• ホーム
  • 家事のネタ帳
  • 生活に色を取り入れて家事や育児を楽しもう!(後編)<色でハッピーライフ その1>

家事のネタ帳

生活に色を取り入れて家事や育児を楽しもう!(後編)<色でハッピーライフ その1>

生活に色を取り入れて家事や育児を楽しもう!(後編)<色でハッピーライフ その1>

前編はこちらからお読みください

 

色のサンプルはどれくらい増やせばいい?

色サンプル

例えば同じ赤であっても、濃いはっきりとした明るい赤もあれば、黒みがかった暗い赤、はたまたピンクっぽい淡い赤もあったり、同じ赤色でも実に色は様々で、色が持つ意味合いも変わってきます。

このように色のサンプルには終わりがないといっても過言ではなく、日々の生活の中で色を意識して積極的に取り込むことが大切です。

とはいっても、自分の頭の中のサンプル数は足りているのか?不足しているのか?ちょっと気になりますよね。

自分のファッションをあらためて観察して、毎日同じ色の洋服を着ているなぁと気づいたり、自分の部屋を見渡してあまり色がないことに気づいたら、色のサンプル数が足りないのかもしれません。

白い部屋

お部屋に色はありますか?

そういった方は、特にサンプル数を増やす必要があります。でも増やすといってもそんなに難しいことではありません。

色が多く使われているファストファッションの店で洋服を眺めたりするだけでもサンプル数は増えていきます。できればそのときに、自分が欲しいなと思った洋服の色の“意味”も一緒に考えましょう。

そうすることで、色から話しかけられている内容が少しずつ理解できるようになってきます。するとトレーニグが楽しくなって効果は倍増します。自分のものばかりではなく、お子さんなど家族の洋服選びに積極的に参加してみるのもいいでしょう。

洋服を買う

洋服選びもトレーニングになる

また、ファストファッションのお店ではなくても、色がたくさんあるスーパーの野菜売り場や、カラフルな箱が並ぶお菓子売り場の棚、そして電車の中や道行く人を眺めて色を目に取りこむだけでも効果はあります。

野菜売場

色とりどりの野菜を見るだけでもトレーニングになる!

このようにたくさんの色に触れ、さらにはその意味もあわせて考えるようになると、無意識に色に対する興味が深まり、色から話しかけられるようになるのです。何でもそうですが、考えることって大切なんですよ。

さあ、色とのお付き合いをはじめよう!

インテリア

ぜひみなさんもいろんな色と“お付き合い”しみてください。とはいっても、いきなり部屋中にカラフルなインテリアをたくさん置いてみたり、カラフルなアクセサリーを身につけてみたり、色を無理に増やす必要はありません。かえって身近に色があふれると、その多さに疲れてしまうからです。

頭痛

いきなり色を増やすと疲れてしまう

まずは身近なところから徐々に色を足していくことからはじめましょう。はじめに、自分にとって心地良い“プラス色”は何かを探していきます。

先ほどもお話ししましたが、色が持つ意味の基本は本でも学ぶことができます。しかし自分にあった色は、実際に試してみないとわかりません。

それは、同じ色でもいろんな色があって(先ほどの赤色の例)、それぞれ色が持つ意味は異なり、自分に与える影響も違ってくるからです。人の気持ちも常に一定ではありませんからね。

大切なのは実際に試すこと。自分にとってベストな色を探し出すために、生活の中に少しずつ色を足して自問自答してみましょう。

またそのとき洋服であればコートやジャケット、部屋であればソファやカーテンなど高価なものではなく、お手頃価格のインテリアや小物などを購入して試してみると、“違う!この色じゃない!”ってなったときのダメージが少ないのでおすすめです。

ソファ

いきなり高価なインテリアを買うのはリスクが大きい

身につけるものならキーケースやアクセサリー、家ならランチョンマットやマグカップ、スリッパなどで試すといいと思います。色を少しずつ足していき、自分にとって心地よい色はどれか探してみましょう。

