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トイレ掃除を専門業者にアウトソーシングする前にお店でできること

2019.06.19

トイレ掃除のアウトソーシングについてお問い合わせいただく中で、私たちがプロの立場からお客様にアドバイスしていることがあります。

それは、

「トイレ掃除をご依頼いただく前に、お店やオフィスでできる清掃とできない清掃を整理してみること」

です。

改めて整理してみることで、自分たちで対応できる清掃があることが分かり、アウトソーシング費用をカットできたり、また反対に、自分たちでできると思っていたことが不十分で、専門的な清掃が必要だということが分かり、掃除の抜け漏れを防ぐことができます。

このページでは、トイレ掃除を業者に依頼する前に、お店やオフィスでできる清掃や対応が難しい清掃についてまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

トイレの床・壁の清掃

トイレの床は、トイレの中でも特に汚れやすく、汚れが目立つ場所になります。

汚れる原因は主に3つ。手洗い時に飛び散る水、外からの水や土砂、そして尿ハネです。

雨の時は特に床の泥汚れがひどくなりますが、そのことで頻繁にトイレの衛生状況をチェックする必要がでてくるため、店内スタッフの稼働にも影響を与える原因となってしまいます。

床の尿汚れは、男性トイレだけではなく女性トイレにもある問題です。女性トイレは便器内の尿の飛散だけと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、便器と便座の間から尿漏れして床が汚れるケースがあります。男性トイレでは、尿の飛沫が床だけではなく壁にも付着したりするので、壁のお掃除も欠かせません。

これらの汚れに対して、お店側でできる予防策、清掃は以下の通りです。

予防策・清掃方法 具体的な内容
トイレ専用マットを敷く 抗菌効果、防臭効果のあるマットを使用する。
専用洗剤を使用する 中性洗剤で掃除する。※トイレ洗剤には中性洗剤、酸性洗剤、塩素系洗剤の3種類があり、汚れの種類に応じて使う洗剤を変えます。普段の清掃は中性洗剤で問題ありません。
トイレの床専用のモップやブラシを使用する トイレの床質に合わせて、吸水性に優れたモップや、水分がよく切れて毛先がしっかりしたブラシを使用する。
抗菌雑巾や抗菌シートを使用する 壁の汚れに対して洗剤を使用した時のふき取りや、手軽にさっと汚れをふき取りたい時に使用する。

トイレマット一つあるだけでも、床の汚れ方は全く違います。特にトイレと床の接触部分は掃除がしにくく、雑菌が溜まりやすい場所になるので、マットは常備しておくとよいでしょう。除菌効果、防臭効果のあるマットを使うとさらに効果的です。

トイレの壁は側面だけではありません。目に見えない尿の飛沫が天井や換気扇に付着して、それらがニオイの原因になったりするので、合わせて掃除するようにしましょう。

便器の掃除

トイレ便器のお掃除は、大きく分けると便器の内側清掃と外側清掃があります。

トイレ便器の内側は、黄ばみ、尿石といった尿による汚れだけではありません。水あか、黒ずみなど、水やカビが原因となる汚れもあります。それらの汚れはガンコで非常にとりにくく、特に便器のフチ裏は掃除がしにくいため汚れを放置しがちになります。その結果、ニオイの発生源に・・・。
外側も内側ほどではありませんが、床が汚れる原因と同じように、男性の尿の飛沫や、便器と便座の間から漏れる尿によって汚れます。

ガンコな汚れほど専門業者に任せたいというところですが、お店側で対応する方法はあるのでしょうか。

予防策・清掃方法 具体的な内容
専用洗剤を使用する 黄ばみ、尿石、水あか、黒ずみなどのガンコな汚れには、酸性洗剤、塩素系洗剤を使用する。※塩素系洗剤は使い方に注意が必要です。
便器内専用のブラシやスポンジを使用する 目的や使用頻度に合わせて、ブラシタイプやスポンジタイプを使用する。それらの道具を保管してニオイを外部に出さないようにするためのケースも必要。
トイレに貼り付けるジェル状のスタンプクリーナーを使用する 除菌、消臭効果があり、ガンコな汚れをできにくくする。

使用する洗剤ですが、酸性洗剤を使えばほとんどの場合問題ありませんが、カビが原因となっている黒ずみは、塩素系洗剤を使うと効果的です。ただ、塩素系洗剤の場合は、塩素臭によって気分が悪くなることがあったり、掃除するものによっては変色したり傷がついたりすることがあるため、使用する際は注意する必要があります。
※塩素系漂白剤と酸性タイプの洗剤を混ぜると塩素ガスが発生します。液性を確認した上で使用しましょう。

