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<汚れとお掃除の百科事典>飲食店の要注意ポイント“床”

2015.09.19

飲食店の床写真

清潔で安全な飲食店の“床”は毎日の清掃が肝

お客様はもちろん、スタッフなども行き交うことが多い飲食店の床には、食べ物を含むさまざまな汚れが蓄積されている可能性があります。これは厨房はもちろん、ホールであっても同様です。そのまま放置すると、不衛生なばかりか、ヌメリによって転倒事故などが起こる可能性もあるため大変危険です。今回の「汚れとお掃除の百科事典」では、飲食店における重要お掃除ポイントである“床”について解説していきます。

想像以上に汚い飲食店の“床”

飲食店の床には、食べ物の細かなカスや調味料、油、土やホコリといった数多くの汚れが付着しています。食べ物の汚れは悪臭の発生につながったり、害虫を寄せ付ける原因になったりするほか、カビや細菌の温床となって衛生面に悪影響を与える可能性もあります。さらに、土やホコリは美観を崩し不潔感にもつながってしまうため、毎日しっかりと掃除を行うことが大切です。

普段からできる床洗浄の手順

それでは、日常的にできる床洗浄のやり方についてご紹介しましょう。

<手順1>
床に落ちているゴミを、ホウキでくまなく掃き取りましょう。

<手順2>
強力油汚れ用洗剤を床にまき、そのうえからデッキブラシでこすります。汚れがひどい部分には直接強力油汚れ用洗剤をスプレーしましょう。

<手順3>
流水ですすいだ後、スクイジーでしっかり水気を切りましょう。

<手順4>
ゴム手袋やマスク、メガネを着用し、換気を行いましょう。

<手順5>
カビが発生している部分に漂白洗浄剤を噴射し、数分置いておきます。しつこいカビの場合には30分程度置くようにしましょう。

<手順6>
流水でしっかりすすぎます。

【床清掃の注意点!】
①水たまりやヌメリは転倒といったトラブルの元です。清掃を行う際には水たまりをなくし、しっかり汚れを落とすようにしましょう。
②カビが汚れに覆われていると、カビ取り剤の効果が薄まります。そのため、上記でご紹介した「床洗浄の手順」を守るようにしましょう。
③床が塗れたままだとカビ取り剤が薄まってしまいます。必ず水気を切る、もしくは乾燥した状態で使用するようにしましょう。

厨房の床で気をつけたいポイント

厨房の床は知らず知らずのうちに変化していくもの。また、気づきにくい部分にこそ汚れが溜まっているものです。以下では、厨房の床で気をつけておきたいポイントをピックアップしました。しっかりチェックしておきましょう。

【厨房床の注意点!】
①厨房がコンクリート床の場合、経年によって凹みができていることがあります。すると水たまりができやすくなり、カビの発生の原因となります。
適度な勾配をつけ、水はけのよい環境を整えましょう。
②排水目的のグレーチングを床に設置している場合は、定期的に溝を清掃するよう心がけましょう。
③木製スノコが敷かれている厨房の場合には、とくにスノコの裏側をこまめに清掃しましょう。また、ゴム製のマットの場合は、交換時期について普段からチェックしておきましょう。

ヌメリのない安全で清潔な床に

清潔感のあるお店は、雰囲気だけでなく料理の味やお客様が抱くお店の印象にも好影響を与えてくれます。逆に、どんなに料理が美味しくても、汚れた床ではその味もお店の魅力も半減してしまうでしょう。床のヌメリを取ることは転倒防止にもつながります。お客様はもちろん、従業員にも気持ちのよい厨房・ホールを目指して、毎日の清掃を行いましょう。

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