サニクリーン

<汚れとお掃除の百科事典>オフィス編“ホコリ”

2015.08.12

知らぬ間に堆積するホコリ――その正体とは?

毎朝オフィスに出勤すると、昨日も拭いたはずなのにデスクの上にうっすらと積もるホコリ。棚の上や什器のすき間なども、いつの間にか溜まっていて、一体どこからきているのかと不思議に思っている方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回「汚れとお掃除の百科事典」で取り上げるのは「ホコリ」について。いくら掃除しても決してなくなることのないこのホコリの正体、そして効果的な清掃法についてご紹介します。

ホコリの成分とは

ホコリは職場だけに限らず私たちの生活に密接に関係しているもの。ですが、その正体については意外と知らない方が多いのではないでしょうか。
ホコリの成分の約6割は、衣類やベッド、ソファ類などから出る繊維クズ。その他、食べ物のカスやペットの毛、外部から持ち込んだ砂ボコリや花粉、さらに、排気ガスの粒子やカビの胞子、ダニの死骸などが含まれることもあります。実際、ホコリを顕微鏡で見てみると、灰色ではなくさまざまな色が混じっているのがわかります。ホコリは、いろいろな物質の集合体なのです。

ホコリの種類

みなさんはホコリにも2つの種類があることをご存知でしょうか。実は、ホコリはその状態によって分類することができます。

堆積するホコリ

多くの方が連想するであろう、ワタのような状態になったホコリは、「堆積するホコリ」。その名のとおり、床やデスク・その他の家具の上、すき間などに溜まるホコリです。空中を浮遊していたホコリが落下したり、くっつきあったりした状態です。

浮遊するホコリ

粒子が細かく、落下に時間がかかる、もしくは落ちてこないホコリが「浮遊するホコリ」です。想像はつきづらいかもしれませんが、大きさで言うと1㎛(0.001mm)以下のものは落下しづらく、0.5㎛になるとほとんど落ちてきません。非常に小さいため、通常の呼吸でも体内に取り込むことがあります。

ホコリ掃除にはモップが効果的

掃除や人の動きによって舞い上がったホコリは、時間をかけてゆっくり落ちてきます。つまり、オフィスであれば、基本的に無人になる夜間にホコリが溜まりやすい時間帯になります。朝出勤した際にホコリっぽいと感じるのはこのためです。
逆を言えば、掃除は朝一番にするのが効果的ということでもあります。掃除機は、排気がホコリを舞い上がらせる原因になるため、ホコリの除去が主目的なのであればモップを使うのがよいでしょう。雑巾がけをするのであれば、上から下へ行うのがポイントです。水を固く絞った雑巾での水拭きか、マイクロファイバー性のものがホコリをしっかりとらえられるのでオススメです。

ホコリを除去して健全な環境を

浮遊するホコリに大きな効果を発揮するのが空気清浄機です。最近は花粉やダニも吸着してくれるので、アレルギーを持っている方が多い職場にはぴったりです。効果を持続させるには、フィルターをこまめに清掃・交換するのがポイントです。
ホコリはときに、そこで働く従業員の健康にも影響をおよぼしかねない厄介もの。日々、ホコリの除去を心がけて、オフィス環境の維持に努めましょう。

おすすめ記事

関連情報

マスコット トップへ