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<汚れとお掃除の百科事典>オフィス編“皮脂”

2015.08.16

見た目にも不快な皮脂汚れ

毎日多くの人が行き来するオフィスでは、さまざまな汚れが発生し、堆積していきます。なかでも、パソコンのキーボードや電話機、プリンターやコピー機、タッチパネルなど、人の手が直接触れる場所に付着する「皮脂汚れ」は、見た目だけでなく使うときにも何だかイヤな気分になるものです。今回の「汚れとお掃除の百科事典」では、さまざまな場所に付着する皮脂汚れについてご紹介します。

皮脂汚れとは?

皮脂汚れの原因は、その名のとおり人間の体から分泌される「皮脂」。皮脂は水分と混ざり合って皮膚に膜を作り、外的刺激から肌を保護しているため、常に体の表面に存在しています。そのため、触れたものに付着してしまうのはある程度仕方がないということなのです。気がついたときにこまめに掃除をして、汚れが溜まるのを防ぐようにしましょう。

皮脂汚れに抜群の効果!エタノール

皮脂汚れに大きな効果を発揮するのがエタノールです。エタノールには油分を溶かす作用があるため、サッとひと拭きするだけで大抵の皮脂汚れを除去することできます。揮発性が高いため、拭きっぱなしでOKです。
消毒・殺菌効果も期待するなら、アルコールの含有量が70~80%程度の「消毒用アルコール」を使うのがオススメ。100%に近い「無水エタノール」は逆に殺菌効果がほとんどないと言われています。エタノールはドラッグストアなどで低価格で購入でき、しかも応用範囲が広いので、オフィスに1本常備しておくとよいでしょう。では、以下ではエタノールが活躍するオフィスシーンをご紹介します。

目につく皮脂汚れをひと拭き!

パソコンのキーボードやマウス、OA機器のスイッチなど、頻繁に手が触れるところは効果テキメン。もちろん、PCディスプレイやタブレット端末やスマートフォンの画面の清掃にも向いています。文字が印刷されているものは、薄くなってしまうことがあるので注意しましょう。
その他、オフィスの設備類であれば、照明類のスイッチやドアノブ、什器、冷蔵庫の取っ手などは掃除したいポイント。一見汚れていないようでも、エタノールで拭き取るとほど真っ黒になります。ぜひ一度試してみてください。

皮脂汚れ以外にもエタノール

エタノールが有効なのは皮脂汚れだけではありません。が、機器の裏で積み重なってホコリまみれになっているパソコンや周辺機器のケーブル、コネクタ部分の汚れの除去にもエタノールは大活躍します。とくに、電気系の掃除には、「無水エタノール」が有効。水をほとんど含まず、すぐに揮発するため、機械を傷めません。ただし、高い引火性があるため火気は厳禁です。取り扱いには十分注意しましょう。

毎日の掃除で皮脂汚れを撃退しよう

オフィスのさまざまなシーンで皮脂汚れを撃退してくれる活躍するエタノールは、すぐ手の届くところに置いておきたいアイテムです。オススメの使い方は、スプレーボトルに入れてティッシュペーパーなどと一緒にいつでも使える場所に置いておくこと。こうすることで、汚れに気がついたらすぐに掃除できて便利です。
また、エタノールを含ませた脱脂綿を密閉容器に入れておき、電話機やパソコンのキーボードの皮脂汚れを拭き取れるように工夫するのもアリ。毎日の小さな清掃で、イヤな皮脂汚れを撃退し、清潔なオフィス環境を維持しましょう。

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