気を博していた。そしてその頃には、ミネラルウォーターの流通さえすでに行われていたといわれているのだ。
日本における「水を買う」歴史
日本においても、実は水を買うという行為は案外古くから行われていた。海のそばに住む人々にとって、水道が整備されていない時代に飲用に適した淡水を入手するのは大変なことだった。このため、江戸時代にはすでに淡水の売買が行われていたそう。また明治時代になると、宮内省により、兵庫県に平野鉱泉を利用した炭酸水工場が作られた。ちなみにこの炭酸水は、あの三ツ矢サイダーのルーツになっている。
業務用としてのスタート
日本が高度経済成長期を迎えていた頃には、お酒の飲み方にも変化が起きた。この時代には「ウイスキーの水割り」の人気に火が付き、ウイスキーの割り材として、業務用ミネラルウォーターのニーズが高まっていった。その後、海外発のミネラルウォーターが店頭でも入手しやすくなっていき、平成に入ると家庭用ミネラルウォーターが業務用のものよりも多く消費されるようになった。また最近では、以前はお酒の割り材として飲まれていた炭酸水の人気にも火が付き、スーパーマーケットなどでは炭酸水の品揃えも増えてきている。家庭用が業務用の消費量を上回ってからミネラルウォーター市場は拡大を続けて、多くの人にとって毎日の生活にミネラルウォーターが欠かせない存在となっている。