家事のネタ帳

新型コロナ対策「ドアノブやテーブルなどの消毒には家庭用洗剤が有効」

新型コロナ対策「ドアノブやテーブルなどの消毒には家庭用洗剤が有効」

一向に終息の気配が見えない新型コロナウイルス(COVID-19)。私も、少し前まではコロナ終息を願っていましたが(もちろん今も願っていますが)、現在の状況を考えると「Withコロナ」を覚悟している自分がいるのもまた事実。
まわりのママ友も同じような雰囲気で、最近は「自宅での感染対策」への意識が高まっているのを感じます。

私も、外出するときのマスクやソーシャルディスタンス、咳エチケットには気をつかっていますが、自宅での対策は手洗いとアルコール消毒くらい。
勝手に「家の中は大丈夫」と思っていますが、近頃は家庭内感染も増えているようなので油断はできません。

というわけで、私も新型コロナウイルスの家庭内対策に取り組むべく、今回は家族がよく手を触れる場所の消毒方法について調べてみました。初めて知ることもたくさんあったので、以下にまとめていきますね。みなさんの参考になれば幸いです。

ドアノブに付着したコロナウイルスは家庭用洗剤で消毒できる!

ドアノブにスプレーをする手の写真

新型コロナウイルス対策と言えば、手洗いとアルコール消毒は基本中の基本。多くのご家庭で実践されていると思います。
一方で、手薄になりがちなのが「モノへの対策」ではないでしょうか。我が家はと言えば、何もやってないに等しいですね・・・。

「コロナウイルスの消毒と言ったらアルコール消毒」と思っていましたが、今回、調べてみて驚いたのは普通に家庭にあるような「界面活性剤(※)が入った洗剤」でもモノの消毒ができるということです。

※界面活性剤とは?
分子内に水になじみやすい部分と、油になじみやすい部分を持った物質の総称で、石けんや洗剤、シャンプーなどの主成分として使用されています。

NITE(ナイト)の調査では、テーブルやドアノブなど物品の新型コロナウイルス対策として、一部の界面活性剤が有効であることが確認されています。
2020年6月26日の報道発表では、以下の9種の界面活性剤が新型コロナウイルスに対して有効であると判断されました。

・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)

・アルキルグリコシド(0.1%以上)

・アルキルアミンオキシド
(0.05%以上)

・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)

・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)

・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)

・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)

・純石けん分(脂肪酸カリウム(0.24%以上)

・純石けん分(脂肪酸ナトリウム(0.22%以上)

・NITE(ナイト)とは?

新型コロナウイルス関連のニュースでよく耳にするようになった「NITE(ナイト)」について調べてみました。

NITEは、工業製品などに関する技術的評価をおこない、製品の品質向上や安全性確保を促すことを目的とする経済産業省所管の独立行政法人です。
新型コロナウイルスが流行するようになってからは、経済産業省の要請に応じ、アルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすために消毒方法の有効性評価を実施しています。

キャップに除菌クリーナーを入れる写真

・塩化ベンザルコニウムとは?

コロナに対する有効性が明らかになった界面活性剤のなかでも注目されているのが、「塩化ベンザルコニウム」です。塩化ベンザルコニウムは、除菌剤や洗剤、ウェットティッシュや柔軟剤などにも使われている成分で、陽イオン界面活性剤の一種。

具体的な製品としては、花王の「クイックルJoan 除菌スプレー」「バスマジックリン」、ジョンソンの「スクラビングバブル」、サニクリーンの「除菌クリーナー」(https://www.sanikleen.co.jp/hs/products/sanitizationcleaner/
などに使われています。

【消毒法】

塩化ベンザルコニウムを含んだ製品を新型コロナウイルス対策に使う場合は、それぞれの製品に記載された使用法に従ってください。
希釈が必要な製品もありますが、適切な濃度でスプレーしたり、拭き取ったりすると効果的にコロナウイルスを除去できます。

▼塩化ベンザルコニウムは手指消毒には効果がない!?

塩化ベンザルコニウムは市販の手指消毒剤にも使われていることがありますが、NITEで有効性が確認されているのはテーブルや手すりなどモノ(物品)に対する効果だけ。手指消毒については、まだ有効性は確認されていません。

手指のコロナウイルス対策としては、やはり有効性が確認されている手洗いがベスト。手洗いができない状況では、アルコール消毒を徹底しましょう。

・食器用洗剤でも消毒できる!

スポンジに洗剤をつける写真

台所用洗剤(食器用洗剤)にも、界面活性剤が含まれています。そして、有効な界面活性剤が使われている食器用洗剤は、モノに付着したコロナウイルス対策に活用できます。

【消毒法】

①溶剤をつくる

500mlの水に台所用洗剤を小さじ1杯
(5g)入れて、軽く混ぜ合わせます。

②表面を拭きとる

キッチンペーパーや布などに①を含ませて、モノの表面を拭きとります。

③水拭き

拭きとって5分くらい経ったら、キッチンペーパーや布などで
水拭きします。

④乾拭き

最後にキッチンペーパーなどで乾拭きします。

コロナ対策に使える食器用洗剤の具体的な製品名は、NITEのWebサイトを参照してください。

>> 新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト | NITE
https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html

新型コロナ対策!家庭内の接触感染を防ぐにはどうすればいい?

