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感染防止が最重要!病院清掃の3つのポイント!

2014.10.08

安全のための清掃を!

数ある施設の中で、もっとも「清潔さ」が重視される場所といえば、病院ではないでしょうか。病院は大勢の患者様やお見舞いに来るご親族・ご友人の方がいらっしゃいます。それだけに気をつけたいのが「院内感染」。見た目のきれいさだけでなく、本当の意味での「清潔さ」が求められる場所が病院なのです。今回の「プロが教える職場・店舗の清掃方法とコツ」では、病院での清掃でとくに気をつけるべき3つのポイントについてご紹介しましょう。

“目に見えない部分”をきれいに!

ご家庭やオフィス、飲食店などの清掃においても「見えない部分まできれいに」というフレーズはよく聞かれます。ただし、これは一般的に「普段目につかない箇所」という意味。病院におけるその言葉には別の意味があります。それは、細かな塵埃や細菌など、目を凝らしても見えないもののこと。そこまでしっかりと考えた清掃が、病院では求められます。

ポイント1. 「ゾーニング」で清掃レベルを管理

ひと口に病院と言っても、その中には待合室、診療室、手術室、病室など、役割に合わせた様々な部屋や設備があります。場所によって注意を払うレベルが異なってくるため、その段階ごとに区域を分ける必要があります。これを「ゾーニング」といいます。例えば、「バイオクリーン手術室」や「易感染患者(※)用病室」など、高レベルの清潔さが求められる場所は「高度清潔区域」とし、「細菌検査室」「病理検査室」など感染の発生源になり得る場所は「汚染管理区域」とするなどして、病院全体の清潔さを保つ必要があります。
(※)細菌などに感染しやすい患者

ポイント2. 「カラーリング」で感染を防止

ゾーニングで清掃区域を分けることは大切ですが、それは手段であり、「目的」ではありません。目指すべきは感染防止。そのために、ぜひ行いたいのが「カラーリング」です。これは、ゾーニングで区切った箇所ごとに使う清掃用具を色分けすること。同じ用具を別の区域で使えば、感染のリスクが高まりますから、こうして道具を色分けして細菌を“隔離”することで感染を防ぐことができるのです。

ポイント3.定期的な全面消毒

手術室では、毎日の術間清掃のほか、年間3~6回程度の全面消毒を行うことも重要です。全面消毒では、床のほか、天井や壁、什器などの設備の滅菌処理を行います。また、高度清潔区域では、塵埃や細菌の測定なども行って清潔さの確保に努める必要があるでしょう。

清潔感をアップさせて“集患力”も向上!

病院は清潔感が大切――これは、病院のイメージにおいても同じことが言えます。院内感染の予防は最重要ですが、それだけに注力しているのでは不十分。見た目の清潔性も病院の利用者にとっては大切な事項だからです。ぜひ、清潔な院内を目指して、来院する人たちに気持ちよく利用していただける病院を目指しましょう。

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