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部屋・廊下が劇的キレイ!フロアワックスの種類とポイント!

2014.05.07

建物内部をキレイに保つ「ワックス」

毎日たくさんの人が歩く床や廊下。次第に当初の輝きは薄れて室内全体がどんよりした雰囲気に……なんてことありませんか? こんなときに大活躍するのがフロアワックスです。床材に輝きを与えるのはもちろん、長期間にわたって汚れやキズから床材を守ってくれる強い味方です。

ただし、ひと口にワックスと言っても種類はさまざま。床の素材によって使い分ける必要があります。今回の「プロが教える職場・店舗の清掃方法とコツ」では、よく使われるワックスの種類・特徴と、ワックスがけのポイントをご紹介します!

ワックスの種類は大きく分けて3種類

木材の床やタイル、リノリウムや硬質ゴムといった化学床、コンクリート床など、床材にはさまざまなものがあります。それぞれ床の性質が異なるため、ワックスも使い分ける必要があります。ワックスはその主成分によって大きく3種類に分けられます。以下でご紹介しましょう。

樹脂ワックス

アクリル樹脂などの合成樹脂を水で乳化してつくられるワックス。現在では主流になっているワックスで、化学床やコンクリート床、テラゾー床(※)などに用いられます。透明感・光沢感にすぐれる硬質の塗膜を形成し、汚れやキズが付きにくく水にも強いのが特徴。また、塗布後のメンテンナンスも簡単に行えます。

※大理石や花こう岩といった石材の砕石をセメントと混ぜて固め、滑らかに磨いた素材。人造大理石とも呼ばれる

水性ワックス

天然・合成のロウを水で乳化してつくられるワックス。比較的簡単に塗布できるのが特徴です。化学床やコンクリート床に用いられますが、最近では使われることが少なくなりました。水性ワックスは1缶あたりのコストは安いものの、耐久性や防汚性などの性能面では樹脂ワックスにはおよびません。

油性ワックス

水性ワックスと同様、ロウを主成分としていますが、ケロシンやキシレンといった水溶性でない溶剤によって乳化したワックスです。おもに水分を嫌う木材などに用いられます。水を含まないため、ワックスを施しても、木の反り返りや床鳴りを起こしません。

ワックスがけを成功させるための最重要ポイント

ワックスの特徴が分かったところで、最後に実際のワックスがけで失敗しないためにもっとも大切なポイントをご紹介します。

ワックスがけの前は徹底的にお掃除を!

ワックスがけに大切なのは、なにより下準備。床に砂や塵、汚れが残ったままになっていると、コーティングが上手くいかず、ワックスの性能を十分に発揮できません。

「掃除機で砂や埃、塵を除去」
「水で薄めた洗剤で拭き掃除」
「最後に水拭き」

このような手順で入念に床をキレイにできたならば、ワックスがけの半分はもう成功したようなもの(おおげさ)。このひと手間が仕上がりの品質に直結すると心しておきましょう。

ワックスをかけて清々しい毎日を!

ワックスがけを行うとなると、ものを動かしたり上記のような掃除が必要だったりと、大がかりなものになりがち。また、ひとつの建物内でも床の種類はさまざまなため、それぞれに合わせてワックスを選ぶのも簡単ではないかもしれません。そんなときは、専門家に頼むのもひとつの手です。定期的なワックスがけで、見た目スッキリ、気持ちもスッキリ。仕事も勉強もはかどること間違いなしですよ!

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