照明スイッチにスプレーをする手の写真

 新型コロナウイルスは、飛沫感染と同時に「接触感染」にも注意しなければいけません。実際に、コロナの接触感染の例として、電車やバスのつり革やエスカレーターの手すり、ドアノブやスイッチなどが報告されています。

もし、家に帰ってくる家族の手にコロナウイルスが付いていたとしたら・・・。触れる可能性のある場所・モノをイメージしてみましょう。家庭内では、具体的に以下のような場所・モノに注意が必要です。

ドアノブ、スイッチ、水洗ハンドル(キッチン・洗面所など)、トイレの便座・フタ、手すり、テーブル、イス、ソファ、冷蔵庫の扉、リモコン、食器 など

新型コロナウイルス対策では、「帰宅後すぐの手洗い」が推奨されていますが、家に帰ってきたら、まず玄関のドアノブに触れますよね。玄関を入って電気がついていなかったら、照明のスイッチを押すでしょう。そして、手洗いをするには水栓ハンドル(水洗レバー)に触れなければいけません。

このような「タッチポイント」にウイルスが付着したら、家族への感染リスクは一気に跳ね上がります。
コロナの家庭内感染を防ぐためには、「タッチポイントにウイルスがいるかもしれない!」と考えて、対策を講じる必要があるのです。

・タッチポイントのウイルスを不活化する5つの方法

消毒するべき場所を拭いている絵
家庭内のタッチポイントに対するウイルス対策としては、どんな方法が有効なのでしょうか。
厚生労働省のWebサイトを見ると、「モノに付着したウイルス対策」として次の5つを挙げています。

▼①熱水
80℃のお湯に10分間さらすことで、コロナウイルスを死滅させることができるようです。とはいえ、お湯を使って対策できる場所・モノは限られてきます。基本的には、食器などにおこなう対策だと考えましょう。

▼②塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)
次亜塩素酸ナトリウムは、市販の商品名では「ハイター」「ブリーチ」といった塩素系漂白剤の主成分です。
このような塩素系漂白剤を、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%になるように薄めて拭いた後、水拭きする方法が推奨されています。

ハイターやブリーチを常備しているご家庭は多いと思いますが、成分が強力で皮膚や粘膜への刺激が強いので、できれば使いたくないですよね。誤って目に入ると失明のおそれもあるとか・・・。

厚生労働省のWebサイトでも、「目や肌への影響があり、取り扱いには十分な注意が必要です」「酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生して危険です」などと注意喚起をしており、あまり使いたくないなという印象です。

▼③次亜塩素酸水
次亜塩素酸水は、次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液です。
次亜塩素酸水は通販やドラッグストアなどで入手できますが、やはり次亜塩素酸ナトリウムと同様に注意事項が多いのが難点です。

厚生労働省のWebサイトでも、「目に入ったり、皮膚についたりしないよう注意してください」「人が吸入しないように注意してください」といった記載があり、安全面を考えると気軽に使うことはできません。

さらに、次亜塩素酸水を使ってモノへの対策をするときは、「十分な量の次亜塩素酸水で表面をヒタヒタに濡らす」必要があります。家じゅうのタッチポイントをヒタヒタに…。そんな意味でも、あまり現実的な方法とは言えないでしょう。

▼④界面活性剤
界面活性剤でコロナ対策ができることは、上述したとおりです。
テーブルやドアノブなど物品の新型コロナウイルス対策として、一部の界面活性剤が有効であることが確認されています。市販の家庭用洗剤が使えるので、手軽に対策できますね。

▼⑤アルコール
新しい生活様式としてすっかり定着した手指のアルコール消毒ですが、アルコール(エタノール)は手指だけでなくモノを消毒するのにも効果的です。濃度70%以上95%以下のエタノールで拭き取ることで、モノに付着したウイルスを不活化できます。

エタノールの濃度について、厚生労働省は「60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません」としています。
アルコール消毒液を購入するときは、濃度のチェックをお忘れなく。

NITEの最新情報をチェックしよう!

スマホを使用するマスクの女性の写真

残念ながら、新型コロナウイルス対策は今年だけの話では済まなそう。「Withコロナ」を受け入れて、継続的に対策をとっていく必要がありそうです。

COVID-19は新しいウイルスなので、関連情報は日々アップデートされていきます。常に最新かつ正しい情報を入手したいものですが、その際にチェックしたいのがNITEのWebサイトです。
同サイトの「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト」は随時更新されていますので、定期的にチェックして、最新&最適なコロナウイルス対策をしていきましょう。

>> 新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト | NITE

https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html

 

(参考)

・新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について|厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

・新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト | ナイト | 製品評価技術基盤機構

https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html

・有効な界面活性剤を含有するものとして事業者から申告された製品リスト| ナイト | 製品評価技術基盤機構

https://www.nite.go.jp/data/000114298.pdf

・新型コロナウイルス対策|身のまわりを清潔にしましょう。|厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000645359.pdf

・新型コロナウイルス対策|「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項|経済産業省

https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-4.pdf

・新型コロナウイルス対策|ご家庭にある洗剤を使って身近な物の消毒をしましょう|経済産業省

https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626013/20200626013-3.pdf

・新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第一弾) (METI/経済産業省)

https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200522009/20200522009.html

・新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~ | 首相官邸ホームページ

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

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