「ズボラ」は被害者にならないための知恵②
「家族が許せない!」
私は、召使いじゃない、そう憤りながら、
自分は家族の被害者なのだと思いながら、
家族のために、
やりたくもない掃除も洗濯もがんばる……のは、やめない。
家族に向かって、
「手伝って」 と言いながら
「疲れている」 と言いながら、
結局、自分でやっている。
やってるんだから、できるんだと家族は思う。
できるのに、「やれ」って言われても、それは、
言っているだけなんだと家族は思う。
なら、やる必要は、ない、よね?
なのに、お母さんは、イライラしている。
イライラされると、家の中の空気は悪くなる。
疲れていると、あんまりいうから、
ちょっと手伝ったら、手伝ったで、「ひどいやり方」と文句。
え、それってちょっと違くない?
文句言うくらいなら、自分でやればいいんじゃない?
ひどいやり方じゃない方法。
だいたい教わった記憶も、聞いた覚えも、ないんだから。
知らないんだから、できない。
そんなことで怒るなら、「ひどい」なんて言う方が、悪い。
自分(お母さん)は家族の被害者だ、なんて、
こっち(家族)の方が被害者だ。
……これもまた、よくある話。
さて拗れたここに、どう、「ズボラ」を使えば、いいのでしょう?