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<汚れとお掃除の百科事典>掃除用具“金属たわし”

2016.01.19

ステンレスたわしの写真

ガンコな汚れは金属たわしでらくらく洗浄!

鍋の底にこびり付いたガンコな焦げ付き・・・
そんな困った汚れを落としたいときに活躍するのが“金属たわし”です。スポンジなどで落としきれなかったものも簡単にキレイにできるため、厨房の必需品と言えるでしょう。今回の「汚れとお掃除の百科事典」では、そんな金属たわしの主な用途や種類、使用上の注意点についてご紹介します。

金属たわしの主な用途

金属たわしとは、鉄やステンレス、真鍮などを細長い線に加工し、それを丸めたものです。対象物の表面に付いた汚れなどを“削る”ことで落とす仕組みになっており、主に金属製品のコゲやサビを落とすために使われています。非常に洗浄力が高いので、ガンコなこびり付きなどにも使用できます。
なお食品工場においては、金属たわしの破片が食品へ混入するという事例が多発したため、現在ではほぼ使われなくなりました。ただし、一般的な飲食店においては手軽にガンコな汚れを落とせるということで、広く使われています。

金属たわしの種類について

金属たわしには重さや使われているステンレスによって種類が異なります。以下でそれぞれの違いをご紹介します。

重さ・線の種類

金属たわしは用途によって重さ(大きさ)が分けられています。小物や特殊用途にはもっとも小型の10~20gが用いられます。その後、家庭用の30~50g、業務用の50~100gが続きます。なお、一般的な金属線の太さは0.16mmですが、ものにより0.13mm~0.18mmの幅があります。

ステンレスの種類

金属たわしに利用されるステンレスは、大きく「18-8ステンレス」と「18-0ステンレス」に分けられます。

<18-8ステンレス>
クロム18%、ニッケル8%が含まれたステンレスです。クロムやニッケルが多く含まれているので、高級ステンレスとも言われます。たわしとしては伸びが少なく、柔軟性があるのが特徴です。

<18-0ステンレス>
18-8ステンレスに比べて、ニッケルが含まれていないステンレスです。安価な金属たわしに使われることが多く、伸びやすく折れやすいという特徴があるため、破片の混入に注意が必要です。

なお、この他にも丹銅線(同80%、亜鉛20%などの配合)で作られた金色の金属たわしもあります。見た目は違いますが、ステンレスのたわしと用途は同じです。

金属たわしを使用する際の注意点

前述したとおり、金属たわしには抜群の洗浄力がある反面、対象物に傷を付けやすいというデメリットもあります。そのため、傷が付きやすいものや、傷が付くと困るものには使わないように注意しましょう。手に傷が付いてしまうこともあるので、慎重な取り扱いが必要です。
また、金属片が対象物に残る可能性もゼロではありませんので、使用後は十分に洗い流すようにしましょう。使用後はよく洗って水を切り、保管は火のそばや高温になる場所以外にします。最終的に処分をする場合は、各自治体の区分に従い分別をしましょう。

洗浄力抜群の金属たわしでガンコな汚れを一掃!

普通のスポンジではなかなか取れないガンコなこびり付きやコゲ、サビも、金属たわしを使えばあっという間に落とすことができます。用途に合わせて重さや素材を選び、使用上の注意に従って適切に使いましょう。

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