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<汚れとお掃除の百科事典>トイレ編“ピンク汚れ”

2015.08.23

水回りに発生しやすいピンクのヌルヌル・正体は?

トイレの便器に付着する汚れは、黄ばみ汚れ黒ずみ汚れが代表的なものとして挙げられますが、それらばかりではありません。今回の「汚れとお掃除の百科事典」が取り上げるのは、トイレのピンク汚れ。筋状についていたりするピンク汚れの正体やお掃除のコツなどをご紹介します。

ピンク汚れの正体とは?

便器に発生するピンク汚れ。実は浴室や洗面台など、水回りに発生するものと同じものです。その正体は、バクテリア。メチロバクテリウムという、空気中に普通に存在するバクテリアの一種が便器などの付着し、皮脂や排せつ物などの汚れを栄養として、温度や水質といった一定の条件を満たしたときに繁殖していきます。
トイレでよく発生する場所は便器内や手洗い部分。ピンク色はバクテリアそのものの色で、それが集まることで、赤やオレンジにも見えることがあります。

ピンク汚れを落とすには?

バクテリアによるピンク汚れは、中性洗剤を使うと比較的簡単に落とすことができます。汚れのある箇所に洗剤をスプレーして、トイレブラシでこすりましょう。さらに、ピンク汚れの再発を防ぐには漂白剤を使うのが効果的です。トイレ用洗剤との相性や換気に注意しながら、使ってみるとよいでしょう。
ピンク汚れもほかの汚れと同じように、放っておくとこびりついて落としにくくなるため、こまめな掃除を心がけることも重要です。「週に一度徹底的に行う」よりも、2日に一回、気になったところを「ちょこっと掃除」する方が環境維持にはよいでしょう。

ピンク汚れは「すぐに除去」がポイント

ピンク汚れは、トイレよりも湿っていることの多い浴室や洗面所でも多発します。浴室のピンク汚れは、バクテリアではなく「ロドトルラ」という酵母菌の一種。細胞膜が特殊な構造をしているので、乾燥や洗剤に強く、繁殖力も旺盛です。
これを防ぐには、掃除に加えてエタノールによる消毒・殺菌が有効。サッとスプレーするだけでも効果が期待できます。もちろん、トイレにもエタノールの消毒・殺菌は応用できますので、ぜひ備えておきたいところです。
繰り返しになりますが、ピンク汚れを撃退するには掃除を怠らないこと。見つけたらすぐに磨いて、洗い流してしまいましょう。

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