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コラム
2018.09.19
灼熱の砂漠で生き続けるラクダの神秘

ラクダの体の不思議
私たち人間は、水をまったく飲まない状態に置かれては、4~5日で死に至ってしまう。一方で水の少ない砂漠に生きるラクダは、厳しい移動や動きがなければ、10日以上も水を飲まずに生き続けることができるといわれている。またラクダは、1日に100kmを超える長距離移動も水を飲まずに行うことが可能なほど、水がない中での活動に上手く対応することができる。
そしてさらに驚きなのはラクダが一度に飲む水の量だ。何と、一度に100L以上の水を飲むこともできる。そうやって体内に入った水は血液中へと吸収されるが、ラクダはその吸収量も他の哺乳類に比べ多いという特徴がある。
ラクダのこぶの中身
ラクダといえば、あのこぶが特徴的だ。あのこぶも、もちろんただの飾りではない。こぶには脂肪が詰まっており、食料不足によってエネルギーが足りなくなるとその脂肪をエネルギーに変える。その際には代謝水といわれる水が生じるが、それによって水不足にも対応することができる。
またラクダのようにこぶに体の脂肪を集めておくことで、体の熱が逃げやすくなる。さらにその脂肪が詰まったこぶが背中にあることから、こぶは熱い日差しを遮るのにも役立つ。ラクダの体には、こういった砂漠に対応するための特徴がたくさんある。
植物から水分を得る
ラクダは気温49度にもなる砂漠においてもほぼ汗をかかない。だからこそ、一度補給した水分を長い間貯めておけるのだ。また冬の間ラクダたちは、砂漠にある植物から水分を得る。水なしでも10日以上生きられるといわれるラクダなので、そういった方法でわずかでも水分を得ることができれば、数週間は生き続けることができるといわれている。このように驚くべき特徴を持つラクダ。こうした特徴を知ることで、ラクダに対する見方も変わってくるかもしれない。