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<汚れとお掃除の百科事典>トイレ編“黄ばみ”

2015.08.18

トイレのイヤな汚れ「黄ばみ」をなんとかしたい

トイレをキレイに保つことは、美観の問題はもちろんのこと、トイレを使う人の気分にも影響を与えます。また、どんなに現代的でオシャレなオフィスや飲食店で、どんなにフロアや厨房がキレイにお手入れが行き届いていても、トイレが汚れていてはすべて台無しです。
そんなトイレの代表的な汚れといえば、やはり「黄ばみ」です。「汚れとお掃除の百科事典」、今回はトイレの黄ばみ汚れについてご紹介します。

やっかいな「黄ばみ」の正体とは?

尿に含まれるカルシウムイオンが、濃縮したり炭酸との反応を起こしたりすることでカルシウム化合物となり、便器や配管の内部に付着・沈殿します。これが「尿石」と呼ばれるもので、トイレの黄ばみ汚れを作る最大の原因です。放っておくと硬くなってこびりつき、落とすのが困難になるだけでなく、雑菌によって分解されるたびに少しずつアンモニアなどのガスを放出するため、トイレのイヤなニオイのもとにもなるのです。

ついてしまった黄ばみ汚れを落とすには?

では、こびりついてしまった黄ばみ汚れを落とすにはどうすればよいのでしょうか。以下でトイレの黄ばみ対処法をご紹介しましょう。

酸性洗剤で中和させて落とす

尿石の成分はアルカリ性なので、酸性洗剤が有効です。洗剤がたまった水に溶け出さないように、紙コップなどを使って便器内の水位を下げておき、トイレットペーパーで黄ばみを覆った上から洗剤をかけましょう。このとき、スプレー式を使うとまんべんなく吹きかけることができるので便利です。
汚れの程度に合わせて30分~1時間ほど置いたら水で洗い流し、その後拭き取ればお掃除完了。エコ洗剤として注目されているクエン酸、酢やレモン汁でも同様の効果が期待できます。塩酸を使うやり方もありますが、こちらは「劇物」にも指定されており、素人が扱うには危険なため避けたほうがよいでしょう。

頑固な汚れを削り落す

酸性洗剤では落ちない、固まってしまった黄ばみ汚れの場合は、削り取ってしまうという手があります。ノミ状の「ケレン棒」という道具(ホームセンターや通販で入手可能)で削り、ある程度平らになったところで、今度は耐水性のサンドペーパーを使い表面をならしていきます。このとき、便器にキズをつけないよう注意を払いながら作業しましょう。また、比較的小さな汚れであれば、サンドペーパーの目の細かいものもオススメです。

黄ばみを除去してキレイなトイレに

一度付着したらなかなか落ちない黄ばみ汚れも、対処法さえ知っていれば落とすことは十分可能です。「こすっても落ちない」とあきらめていた方も、ぜひこれらの方法を試してみましょう。最近では専用の洗剤もありますので、ホームセンターなどで相談してみるのもいいかもしれません。もちろん、毎日の適切なお掃除で、黄ばみ汚れを作らないことが第一だということも忘れずに!

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