春は千客万来!新規顧客を呼びこむ掃除のコツ!<後編>
2014.04.11

「新規顧客」を「常連」にするために
春といえば出会いの季節――それは飲食店でも同じこと。「オフィスが化ける、エントランス・床などの清掃方法とコツ」第3回は、新しいお客様をたくさん呼びこむためのお掃除のポイント「新規顧客を呼びこむ掃除のコツ!<後編>」をお届けします。
適切な清掃でまた来たくなる店舗に!
飲食店では、「味はいいのに、清潔感がない」なんてことになり、再来店の足が遠のくケースが少なくないようです。
飲食店は清潔感が命。できるだけ細かいところまで配慮したいところです。とはいえ、長い間お店を経営していると、どうしても「お店の人目線」になりがち。サービスももちろんそうですが、お店のクレンリネス(清潔さ)の面においても「お客様目線」が大切です。今回はお客様の視点に立って、「また来たくなるお店」にするための清掃のポイントをピックアップしてご紹介していきます。
再来店したくさせる3つの清掃ポイント!
飲食店で清潔感を重視しなければいけない筆頭はもちろん厨房ですが、意外にもお客様は「厨房のキレイさ」を再来店の決め手とはしていません。厨房が清潔であることは飲食店の大前提であり、厨房を清潔に保つことは最低限のレベルだからです。
では、お客様が見ている場所はどこなのでしょうか? 清潔さの観点から、お客様を再来店したくさせるポイントとして、3つご紹介しましょう。
ポイント1.エントランス
エントランスはお客様をお迎えする場所であり、お店の印象を最初に与える場所でもあります。ガラスドアの店舗であれば、前回紹介した掃除法を活用していただくことで印象を大幅にアップできます。
また、エントランスの印象を左右するのが「エントランスマット」です。お客様に気持ちよく入店していただくためにも常に清潔にしていたいですね。
清潔感を保つには、1~2週間に一度は洗浄したいところです。キレイにかつ快適なマットを保つための清掃のコツは、水で濡らす前にマットの目地に入り込んだ砂や小石などをしっかりはたき落とすこと。こうすることで乾くスピードも速くなりますし、乾いたあとのふっくらした感触も変わってきます。
エントランスマットに関しては、レンタルするのも手軽でおすすめ。業者が定期的に交換してくれるので、お手入れいらずでキレイなマットを維持できます。
ポイント2.テーブルまわり
お客様が実際に飲食するテーブルまわりは、お客様が清潔・不潔の判断を下す基準になり得る箇所。こまめにお手入れをする必要があります。とくに油脂は水拭きだけではしっかり拭き取れないこともありますので、閉店後または開店前には必ず専用の洗剤を使って拭くようにしましょう。
また、見逃しがちなのがテーブルの裏。テーブルの裏側はお子様が汚れた手で触ることも多いため、忘れずに掃除をして清潔さを保つようにしましょう。
ポイント3.メニュー表
テーブルをキレイにしたからといって安心していませんか? 実は、清掃するポイントとして盲点となることが多いのがメニュー表です。メニュー表は、お客様が注文する際に必ず手に取るもの。触ったときにベタベタしていたりヌルヌルしていたりしたら、不快な思いをさせてしまうでしょう。お店自体はキレイなのに、メニュー表が汚いだけでお店全体の印象が悪くなってしまうこともあり得るのです。温めたおしぼりで拭いたり、カバーを替えたりして定期的にケアを行いましょう。
細部の清掃がお客様の満足度を高める!
今回ご紹介した箇所はどれも細かなポイント。しかし、これらを押さえるだけでお店へのお客様の印象は大きく変わってきます。少しでも満足していただき、次の来店につなげられるよう、小さな配慮も欠かさないようにしましょう。