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コラム
2020.04.27
帰宅困難者に必要な水の量は3日分!災害対策で必須の備蓄水について
東日本大震災では、数多くの「帰宅困難者」が発生しました。内閣府の推計では、東京都で約352万人、首都圏で合計515万人が当日自宅に帰れない帰宅困難者となり、地震発生時の外出者の約28%が当日中に帰宅できなかったようです。会社員の方は、オフィスで一夜を過ごした方も多かったでしょう。
地震、台風、豪雨など自然災害の多い日本では、いつ同じような状況が起きてもおかしくありません。再び起こる災害を考えたとき、御社の「備え」は十分だと言えるでしょうか?
本記事では、災害時の備えとしてもっとも重要な「水」にフォーカスして、企業が帰宅困難者のために備蓄しておくべき水の量などを解説していきます。
■帰宅困難者を帰宅させてはいけない!?
災害が起きて交通機関が麻痺したとします。会社に残された従業員は、「歩いて帰れるなら家に帰りたい」と考える方も多いはずです。実際に、東日本大震災のときも歩いて帰宅する人が続出しましたが、これにより「助かる命を救えない」リスクが増大したことが問題になりました。これは、どういうことでしょうか?
・大量の帰宅困難者が一斉に帰ろうとして道路に溢れかえった。
・各地で大渋滞が発生したことで、災害現場に向かう救急・消防などの緊急車両の通行が妨げられた。
・緊急車両がすみやかに災害現場に移動できず、救助・救命活動に支障をきたした。
つまり、災害直後の徒歩帰宅は、被害を拡大させる原因になってしまうということです。
●「むやみに移動を開始しない」が鉄則
オフィスが安全であることが前提になりますが、大きな災害が発生したとき、企業の判断として正しいのは「帰宅困難な従業員をオフィスにとどまらせること」です。東京都帰宅困難者対策ハンドブックでは、「災害発生時はむやみに移動せず、安全な場所に留まることを従業員に周知しましょう」とされており、東京都帰宅困難者対策条例でも、「従業者の一斉帰宅の抑制」は事業者の努力義務とされています。
■帰宅困難者に必要な備蓄水の量は?
災害が発生して帰宅困難者をオフィスにとどまらせることになったら、備蓄が必要になります。企業は、災害対策のために水や非常食、毛布や懐中電灯などをストックしておくべきですが、なかでも重要なのが「水」です。断水が起きていたら、従業員の命にも関わることになります。
では、企業はどのくらいの量の水を備蓄しておくべきなのでしょうか? 東京都帰宅困難者対策ハンドブックでは、「従業員が施設内に留まれるように、3日分の水・食料等を備蓄しておきましょう」とされており、東京都帰宅困難者対策条例でも、「従業員の3日分の水・食料等の備蓄」は事業者の努力義務とされています。
●備蓄水は、なぜ3日分なのか?
災害発生時の被救助者の生存率は4日目以降に激減することから、災害発生後3日間は救助・救出活動を優先させる必要があります。そのため、従業員の一斉帰宅が救助・救出活動の妨げとならないよう、災害発生後3日間は従業員を施設内に待機させる必要があります。このことから、備蓄水の量も3日分とされているのです。
●3日分の備蓄水は1人あたり9L
企業が備蓄すべき水の量は、従業員1人あたり1日3L、3日分で9Lが目安とされています(※ 東京都防災ホームページより)。従業員数が10人の会社なら90L、従業員数が50人の会社なら450Lという計算になります。
■水を備蓄する方法は?
水を備蓄する方法はいくつか考えられます。一般家庭なら汲み置きも選択肢になりますが、オフィスではペットボトルかウォーターサーバーが現実的です。
上述のとおり、企業は「従業員の数×3L」の水を備蓄しておく必要があります。500mlのペットボトル、2Lのペットボトル、サニクリーンの蒸留飲料水「ディスティオ(18.9L)」で本数換算をしてみましょう。
従業員数にもよりますが、ペットボトルで備蓄するとなると結構な本数が必要になります。本数が多くなるほど保管場所にも困りますし、賞味期限の管理も煩雑になります。一方で、サニクリーンの蒸留飲料水「ディスティオ」は1本18.9Lと大容量なので、備蓄水のようにまとまった量を確保するのに最適です。
■オフィスの備蓄水はウォーターサーバーで!
容量や管理のしやすさを考えると、ペットボトルよりウォーターサーバーのほうが備蓄水に向いていると言えます。もう一つ加えるなら、ウォーターサーバーは、定期的にボトルの水を配達してもらえるのがメリットです。「配達 → 備蓄水 → 飲料水」というようにローテーションさせれば常に新しい水に入れ替わるので、賞味期限を気にすることなく備蓄水を管理できます。
ペットボトルの水を備蓄している企業様は、一度、賞味期限をチェックしてみましょう。もし賞味期限が切れているなら、ぜひウォーターサーバーへの切り替えをご検討ください。
■まとめ
サニクリーンのウォーターサーバーは電源が入っていなくても使えるので、災害による停電時も安心です(電源が入っていない場合、水は常温になります)。また、蒸留飲料水「ディスティオ」の賞味期限は1年。災害対策の備蓄水としてストックできるのはもちろん、従業員が飲む飲料水としても、来客時のお茶出しにも大活躍してくれます。
その他、サニクリーンのウォーターサーバーや、蒸留飲料水「ディスティオ」の特徴・料金などは以下からご確認ください。
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