キーホルダー

少しずつ色を足していきましょう

これをくり返していくと、自分が知らなかった自分に気づくことができます。色が自分に与えている影響について感じ取れるようになると、自分に足りないパワーを楽しみながら色で補っていくようになります。

その日の気分でランチョンマットの色を変えたり、一輪刺しの色を変えたり、視野が広がってキラキラした楽しい毎日が過ごせるようになります。

例えば、「昨日までのタフな仕事を忘れて、今日はのんびりと家で過ごしたいよ~」なんていうお休みの日の朝食には、リラックス効果を求めて、緑のランチョンマットを敷くといいかもしれません。

緑のランチョンマット

のんびりと過ごしたい朝は緑のランチョンマットがおすすめ

「今日は息子の運動会!気合を入れて応援するぞ!」なんて自分の気持ちを高めたいときは、元気や情熱を暗示する赤いTシャツを着ていくといいかもしれません。

赤いシャツ

子どもの運動会には燃える赤を着ていこう

逆に「今日の会議ではクールにオリエンをしなければならない。冷静にいかなければ」なんていうときは、冷静を暗示する青いネクタイでキメるのもいいかもしれません。

ネクタイをするビジネスマン

大事なプレゼンは青いネクタイで決める!

「なんだか気分が沈みがちだな~」なんてときに、部屋の壁の色が“ベージュ一色”で殺風景だと感じたら、暖かみのある夕日(オレンジ)をモチーフとしたポストカードを何枚か飾り、ほっこりとした気分になるのもいいかもしれません。

こんな風に色とお付き合いをすると、どんどん楽しくなってきませんか?

朝と夜のマグカップの色を変えると・・・

赤いマグカップ

私が普段している色との楽しいお付き合いをひとつご紹介しますと、“朝と夜のマグカップの色を使い分けている”というものがあります。

朝は赤色のマグカップを使います。赤色には体温を上げる効果があるので、低血圧の私がパキッと目を覚ますにはピッタリの色なんです。逆に夜、特に寝る前にはリラックス効果の高い青色のマグカップを利用しています。

赤と青のマグカップ

朝は体温を上げる赤、夜はリラックス効果の青

機能性とか大きさとかコストとか、私たちがモノを選んだり、はたまた企業がモノをつくったり、その優先順位や重要度の基準は様々あれど、いままで“色”はあまり重要視されていなかったと思います。

でも、色のことを知れば知るほど、色に話しかけられれば話しかけられるほど、色って大切だし素敵だなぁと感じてきます。そして楽しくなってきます。そうすると、どんどん幸せになっていきます。

ぜひこれからは色に注目して、体が、心が変わっていくのを体験してみてください。

 

次回は「家族が幸せになるお部屋の色とは」についてお話します。

 

<今回お話を伺った人>

プロフィール写真

色のひと®・カラーキュレータ® 七江 亜紀(ななえ あき)

株式会社ナナラボ代表取締役。企業やビジネスパーソンを対象とし、ファッション、食、インテリア等ライフスタイル全般のカラーコンサルティング、ブランディングをおう。色を視覚だけに頼らず五感すべてを通してイメージできるように、さまざまなものの価値向上を図る。また多くのメディアにて監修、大学や講習会でも講師業を行う。本も多数出版。

\ この記事を友だちにシェアする /

生活に色を取り入れて家事や育児を楽しもう!(後編)<色でハッピーライフ その1>

生活に色を取り入れて家事や育児を楽しもう!(後編)<色でハッピーライフ その1...

この記事の監修者

しょうこ

しょうこ

1児のママ。掃除が大好きで汚れているとどうしてもいまキレイにしたくなってしまう性格。自己流お掃除もたくさん試すアクティブ派!

この家事のカテゴリー

この家事に関連するタグ

あわせて読みたい