お掃除はズボラでOK

「ズボラ」は被害者にならないための知恵③

「ズボラ」は被害者にならないための知恵③

ところで、「ズボラ」という言葉。

 

あまり、

 

いい意味の言葉ではありませんよね。

 

ちゃんとしてない、だらしない、

 

およそ、そういう意味合いの言葉です。

 

 

一般的には、たとえば、

 

「あなたは、ちゃんとしていますね」

 

「あなたは、まじめな人ですね」

 

そんなふうに評されたら、

 

「褒められた」

 

ものと捉えるのではないでしょうか。

 

でも、

 

「あなたは、ズボラですね」

 

そう人から言われて、

 

「褒められた」と思う人は、

 

そういないでしょう。

 

普通は、

 

「貶された」と受け止めるのでは。

 

つまるところ、

 

「ズボラになりたい」

 

なんて願う人も、そういない。

 

「ちゃんとしたい」

 

「まじめにやりたい」

 

そう、自分が自分に、希う。

 

あるいは、

 

「ちゃんと、する」

 

「まじめに、やる」

 

そうする。

 

そのように思考し、

 

自分の身体をそのように動かす。

 

自分自身をコントロールする。

 

何も問題ありません。

 

 

けれども、他人を、子どもを、家族を、

 

「ちゃんとさせる」

 

「まじめにやらせる」

 

自分が思考したように、

 

相手の身体を思うように動かす。

 

他人をコントロールする。

 

そうなると……難しい。

 

それは……いかがなものか。

 

いささか……問題でもある。

 

だからこそ「ちゃんと」「まじめに」は、

 

自分に課す。

 

自分で「ちゃんと」

 

「まじめに」する。やってしまう。

 

そうして、やり過ぎて、

 

過負荷にあえいでしまう。

 

疲れてしまう。

 

イライラしてしまう。

 

苦しくなってしまう。

 

つまらなくなってしまう。

 

 

「ちゃんと」「まじめに」やっている本人が、

 

「つまらない」と思いながらやる家事を、

 

家族に頼んで、振ったところで、

 

それを引き受けた方が、

 

楽しいと思うはずもない。

 

そう思いませんか?

 

 

 

つまらない「ちゃんと」や、

 

「まじめに」の逆とは?

 

それこそが、たのしい「ズボラ」!

 

 

では具体的に、

 

何をどうすればいいのでしょう?

 

④につづく

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「ズボラ」は被害者にならないための知恵③

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この記事の監修者

藤原千秋

藤原千秋

「家のなか」の事をテーマにウェブ、雑誌、書籍、新聞等で執筆。大手住宅メーカー営業職を経て
2001年よりAllAboutガイド。きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)等、著監
修書多数。2020年より東京中日新聞にてコラム『住箱のスミ』連載中。2018年よりTBSラジオ『ジ
ェーン・スー 生活は踊る』水曜月1レギュラー出演中。
AllAbout 家事・掃除・子育て
https://allabout.co.jp/gm/gp/31/
Yahoo!ニュース個人
https://news.yahoo.co.jp/byline/fujiwarachiaki
文春オンライン
https://bunshun.jp/list/author/61444eb47765619d04010000
集英社LEEweb
https://lee.hpplus.jp/column/series/souji/

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