エアコン清掃の注文方法.2「家に来て、清掃前にプロが確認すること」
前回は、エアコン清掃の注文方法「電話で注文するときのポイント」を、業者さんに電話をした私の体験をもとにご紹介しました。
【こちらもお読みください】
エアコン清掃の注文方法.1「電話で注文するポイント」
さて今回は、実際にスタッフさんに来てもらって、エアコン清掃をはじめる前に、スタッフさんとお客さんの双方で確認、承諾する内容についてご紹介します。
取り外したフィルターなどを洗う場所の確認

取り外した部品は希望の場所で洗ってもらえる
エアコン洗浄では「水」と、洗浄機械類で使う「電気」は、お客さんの家のものを使わざるを得ません。ハウスクリーニングといわれるものは、みんなそう。
これって、当たり前の話なんですが、「申し訳ございませんが、水と電源を使わせていただいてもよろしいですか?」といわれると、確かに使うよな~と、あらためて気づかされます。
まあ、半日もお掃除をしているわけではないし、ずっと水を使っているわけでもないので、まったく気になりません。
それよりも、「取り外したエアコンのカバーやフィルターを洗うので、お風呂場を貸してください」といわれた方が、ちょっと気になりました。
実際には、最後に浴室をキレイにして帰るので、気にする必要もないのですが、浴室が汚れてしまう気がしてイヤだったので、マンションのベランダでの作業をお願いしました。

マンションは、たいてい浴室で洗う
幸い、ベランダには靴を洗ったりする水道(シンク)があったので、問題はありませんでした。
「たいていの方は、ベランダで作業してもらいたいんじゃないかな?」と思い、スタッフさんに聞いてみると、浴室で作業しても気にならない方は多いとのことでした。
また、日中はベランダに洗濯物が干してあるとか、そもそもベランダにたくさんものが置いてあるとかの理由で、浴室での作業を希望される方も多いようです。ちなみに、一戸建ての場合は、屋外での作業が多くなるそうです。
いずれにせよ、水があって流せればどこでも作業できるので、希望の場所があったらしっかり伝えましょう。
作業時間の確認
今回、私がお願いしたエアコンは2台。
1台は寝室のエアコン。もう1台は、リビングのエアコンで「お掃除機能」がついているもの。
前回の記事にも書きましたが、複雑な構造のお掃除機能つきエアコンの洗浄には、そこそこ時間がかかります。
そこで当日、実際に構造や汚れぐあいをチェックしもらって、最終的な作業時間を確認してもらうのですが、2台あわせても2~3時間あれば終わるとのことでした。
事前に、電話で作業時間は聞いていたのですが、実際に見てもらった結果、聞いていた清掃時間よりも短くなりました。
なぜ速くなったのか聞いてみると、以下が主な理由とのことでした。
- 一戸建てと違い、階段を使わずに移動できるので、作業道具の移動がスムーズ。
- 寝室のエアコンは、オーソドックスなタイプなので、30~40分あれば終わる。
- 作業するスタッフが、我が家と同じタイプの「お掃除機能つきエアコン」の洗浄を、何度も経験しているので作業が速い。
- エアコンの下に家具などがない(もしくは、あったとしても移動がラク)ので、洗浄作業がしやすい。
ちなみに「4」の作業スペースの話ですが、エアコンが天井や壁に近すぎると、カバーを外したり、分解したりするのに手間がかかり、それだけで相当に時間がかかることもあるそうです。
家の中にはいてくださいね
「作業しているお部屋ではなくていいので、家の中にはいてくださいね」とのお願い。
確かに、作業中は家の中を移動したり、モノを動かしたりすることもあるので、万が一ものがなくなったり、壊れたりしたら大変なこと。
たとえ些細なことであっても、無用なトラブルを避けるためには、必ず家の中にいることは、お客さん側が守るべきルールなのです。
「ちょっと買い物にいってきます」は、相手を困らせるルール違反だということを覚えておきましょう。他の部屋で本でも読んで、ゆっくり待っていましょう。
とうことで、以上がエアコン清掃をはじめる前の確認、承諾内容でした。
ちなみに、電話で話をする際に、エアコンのメーカーや機種番号を伝えるのですが、これで発売から10年以上が経過していることが分かると、注文をお断りする場合があるそうです。
何でも、10年を過ぎると、たいていのメーカーでは部品の製造を中止し品薄になるので、万が一、洗浄中に壊れた場合、修理(回復)ができなくなることがあるから、というのが理由でした。

10年過ぎると交換部品が品薄に
さて、それではいよいよエアコン清掃スタートです。
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