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コラム
2018.04.25
湧き水をそのまま飲んではいけない?
湧き水は安全ではない?
美しい自然の中にある湧き水には、「安全でおいしい」というイメージを持つ方も多いのではないだろうか。実際においしいと評判の湧き水は、名水として地域の方をはじめ観光客にも親しまれていることがある。
だがおいしいからといって、安全とは限らない。なぜなら湧き水に関しては水道法の適用外であるため、水質検査が実施されていないケースが多いからだ。
湧き水に潜む危険性
湧き水の水質は、以下の様な要因によって左右される。
・湧水地周辺の環境保全状態に問題がある場合がある。(野生動物の糞による汚染や寄生虫であるエキノコックスなど、さまざまなリスクがある。)
・湧水地の地質がもともと持っているヒ素やフッ素といった元素が、湧き水に混じる可能性がある。
・湧水地周辺や上流部でゴミや産業廃棄物などの不法投棄があった場合、その影響を受ける可能性がある。
この他にも、さまざまな要因によって湧き水の水質に問題が生じる可能性がある。
水質検査が行われている場合も
保健所などでは、湧き水を飲む際には加熱して飲むように指導している。だが加熱すれば安全性に問題ない、というケースばかりではない。
こういった不安要素は、湧き水が観光資源のひとつになっている地域では死活問題にさえ発展するおそれがある。このため地方公共団体によっては、WEBサイト等で湧き水や地下水の水質検査結果を公表している場合がある。もし地元や旅行先の湧き水の水質について知りたい場合は、事前に情報をチェックしてみてみよう。水質検査を行っているのであれば、有名どころの湧き水であれば検査対象になっている可能性が高い。食中毒などのリスクを回避するためにも、「こんなにキレイなところの水なら安全でおいしいだろう」という先入観は捨て、事前の情報確認を怠らないようにしていくことが大切だ。