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<汚れとお掃除の百科事典>トイレ編“黒ずみ”

2015.08.20

不快感を与えるトイレの黒ずみ

トイレの汚れのなかでも黄ばみ汚れに並んで頻発しやすい汚れが、「黒ずみ」汚れです。とくに便器の水たまり部分にできるものは、「黒ずみリング」「おさぼりリング」などと呼ばれていることでもおなじみでしょう。「汚れとお掃除の百科事典」トイレ編第2回は、この頑固な黒ずみの正体や対処法についてご紹介します。オフィスや飲食店のトイレの清掃時に、ぜひご活用ください。

トイレの黒ずみができるワケ&対処法

トイレの水たまり付近にできるイヤな黒ずみ汚れ――この正体は、実はカビなどの微生物やホコリが固着し、雑菌が繁殖したもの。さらに水道水に含まれるケイ酸などの蓄積による「水アカ」汚れと一緒になることでさらに頑固な汚れに変化していきます。また、水道水の鉄分が多い場合、水アカにたまった鉄分が酸化して黒くなることもあります。

黒ずみは落とせる?

黒ずみ汚れはできてから間もないうちであれば、通常の清掃でも落とせますが、時間が経ってしまうと簡単にはいかなくなります。しかし、オフィスや店舗、公共施設など、人の多い場所では落ちにくいからといってそうもいかないでしょう。ここは適切な対処で、イヤな黒ずみをしっかり除去しておきたいところです。以下の方法を試してみましょう。

塩素系洗剤で除去

黄ばみ汚れ同様の方法が黒ずみ汚れにも有効です。紙コップなどを使って便器内の水を汲み出して水位を下げたら、トイレットペーパーを汚れに貼り、塩素系の洗剤をかけます。そして、しばらく時間を置いてからブラシでこすり洗いします。また最近では、黒ずみの除去専用の塩素系発泡剤も発売されているので、試してみるといいかもしれません。

研磨剤で除去

鉄分による黒ずみなど、塩素系洗剤で落ちない場合は、研磨剤を使って丹念にこすり落としをするとよいでしょう。水に浸かっている部分は研磨剤の効果が得られにくいので、この場合も便器内の水位を下げてから作業を行いましょう。

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