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<汚れとお掃除の百科事典>飲食店の要注意ポイント“グリドル”

2015.09.29

グリドルの油汚れや焦げ・こびり付きをしっかり清掃

飲食店の厨房の主役とも言えるグリドルは、肉や野菜などを焼く設備のため、油や焦げカスなどの汚れがつきものです。こうした汚れを放置しておくと酸化が進み、取れにくい頑固な汚れに変化してしまいます。また、焦げカスが別の料理に混入してしまうと、クレーム発生の原因になることもあるでしょう。こうした事態を防ぐには、毎日のお手入れでグリドルの汚れを取り除く必要があります。今回はそんな、グリドルの清掃についてご紹介します。

グリドルを清掃する手順

グリドルは、食べ物の焦げ付きなどが発生しやすく、掃除のしにくい設備のひとつ。正しい清掃方法で効率的にキレイにしていきましょう。

手順1.グリドルの温度を下げる

まずはグリドルの火が止まっていることを確認し、まだ熱い場合は90℃以下の温度になるまで時間を置きましょう。

手順2.焦げやこびり付きの除去

スクレイパーを使い、大きな焦げやこびり付きを落としていきます。

手順3.グリドルの表面のこすり洗い

鉄板へグリドル専用クリーナーを注ぎ、研磨粒子入りの不織布ナイロンたわしを使用して鉄板の表面や壁面をこすり洗いします。ナイロンたわしは90℃以下で使用する必要がありますので、手順1の段階でしっかり温度が下がっていることを確認しておきましょう。

手順4.グリドルの表面の清掃

焦げカスや洗剤を、スクレイパーを使って取り除いていきます。この際、水をかけてすすぎ洗いをしながら行いましょう。焦げがなかなか取れない場合は、焦げ落とし専用の洗剤を使用するとよいでしょう。

手順5.から拭きと油引き

焦げカスや洗剤などがキレイに取り除けたら、布で水分をしっかり拭き取りましょう。最後に油を薄く塗って完了です。また、周辺にとびちった油を見逃していないかなどのチェックも忘れずに行いましょう。

【清掃時の注意点】
手順の中でも触れていますが、ここで注意点についておさらいしておきましょう。まずは大きな焦げ付きやこびり付きについては、はじめの段階でスクレイパーを使い取り除いておくこと。そのままの状態で清掃を進めると、後々面倒になるので必ず最初の段階で行いましょう。
次に研磨粒子入りの不織布ナイロンたわしを使用することです。頑固な汚れなどに効果的なので、お手入れがはかどります。また、グリドル専用のクリーナーを使うのも大きなポイントです。
また、グリドルの周りの油ハネや油汚れは見逃しがちな箇所ですので、清掃後にでも一度チェックしておきましょう。積もり積もると頑固で面倒な大きな汚れとなってしまいますので、こまめに拭き取るよう心がけましょう。

清潔なグリドルで美味しく安全な料理を

グリドルの汚れは料理への焦げカスの混入リスクを高めるばかりか、汚れの蓄積によって細菌繁殖の温床となる可能性もあります。いつでもお客様に美味しくて安全な料理を提供するため、そして笑顔でお店を後にしていただくためにも、正しいグリドル清掃を徹底するようにしましょう。

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