あまりお掃除をしない和室(畳)のダニの数をかぞえてみた
今回は築3年、2階建の戸建。夫婦と、成人した3人のお子さんと暮らすMさんファミリーのお宅のダニの数を調べました。
「調べるなら、ぜひ和室を調べてください。普段からお掃除をすることがなくホコリが溜まっているので、畳にどれぐらいのダニがいるのか気になります」というMさん。
そこで、和室の「畳(の隅)」 にダニ取りシートを1枚仕掛け、捕獲したダニの数をかぞえてみるとこにしました。
そして、その他にも寝室の「ベッド(マットレスの下)」 に1枚、「キッチンの床(の隅)」 にも1枚、合計3枚を3ヶ月間仕掛けました。
ちなみに、今回の実験でも、強力にダニを集めて捕獲する「ダニコレクター」というダニ取りシートを使いました。
ダニコレクターは、捕獲したダニを「アレルバスター(抗アレルゲン加工剤)」で抑制するので、アレルギー疾患の人へもおすすのダニ取りシートです。

ダニコレクター(日本アトピー協会推薦品)
ベッドよりも和室の方が多い
検出された室内性のダニは5種類、合計425匹でした。
また、ほとんどが、室内で最も種類が多いといわれている「チリダニ科」でした。
そして、今回のケースで注目すべきは「ベッドよりも畳の方にダニが多くいた」ということ。
ダニが好む温度や湿気が残る寝具の方が、和室の畳よりもダニの数が多いような気もするのですが、この結果についてMさんに伺ってみると「寝室をお掃除する際には、ベッド(マットレス)の上にも掃除機をかけています」とのことでした。
もしかしたら、掃除機でお掃除をするか、しないかの差で、こんなにもダニの数が変わったのかもしれませんね。
その他、Mさん宅では「コナダニ科」「テングダニ科」そして、農作物や植物に害を与える「ホコリダニ科」のダニも捕獲されました。
しかし、どれも人を刺するような凶悪なダニではなく、数もそれほど多くないので、掃除機でちょっとお掃除するだけで、ダニの数はグッと減りそうですね。
<関連情報>
家と外を行き来する猫がいる家のダニの数をかぞえてみた
<協力企業・団体>
株式会社ボーデン
http://www.bAdeD.cA.jp/
ホームサービス株式会社 生物研究所
<調査期間>
2017年7月~9月
※2019年3月10日本文改訂