便器タンク内や手洗い場の掃除

便器タンク内やタンク上の手洗い場は、他の場所と比べてあまり汚れることがないため安心してしまい、掃除をすることを怠ってしまいがちになります。

しかし、掃除をせずにずっと放置しておくと黒ずみができてしまい、掃除をしてもなかなか取れずに苦労するといったことが少なくありません。手洗い場でよく水が流れた跡がやや黒くなって残っているのを見かけることがありますね。あの黒ずみです。

黒ずみを放っておいても、タンクの詰まりの原因にはなりませんが、ニオイの原因になることがあるので、便器と同じように掃除を欠かさず行うようにしましょう。

黒ずみの掃除方法は、上で説明した通り、酸性洗剤や塩素系洗剤を使用しますが、塩素系洗剤は使用上特に注意が必要です。

というのも、便器タンクがプラスチックだったり、タンク内でゴムや金属が使われている場合は、それらが変色したり傷がついたりすることがあるからです。手洗い場は、便器と同素材のものが使われているケースもありますが、注意しないと洗剤がタンク内に流れてタンク内の部品に影響を与えてしまいます。そのため、塩素系のトイレ用洗剤では、タンク清掃を禁止しているものがほとんどです。

トイレの排水管掃除

トイレの排水管は、トイレのニオイの原因になっている場所の中で最も掃除がしにくい場所です。

水が流れにくくなったり詰まったりするのは、流してはいけないペーパーや食べ物、油などをトイレに流したことが原因となるケースがほとんどです。居酒屋では飲み会の時期になると、嘔吐による詰まりがよく起こったりします。

汚れとは違い、トイレの詰まりはその後のお客様の利用に影響するため、迅速に解決する必要があります。

解決方法は液体を使って詰まりを分解して取り除く方法と、道具を使って詰まっているものを取り除く方法があります。

予防策・清掃方法 具体的な内容
液体パイプクリーナー 液体によって詰まった原因となっているものを分解する。除菌や防臭効果もあり。
ポンプ式パイプクリーナー 詰まっているものを吸い込み引き上げたり、水圧を利用して詰まっているものを押し下げたりして詰まりを取り除く。
ワイヤー式パイプクリーナー トイレの排水管にワイヤーを送り込んで詰まっているものを取り除く。

液体パイプクリーナーや簡易なポンプ式パイプクリーナーは多くのお店で常備されていますが、ワイヤー式となるとほとんどありません。そのため、強固に詰まっている時は対応に手間がかかったり、結局専門業者を呼ぶことになるといったケースがほとんどです。

お店でできるトイレ掃除も多い

トイレの掃除には汚れの種類や場所によって、清掃にかかる時間や難易度が違ってきます。以上のことを以下の表にまとめてみました。

場所 清掃難易度 清掃頻度 主な汚れの種類 汚れの目立ち 清掃にかかる時間 主な使用洗剤
床・壁・天井 やや難しい 頻繁 水あか、黒ずみ、土砂、泥、黄ばみ、尿石 目立つ 時間がかかる 中性洗剤
換気扇 やや難しい 時々 黄ばみ、ホコリ 目立たない 時間がかかる 中性洗剤
便器内側 難しい 頻繁 水あか、黒ずみ、黄ばみ、尿石 目立つ 時間がかかる 酸性洗剤、塩素系洗剤
便器外側・ふた 簡単 頻繁 黄ばみ、尿石 目立つ あまり時間はかからない 酸性洗剤、塩素系洗剤
トイレタンク・
手洗い場 やや難しい 時々 水あか、黒ずみ 目立たない 時間がかかる 酸性洗剤
排水管 難しい 時々 水あか、黒ずみ、黄ばみ、尿石、汚物、食べ物、油 目立たない 時間がかかる 酸性洗剤、塩素系洗剤
化粧台・鏡 簡単 頻繁 水あか、黒ずみ 目立つ あまり時間はかからない 酸性洗剤、塩素系洗剤

時間と掃除道具、洗剤が確保できれば、ほとんどの掃除がお店で対応可能です。

以上のことを参考に、お店の稼働状況やスタッフの対応スキル、掃除コストを考えながら、お店で対応できる範囲、アウトソーシングで依頼する範囲を検討してみてください。

なかなか取れない汚れはサニクリーンにお任せください!

日常清掃だけの場合、落としきれない汚れが発生してしまうものです。サニクリーンのトイレクリーニングサービスは、汚れをスッキリ落とし、気持ちよくトイレを使用できるだけでなく、スタッフの皆様の日常清掃の負担軽減につながります。

サニクリーンのお掃除サービスは、特に飲食店のお客様に多くご利用いただいているのが特徴で、飲食店の豊富な清掃事例を持っています。もし清掃を依頼することに何らかの不安や不明点がある場合は、お問い合わせ窓口や無料見積もり窓口をご用意しているのでお気軽にご利用ください。

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